【ライブレポ】唯一無二の歌姫、ReoNa

※2019年3月11日のブログ記事より。

普通の女の子だと思っていたけれど、なかなか唯一無二の声だ。

3月10日(土)に開催された、キネマ倶楽部でのワンマンライブ「ReoNa Live Tour 2019 “Wonder 1284”」
スタンディングで、600人ギューギューの会場。
女性専用エリアもパンパン。

現在放送中の「ソードアート・オンライン アリシゼーション」ED『forget-me-not』から始まり、盛り上がる客席。

「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」挿入歌の神崎エルザ名義の曲も歌い、ReoNa名義でのデビュー曲である「ハッピーシュガーライフ」ED『SWEET HURT』も歌い、タイアップ曲をフルに盛り込んだ充実のラインナップだ。

バンドサウンドからアコースティックセッションまで、かなり幅広い曲調を演奏しているのに、何でだろう。
全体を通して、不思議とまとまって聴こえる。

それはたぶん、ReoNaの独特な声のせいだ。
YUIやAimerと声が似ている、などと評されることの多いReoNa。

実際にライブで聴いてみると、全然違う。
空気感があって、でも高音はカツンと響く。
そんなに声量はなくて、でも言葉がきちんと胸に届く。
邪魔をならない、でもオリジナルのストーリー性を追加できる。
そんな歌声。

もし改善するならば、イコライジングだろうか……。
ライブについてはもちろん、CD音源のレコーディングについても、まだReoNaらしさを拾いきれていない。
彼女なりの形を見つけられたら、もっとその唯一無二の声は活かされると思う。

10月20日、Zepp Tokyoでのライブも告知された。
おそらく、2000人規模のライブハウスでは相当扱いづらい声質。
彼女本人が、あるいはスタッフやサポートメンバーが、どのように作り上げていくのか、注目していきたい。


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