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遂に始まるか地元飲み

私の住まいする周辺では最も規模が大きい街が東松山です。何故か人気のパッとしない東武東上線。しかしながら住めば都なわけです。この街には画廊があるので度々訪れることから、大抵その帰りに飲むことになりました。以後は池袋を除いてはほぼこの街で飲んでいます。

東松山マルヒロデパート

来れば必ず立ち寄るのが地方デパートのマルヒロでございます。私は地方デパートの一応はファンであります。本店の川越マルヒロのことは前回書きました。記事というほどのこともありませんけれど…。

あまり裏から眺めることはないのですが、たまたまそちらに回ってみると、意外に複雑な形をしています。地下の食品売り場を除けばいつ訪れても客はまばらですが、なにを買うでも買わぬでもとにかくこの街へくれば一旦は必ず立ち寄ります。夏の傷みやすい時期を除いては、決まって残り物の惣菜の値引き品を買って帰ることにしています。

そしていつの頃からか、ここの5階の丸善で本を買って、それをぼんやりと居酒屋で眺めるのが楽しみになりました。あの世に物は持っていけないので物溜めはしないことにしているのですが、本だけは溜まってしまいます。

先日盛り上がったWBCのヌートバー選手のお母さんがこの街のご出身だそうで、ここでもセールが行われたそうです。

Bang Diner

マルヒロの裏口からすぐ歩けるところにBang Dinerというバーガー屋さんがあります。路地のような通りにひっそりとあります。ここは割りと有名なお店だそうで、ここでもヌートバーガーを記念に作っていたんじゃなかったかな。残念ながら私は血糖値の問題で入ったことはありません。バーガー大好きだったのに、もう十年以上食べたことがないです。泣けてきそうです。

夕暮れの交差点を居酒屋に向かう

という訳で、夕暮れ時にこの街を歩くとき、私の心はウキウキしています。もちろん居酒屋が頭を支配しています。ここにするかあそこにするかと悩むのですが、それがなかなか決まらないで、それがまた楽しい。妙な具合です。

そんな意味で東松山(周辺では単に松山としか言わない)は私にとっては楽しい街です。それは今も変わりません。しかし残念なことに、いくつかの馴染みの店から遠ざかる事になりました。

その理由は以前にも書きました。いつ訪れても妙に店主と政治の話になったり、あるいは他店の悪口を聞くことが多くなったのです。距離のあるうちはそういうことは起きません。なので店主と距離のあるところではこれは起きません。店主と対面する店独特の問題です。

これは非常に残念です。絵を描いている私としては、頼まれもしないのに他人の絵を批判する人を徹底して避けています。他もそうしています。一回は我慢します。しかし三度目はありません。

そう思って帰る夜道の情けないこと。しかし同時に別の常連になれそうな店を発見しました。いや知ってはいたのですが入ったことがなかった。いつも新規の店に入るときはちょっとドキドキしますからね。入った瞬間に、あ、ここは…と思うこともあるのです。しかしその店は落ち着いて雰囲気の良い店でした。感じとしては客筋も悪くはない。

同時に、私が住まいする町でも新規の店を開拓しました。私は原則として地元では飲まないようにしています。それは限度がなくなる恐れがあるからです。決して地元が嫌なわけではありません。つい歩けるところにそれがあるのは寝る前にカツ丼の絵を見せられるのと同じです。ここをどれだけ我慢できるかが問題です。

しかしさすがに地元であって、どこの町内のという話にすぐになってしまいます。初めて入っても常連みたいな感じです。既に三回通いました。実はこれも問題です。話がそういうふうになると、ついつい話の勢いで飲んでしまうのです。密着が過ぎるのも時としては問題かも知れません。今のところはわかりません。

この何ヶ月か、どうも飲みすぎていて、これは用心しなければなりませんが、私の居酒屋通いも新たな展開になりそうです。健康悪化を招かないように適当に間を置きつつアルコールを少なめにして楽しみたいと思います。

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