期待の新人アニソンシンガー・鈴木雅之の歌う、かぐや様OPが神がかっている

※2019年2月27日のブログ記事より。

アニメ「かぐや様は告らせたい」OPに、鈴木雅之を充てようと考えた人は天才だ。

マーチンこと鈴木雅之さん。
シャネルズ時代も含めると、今年で活動歴44年の62歳。
39枚目のシングル『ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花』にして、初のアニメタイアップ。

音楽好き&アニメ好き 両方に響く音楽

この楽曲のすごいところは、音楽好きにもアニメ好きにも、両方にきちんと響いているところだ。
アニメタイアップで往々にしてありがちなのは、音楽業界人のナルシストプレイと言えばいいのか、「こんなに良い曲をタイアップにしてあげるんですけどアニメオタクに理解できるかなー?w」なんて風に、アニメを見ている側を見下していることだ。
感動の再結成や豪華なコラボ。
アーティストの「僕は小さい頃からアニメが大好きで」という言い訳みたいなコメント。
正直、アニメファンにとってはどうでもいい話。

でも鈴木雅之さんは違う。
変に私情を挟むこともなく、変にアニメを意識しすぎることもなく、淡々と音楽に向き合っている。
「自分にとってまた新しい形のラブソングに仕上がったと思っています」とか素敵。
『かぐや様』の『か』の字もないけど、そこがまたいい。

いきものがかり・水野良樹さんの描く歌詞

『ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花』の作詞作曲は、いきものがかりの水野良樹さん。
放牧期間中、死ぬんじゃないかってくらい作曲のお仕事をしていた水野さん。
最近は、「カードキャプターさくら」の主題歌だった坂本真綾『CLEAR』など、アニソンにも精力的。

やっぱりすごいなぁ~と思うのは、寄せているようで寄せすぎない歌詞。

ふたりだけの 危ないゲーム

ここだけ切り取ると超絶「かぐや様」なんだけど、その後の、

Love is War
Love is War
Love is War

って繰り返すところで、鈴木雅之の発音のかっこよさも相まって急に“音楽”になる。
告られた後に、「なーんてね」ってはぐらかされたような感覚。
好きになってしまう。

ゲストボーカルは伊原六花さん

そして個人的には、ゲストボーカルに伊原六花さんを起用したのも正解だと思っている。
「新人声優かな?」と勝手に勘違いしていた伊原六花さん、大阪・登美丘高ダンス部でバブリーダンスを全力で踊っていた元キャプテンで、2019年1月にCMソングで歌手デビューしたばかりだ。

1:09あたりから、中央で踊っている人↓

つまりまぁ歌手としては完全に初心者で、「MISTER」なども超絶日本語発音。
ただただ一生懸命元気に歌っているのだが、そこがいい。
曲がカジュアルになって、一気に親しみが沸く音楽になる。

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歌の巧すぎる新人アニソンシンガー・鈴木雅之。
今日も1日、『ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花』をリピートことにしよう。

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