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呼吸するのが難しい

酸素を吸って、二酸化炭素を吐く。ただそれだけの動作が煩わしく、億劫で、ひどく苦手です。

常に肺は重くて、何かの病気なんじゃないかと危惧するも、結局はただの気の所為だったりする。思い通りにできない、ならない。

生きるって、究極を突き詰めれば「呼吸」だと思うんです。必要なものを吸って、不要なものを吐き出す。その繰り返し。

食事と排泄。愛と無関心。買と売。酸素と二酸化炭素の関係で成り立つ営みです。ひどくシンプル。

でも、シンプルだからこそ難しい。生きるのが難しい。

何も考えず幸せに眠れる日なんてありはしません。考えるな考えるなと念じてみても、脳裏に浮かぶのは一日の中で何度もあった後悔ばかり。あの時ああしとけば良かった、ああ言ったほうが良かったかな、変に思われてたらどうしよう、苦しい。

そうしてぐるぐると考え続け、痛む胸に悶える日々。鬱なのではと疑ってみるも、実際の鬱の様相を聞いては、きっとそうじゃないんだろうなと感じる。

それじゃあこの半端な状態は何なのか。結局その答えは分からぬまま、二十数年を生きています。

息苦しい=生き苦しい

息するのも生きるのも、難しいです。

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