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ブランドと接客

先日、このようなツイートをしたところ予想よりも多くの反応があった。「同じ思いをした事がある」「偉そうな店員いる」「低年収だから相応の接客だと思う」「年収で人を見下すな」「接客と年収は関係ない」「P活してるような人間に売る物はない」といった意見まで様々だった。

先ず、このツイートだけ見れば【年収で人を判断するな】と言われてもまあ仕方がないかなと思う。
でも、同じような経験をした人たちには本当の意味を理解してもらえたはず。

私が大学生の頃、1人でPRADAに行った時の話。「P活で少しお金が貯まったし、この先もっと貯めたら何か可愛い服が欲しいな〜モチベーション上げる為にもブティックを見に行こう!」と思っていた。その場で即決して買える訳ではないから本当に“下見”

PRADAに入るなり店員が横目でこちらを見る。
私が入店しても無言で手元の作業を続けている。店内をキョロキョロしながら可愛いワンピースを発見したので手に取って見てみると、そこへ店員が登場して一言「そちら結構お値段しますよ〜( ニコニコ )」…この頃、財布もPRADAを使っていたし、ある程度PRADAの価格帯は知っている。

「そちら結構お値段しますよ〜( ニコニコ )」
を、要約すると「( あなた大学生でしょ?その服もGUかUNIQLOかしら?アルバイトのお金で買える服だと思っているの?PRADAで買い物する“レベル”なの? ) そちら結構お値段しますよ〜( ニコニコ )」となる。若干の被害妄想が入っている事は否めないが、少なくとも第一声に「それ高価な商品ですよ」が失礼にあたる事は確かだ。

煌びやかなディスプレイに魅惑的な商品、非日常空間に足を踏み入れるようなワクワク感、その店員の一言によって全て台無しにされた気がした。それ程、言葉の衝撃は大きかった。

確かに、当時の私は若かったかも知れない、PRADAを買えそうなビジュアルをしていなかったかも知れない、少し緊張していたかも知れない。それでも、一流ブランドとして一流の接客をするべきだ。
明らかに、「年収で人を見下している」のは店員の方では???こういう扱いを受けると、「この人は年収で人を見下すくせに、自分はPRADAの商品をポンポン買える程の稼ぎがあるのか?」と問いたくなる。

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一流の接客とはこういう事だ。
オーナーでもデザイナーでもない雇われ店員が、偉そうに客を選ぶ資格なんて無い( マナーの悪い客は客ではないから論外 )「P活で行くから怪訝な顔されたりそういう対応になるんだよ」とかいうクソリプが飛んでいたけれど、誰と行こうが、どんな用途だろうが、関係無い。同じように接客するべきだろう。

HERMESのように、一見の客にはバーキン売りません!という販売スタイルは、それはそれでブランドの方針だから何も文句はないし、スマートに断る“礼儀”を待ち合わせている。失礼な店員とは全然訳が違うから、話を一緒にするバカは即ブロックした。

しかし逆を返せば、年収300万ちよっとしか貰えない環境下なので、接客に力が入らないのは致し方ないのかも知れない。
そこは企業努力だと思うので、一流の接客に対しては一流の給与で雇って欲しいと思う。

私が対応してもらったDIORの店員さんは皆良い人だったし、全てが全て悪いに当て嵌まらない。
ごく一部の横柄な店員によって、嫌なイメージがそのブランドに刷り込まれてしまう。企業側にとっても害悪である。( ちなみに私はあれからPRADAを購入しなくなった )

昔はTwitterのアンチとよく戦っていたけれど、最近それが無駄だと言う事に気付いて、「頭悪いな〜一生関わってくんなよ」って気持ちで即ブロックするようにしている。

今回の炎上(?)で、アンチも増えたけれど、フォロワーもnoteの購入も増えたので私の勝ちだね〜

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