スニーカーを制するものはオシャレを制す
今や街に溢れるスニーカーのデザインは百花繚乱。
完全に革靴を駆逐して、スーツに合わせる人までもずいぶんと見かける。
かつてはタブーとされていたこのマッチングも、センスのいいチョイスには思わずオッというファッショニスタも増えてきた。
これこそが、“流行“たる所以だ。最初は「?」でも、見慣れてくると「悪くないかも」となり、
そのうち「真似しないと、遅れてると思われる」になってくる。
ヘアースタイルにしても、バッグなどの服飾品全般にも当てはまる、およそ世の中の存在すべての法則とでもいえそうだ。
ところで服や靴はもちろん、身につけるものすなわちファッションで一番大切なのは、「快適さと清潔感」。
この鉄則を外してもいいのは、非日常の場面において、ファッションで“遊びたい“場合のみです。
日常使いならば、どんなに一目惚れしてもこの二大鉄則を忘れないでください。
その意味でもスニーカーって、フットウェアとして最強なのには違いない。
当初一過性の傾向かとおもっていたら、ビジネスシーン(業種は限定的)でも次第に認知されてきたいま、しばらくこのブームは続きそうです。
ところで、ビジネスシーン使いでの注意点ですが、出来るだけシンプルなデザインにしてください。大きめなロゴマーク入りや、カラフルなものはNG。
昨年のエンゼルス大谷。BOSS のソリッドなスーツに、白いTシャツと真っ白なスニーカーでメディアに登場したのは記憶に新しいですね。
直後には街に溢れてました。
adidasのショップを覗くと、今でもディスプレイの7割がホワイトスニーカーでした。
快適さと、清潔さ、それにシンプルさ、を絵に描いたようなコーデ。
実はそれより2年くらい遡って、IT 系の若い起業家たちがプレゼンの舞台で次々とスーツ&白スニーカーを使い始めていたのです。
好感度の高いイメージ作りに敏感な彼らが選んだのは、まさにこの三大要素だったというわけです。
ご存じのように、スニーカーには大きく分けて2種類あります。
昔ながらのクラシック(ローテク)とハイテク。
ローテクの代表はコンバースに代表されるバスケットシューズ
ハイテクといえばナイキのものはすべてといっていいほどこのタイプ。
履きやすさと時代の先駆けを意識したカッコよさを追求してます。
意外にも、オシャレ感があるのはむしろローテク系です。ハイテク系でセンス良く見せるのはウェアとの組み合わせにハイレベルさを要求されます。
今いちばんの流行はダッドスニーカー。語源はダディすなわちオヤジが普段ばきしてるゴツいやつのこと。
これをあえてオシャレに取り込むのが若者ならではの感覚です。
しかしながら、ホントのオヤジがこれをオシャレに見せるのはものすごく難易度が高いです。
ありがちなゴルフウェアにはNG。
ごくシンプルなジャケット&パンツにノータイといったスタイルに、基本まっ白かグレーのダッドスニーカーという組み合わせがベスト。
むしろカジュアルっぽい服装に合わせると、ひどくダサくなります。
私のお気に入りは、底の薄い真っ赤なクラシックレザースニーカーと、元プーマのデザイナー作のハイカット。こちらはシルバーをあしらってダメージ加工したかなり凝った逸品です。時々眺めてニンマリしてます。
#スニーカー #ファッション #オシャレ #流行 #コーディネート #ダッドスニーカー
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