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朝散歩と沢田の忘れ草


滝ノ入の高福寺の手前の
毛呂川まで散歩しました。




もろバスの停留所が
たぶん「ブナ」の木陰で
涼し気でした。




近くに、忘れ草(ヤブカンゾウ)
が咲いていました。
 



妻が「木の実があるからカメラ、
葉っぱもいれるのよ」




 
ここからベルクにまわり
帰ったのですが、妻はまた
今回も、最長不倒距離を
マークしました。
体調は順調に回復しているようです。


午後から一人で沢田地区の
忘れ草を見に行きました。
最後のシーンは、
「おっぱい山と忘れ草」



ネット記事に、昔は
「忘れ草は、厳しい労働を忘れて
農夫がしばしの一服をする。
なので昔から田んぼの片隅には
必ず忘れ草が植えられていた」
というのがあったのですが
いつの間にかネットから削除
されています。
「忘れ草=うさを忘れる=一服する」
とても納得のいく説明だったの
ですが、なぜ削除されたのでしょうか。
 
万葉集第三巻:0334
原文
萱草 吾紐二付 香具山乃 故去之里乎 忘之為
作者
大伴旅人(おおとものたびと)
よみ
忘れ草 我が紐(ひも)に付く 香具山(かぐやま)の 古(ふ)りにし里を 忘れむがため
意味
忘れ草を私の紐(ひも)に付けています。香具山(かぐやま)のあるあの懐かしい古里を忘れられるように。
太宰府(だざいふ)の長官として赴任していた大伴旅人(おおとものたびと)が、香具山(かぐやま)のある明日香が懐かしくてたまらないので、辛さを忘れられると言う忘れ草を紐(ひも)に付けてみたのです。
 
万葉集第四巻:0727
原文
萱草 吾下紐尓 著有跡 鬼乃志許草 事二思安利家理
作者
大伴家持(おおとものやかもち)
よみ
忘れ草、我が下紐(したひも)に、付けたれど、醜(しこ)の醜草(しこくさ)、言(こと)にしありけり
意味
忘れ草を下着の紐につけたけれど、忘れ草とは名ばかりで、ひどい草です。(少しもあなたのことを忘れられないのです。)
大伴家持(おおとものやかもち)が従妹(いとこ)の大伴坂上大嬢(おおとものさかのうえのおおいらつめ)に贈った歌のひとつです。
忘れ草を持っていると、辛いことを忘れることができる」という言い伝えがあったそうです。
 
万葉の時代からの忘れ草
私の好きな花の一つですが
ある日「知恵袋」に投稿したところ
何と醜い花だろうという
コメントが付きました。

私は、緑の水田の中にあざやかに
浮かび上がる、オレンジとの対比が
好きなのですが、まあ感性は
人それぞれですね。

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