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攻撃的夢想煩悩強烈ノスタルジー

「おはナッツ!」
僕はついに頭がおかしくなってしまった。Youtubeで期間限定公開されている Yes!プリキュア5 の登場人物のナッツ、まぁ僕は中盤で限定公開のペースに追いつけず物語を途中までしか見てないので大それたことは言えないのだけれども、とても印象に残るキャラクターであるナッツのあの甲高い声で叫ぶしか無いくらいに僕は人生に疲れてしまった。いや、いや、すまなかった。序盤からネガティブ発言をして。インターネットの中でさえ人格が暗くなってしまったらいよいよ救いがなくなってしまう。僕も、読んでくれてる人も。すまない。
Yes!プリキュア5のエンディングを、皆さんは聞いたことがあるでしょうか?
https://youtu.be/yHJomyYe_2o
これがまた平成臭全開で、女児アニメのエンディングってこともあって、なんか…すごい哲学的なんです。あの平成の映像作品特有の、どうしようもないくらいに求めても、求め得ぬもの。望んでも、望み得ぬもの、狂おしいまでの渇きが、叶わぬ思いが強烈なノスタルジーを生む、あの感覚。僕はあの感覚が好きでもあるんですけど、嫌いでもあるんです。僕が手に入れられないものだから。あのエンディングの本当の価値は“時間”なんですよ。平成の、2007年のなんてことない日曜日の朝のプリキュアを一話通して見た者に平等に与えられるあのエンディングが流れるあの時間、あの時間こそが最大の価値であって、僕が絶対に得られないものだっていう、その感覚が苦しくてたまらないんです。その感覚から逃げるように期間限定公開を見なくなってしまったっていうのも僕の中であるのかもしれません。それを現代で見るのはとても辛いことに感じたから。

でも、良いんです。今、ひろがるスカイプリキュアが放送されてて、そのエンディングを毎回噛み締めることで将来絶対良かったって思える日がくるから。逃げるように避けたノスタルジーがいつか優しく懐かしむことができるようになると、そう信じてるから。
待って、ワクワク止まらない。


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