学習環境(「集中スペース」)について考える

勉強するにしても、本を読むにしても環境が大事だというのは言うまでもない。

理想としては、自分の部屋があって、そこが集中できる環境(「集中スペース」)であればそれが一番である。特に今のように外出すること自体が難しかったりする時は、なおさらだ。

ただ、これも理想ではあるが、気分転換などの意味も込めて、自分の部屋以外の勉強場所があるというのは強みになる。カフェやファーストフード、公共の図書館や有料の自習室など様々な場所を利用しているという話をよく聞いている。しかし、実際移動の手間があったり、お金がかかったりしてしまう。

これまで、生徒たちに進めてきた学習環境のうち、特におすすめの3つを紹介する。

1、リビングテーブル
2、早朝の教室 
3、駅のホームやバスの中などの、「隙間時間」が生まれる場所

「リビングテーブル」に関しては、僕のように「静かすぎると逆に集中できない」人にオススメである。ポイントは家族には別に普通に生活してもらうことだ。普通にテレビを見てもらったり、普通に掃除機をかけてもらったり、自分がリビングスペースにいるからと言って音を立てないようにしてもらうとかそんなことは必要ない。ただ、むやみやたらに話しかけることだけは避けてもらった方がいいかもしれないが…。

「早朝の教室」に関しては、僕自身が高校生の頃にやっていた方法の一つだ。放課後だと、無意味に時間つぶしで残っているクラスメートがいたりするので、集中するのは難しい。だが、朝の教室だとそこに来ているのは、だいたい学習に対する意識が高いクラスメートなので、共に切磋琢磨し合える。加えて、「受験は朝型の方が有利だ」と言われている(諸説あり)ので、そういう意味でも効果的だ。ポイントは、「終わりの時間」が決まっているので、「この時間で、これをやる」という明確なテーマを持ってやることだ。そうすれば、集中力も上がって、効果もアップするだろう。

「移動中の隙間時間」に関しては、定番の学習法だ。電車を待っている時間、バスに乗っている時間、授業の間の休み時間など、日常生活にはたくさんの「隙間時間」が存在する。「歩きながら参考書を読む」猛者も時々いるが、それは絶対にオススメしない。これは先日別に記事に書いた、堀江貴文の『時間革命』にも書かれていたが、「隙間時間」だからこそ、『この5分で何をする』ということをきちんと決めてから実施することで効果を上げることが出来る。

自分に合う学習スタイルの確立の一環として、学習場所を見直してみよう。

余談だが、僕は今でも朝早く出勤して、集中してその日の仕事の大部分を片付けることにしている。

さらに余談だが、今の僕の最高の「集中スペース」は「車の中」だ。
駐車場に停めた車の中で、本を読んだり考え事をすると、かなり捗る。

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