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行動心理学 その27 ゲインロス効果 

こんにちはこんばんは yumenohi です。

27回目。ゲインロス効果について調べてみます。
初めて聞く名前です、知りませんでした。
では早速。

ゲインロス効果

ゲインとはポジティブな「得る」、ロスはネガティブな「失う」。
プラスからマイナス、マイナスからプラスのように徐々に変化すると
変化の度合いによって結果に大きい影響を与える。
この心理現象をゲインロス効果という。

どうも難しい話は苦手です。しかし調べていくうちになるほど~、
と少しわかってきました。

これは恋愛に例えると分かりやすい、
1・ yumenohiさん最初あった時はバカそうで、気味わるかったけど。何度か会っておいしいお食事をご馳走されていくうちに「知的で優しくて、いい人かも~」。
または、
2・ yumenohiさん最初に合った時は優しくていい人っぽかったけど、何度か話して見ると
バカ丸出しでちょっとサイコパス、「何言いたいかさっぱりわからないし、目つきが変、もしかしたら、変態かも」など。

最初と最後の変化が大きいと、
人に与える感情に大きく影響する効果である。

ただ、初頭効果という心理現象に左右され、

最初が肝心で、
前述した1・のように最初が思いっきりバカでは、そのまま訂正がきかず
最後までこの印象は残ったまま。

この効果を悪用して、最初おバカなふりをしてだんだん知性をひけらかし、
どう?思ったよりオレいいやつだろ?なんて思わせようと考えて、最初に思いっ切りバカっぷりを見せてしまうと取り返しのつかないミスを犯してしまう。

つまり「かなりバカだけど、優しくて、いい人かも~」となってしまうのでご注意を。第一印象はとても大事。

ゲインロス効果の簡単な例

たとえば、
あなたがとても気に入ったおもちゃの車を持っていて、誰かがそれを別のおもちゃの車と交換しようと申し出てきたと想像してください。 最初に車を所有していて、その後手放す場合、喪失感を感じるかもしれません。 たとえ他の車が同等かそれ以上だったとしても、元の車を手放さなければならなかったという事実は、何か貴重なものを失ったように感じるかもしれません。

一方で、おもちゃの車を持っていない場合に、誰かがおもちゃをくれると、得した気分になるでしょう。 たとえその車が最高のものやお気に入りではなかったとしても、以前は車を持っていなかったが、今は持っているという事実は、幸せで感謝の気持ちになるかもしれません。

この効果は、私たちの価値観が出発点または基準点によって影響を受けることを示しています。 何かを得るときは嬉しいですが、それを手放さなければならないときは損をしたように感じます。
物や状況の客観的な価値に必ずしも比例するとは限りません。

ゲインロス効果は、日常生活のさまざまな側面に現れる可能性があります。 以下にいくつかの例を示します。

購入の決定
買い物に行くとき、ゲインロス効果が私たちの選択に影響を与える可能性があります。 最初は価格が高かった製品が、その後手頃な価格発売されると、お得感を感じて購入意欲が高まる可能性があります。 逆に、最初は手頃な価格だった商品が値上がりすると、損をしたと感じてしまい、購入意欲が低下してしまう可能性があります。

投資
金融の分野では、損益効果が投資決定に影響を与える可能性があります。 株式や投資の価値が上がると、私たちは得をしたと感じて、それを保持したり、さらに投資したくなるかもしれません。 逆に、価値が減少すると、それを損失と認識し、売却したり、さらなる投資を避けたりする傾向が強まる可能性があります。

人間関係
利得損失効果は人間関係でも観察されます。 新しい友達を作るところを想像してみてください。 最初は、新しい友達ができたというような得感を感じるかもしれません。 しかし、その友情が悪化したり終わったりすると、それまでのつながりや交友関係が失われるので、喪失感を感じるかもしれません。

競争とスポーツ
競争のシナリオでは、勝敗の認識に利得損失効果が影響します。 ゲームや競争に勝つと、多くの場合、得をしたように感じられ、喜びや満足感が得られます。 逆に、負けると損失のように感じ、失望やフラストレーションにつながる可能性があります。

学業成績
学業の文脈では、利得損失効果は、私たちが自分の業績をどのように認識するかに影響を与える可能性があります。 一貫して良い成績を収め、良い成績を収めると、得した気分や誇りを感じるかもしれません。 しかし、パフォーマンスが低下したり、成績が下がったりすると、それは喪失感を感じ、自尊心に影響を与える可能性があります。

ゲインロス効果の長所と短所を見てみましょう。

利点:

モチベーション: 利得と損失の効果は、私たちがさらに努力し、成功に向けて努力するよう動機づけます。 目標を達成したり、認められたりするなどの利益を経験すると、自信が高まり、さらなる成果を追求し続けるよう励まされます。

感謝: 利得と損失の効果は、私たちが持っているものを感謝するのに役立ちます。 何か価値のあるものを手に入れたとき、私たちは生活における前向きな変化や改善を認識するため、その価値をより高く評価する傾向があります。

意思決定: ゲインロス効果は、より良い意思決定を行うのに役立ちます。 潜在的な損失に関しては、リスクと潜在的な結果を考慮して、より慎重になる可能性があります。 選択する前に慎重に考えるよう促し、より多くの情報に基づいた思慮深い意思決定につながる可能性があります。

短所:

感情的なバイアス: ゲインロス効果により、意思決定プロセスに感情的なバイアスが導入される可能性があります。 私たちは利益を追求することよりも損失を回避することを優先する可能性があり、それが不合理な選択をしたり、機会を逃したりする可能性があります。

リスク回避: 貴重なものを失うことへの恐怖により、私たちは過度にリスクを回避することがあります。 私たちは、潜在的な利益をもたらす可能性があるとしても、潜在的な損失を避けたいという欲求から、チャンスを掴んだり、新しいことに挑戦したりすることをためらうかもしれません。

価値観の歪み: ゲインロス効果により、価値観が歪む可能性があります。 私たちは、たとえ客観的な価値が大きくなくても、それを手に入れたという理由だけで、得たものを過大評価することがあります。 逆に、私たちは失ったものを過小評価し、その重要性や将来の潜在的な利益を割り引いてしまう可能性があります。

利益損失の影響と、それが私たちの思考や行動にどのような影響を与えるかを認識することが重要です。 モチベーションや感謝の気持ちを与えることはできますが、合理的思考とのバランスをとり、選択の客観的価値と長期的な影響を考慮することが重要です。

ゲインロス効果を回避するには

認識:
最初のステップは、利得と損失の影響と、それが自分の思考や意思決定にどのような影響を与えるかを認識することです。 自分の感情は損得に基づいて変動する可能性があり、これらの感情は常に物事の真の価値を反映しているとは限らないことを認識してください。

客観性:
客観性を持って状況に対処するように努めてください。 何かを得るか失うかだけに焦点を当てるのではなく、実際の価値、利点、潜在的な結果を考慮してください。 感情だけで判断するのではなく、メリットに基づいて物事を評価しましょう。

長期的な視点:
目先の利益や損失を超えて、長期的な影響を考慮します。 「この決定は将来自分にとって有益になるでしょうか?」などの質問を自問してください。 または「私が得たり失ったりするものの価値は、長期的には持続可能ですか?」 これは、より合理的で前向きな選択をするのに役立ちます。

バランスの取れた評価:
利益と損失を比較検討する際には、バランスの取れたアプローチを採用します。 状況や決断の感情的な反応だけに左右されることを避けることができます。

合理的思考:
合理的思考と論理的推論に取り組みます。 入手可能な事実、証拠、客観的な情報について考えてみましょう。 これは、損得に結びついた感情だけに動かされるのではなく、状況の健全な理解に基づいて意思決定を下すのに役立ちます。

私たちは感情的な生き物であるため、利得と損失の影響にある程度影響されるのは正常であることを覚えておいてください。 ただし、それを認識し、これらの戦略を採用することで、長期的な目標や価値観に沿った、よりバランスの取れた合理的な意思決定を行うことができます。

は~皆様今日も一日お疲れさまでした。
さあ~今日も一日頑張りましょう!

どちらにしても、平和でありますように。

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