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ホッピー考更に

ホッピーセットはアルコールを調整できる

まことに残念なことなのですが、私が飲み歩けるエリアには比較的大きい店かチェーン店にはホッピーがあるのですが、古くからの店には置いていないところが多いのです。なので、そんな店で飲むときはビールとウーロン割りをやることが殆どです。しかしこれは意外に高くつくのです。グラスの大きさも値段も店によって様々です。しかしホッピーに関しては世間相場のようなものができていてどこも大体は似たようなものです。そして通常は、セットで一回お代わりをすれば私には充分です。黒と白を選べるのも嬉しい。

ホッピーの良いところは必ず定量の焼酎とボトルが一本まるまる出てくるところです。店側でグラスに調合したものではありません。私は通ではないのでよく知りませんが、セットを普通--中--と呼び、ホッピーだけを注文する時は--外--と呼ぶそうです(違って無いですよね)。私は通言葉が照れ臭いのでセットでお代わりとか、瓶を持ち上げて、これだけお代わりとか言ったりします。

ここで都合が良いのは、アルコールの量を自分で調整できることです。ちょっとアルコールを控え目にしたいときはホッピーだけを追加注文すれば良いですし、ノンアルコールみたいにホッピーだけを飲むこともできます。血糖値を気にする人間にはこれはかなり助かります。私もよく通う池袋の--ふくろ--では焼酎とホッピーを瓶ごとグラスといっしょに持ってきてくれます。氷は目の前に置かれて溶けたら小刻みに入れ替えてくれます。つまり全てが自分で調合できるのです。炭酸やウーロンで割る場合でも瓶ごと出てきます。こうして出してもらうと二杯は取れる勘定です。これは安上りでもあるのです。私の周辺の古い居酒屋さんにこれがないのが残念です。

他店への批判はご法度

余談に近い話ですが、私はnoteで絵の記事を同時に書いていますが、他への批判を盛り込んだ記事は書かないように努めています。己の目指したい方向があるならそれのみを言えばよろしいのです。翻ってこのような絵は感心しないとかの記事を時折見かけますが、そのような意見をくっ付ける必要はないと思います。世界が違えばまた違った評価があり、良い絵と感心しない絵の違いを計る物差しがある訳でもありません。あってもそれは自分が作ったものです。なので絵描きさんからその臭いが漂ったら、なるべくはそこから遠ざかるようにしています。

居酒屋も同様です。客が納得して利用している限り、関係は客と店の間のことであって他は関係ありません。なので本音では快く思っていないとしても他の店への批判や悪口を客に聞かせてはいけないと思います。不明朗なことをやっているとかぼったくりがあれば話は別ですが、それは言わずもがなのことでしょう。

馴染の店ができるのは嬉しいですが、馴染んでくると店側も、最初は慎んでいたようなことを言い始めることがあります。それが他店の批判だったり、或いは店主の政治信条だったりすると飲んでいてもちょっとしんどい。特に他店への良からぬ心情を吐露されるのは辛いです。客同士の話はしょうがないですがね。

写真を撮影した店も、いわゆる地元の生え抜きではないので他店とはちょっと距離があるように感じます。一部には料理も高いと言われます。しかしここで3000円も超えたら私にはそろそろヘビーです。喰い過ぎです。しかし地元の古い店で飲んだ時は4000円超えることが普通にあります。これはいったいどういうことでしょう。ひとつには酒単価が高くついているのも要因だと思います。先のふくろでも、どんなに他の客と意気投合して喋ってついつい注文が増えても4000円超えることはありません。現実に過去に一度もありません。不思議なものだと思います。

しかしアレの騒ぎ以後池袋へは殆ど行っていません。そろそろ出かけてみたいと思う日々ですが、都内に居た頃と違って今は往復の電車賃が凄い。

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