【ライブレポ】アイドリッシュセブン 2nd LIVE「REUNION」、留まることを知らない彼らの魅力

※2019年7月9日のブログ記事より。

2019年7月6日(土)、7日(日)、埼玉・メットライフドームにてアイドリッシュセブン 2nd LIVE「REUNION」が開催された。
感動の瞬間を見届けようと、3万人超のキャパシティーを誇る会場は、文字通り360度埋め尽くされた。
本記事では、非公式ではあるが、7日(日)公演の様子をお届けしたい。

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時刻は15時ちょっと過ぎ。会場はうるさいような、静かなような、期待と興奮に満ち溢れた空気だ。
そんなそわそわした空気をぶち破るかのように、ステージ中央のスクリーンに各キャラクターの紹介ムービーが流れ始める。1人1人のキャラクターに、大きな声で歓声を送るマネージャーたち。
IDOLISH7、TRIGGER、Re:vale、ŹOOĻの4組が登場する。

ライブ1曲目を飾るのは、『NATSU☆しようぜ!』だ。IDOLISH7、TRIGGER、Re:valeが歌い上げる。
小野賢章さんの演じる七瀬陸、斉藤壮馬さんの演じる九条天役が肩を組んだりなど、メンバー同士の仲睦まじい様子が伺え、会場からは歓声が鳴りやまない。

自己紹介コーナーでは、うっかり噛んでしまった陸に、「もう一回やろう!」と優しく声をかける天。
一方で「ドキドキしてますか?」と観客に問いかける天の後ろで、うんうんと頷く陸。
陸と天が同時にステージに立つ時間は限られているが、ファンサービスからか、2人の抑えきれない想いからか、冒頭から幾度も絡むシーンが見受けられる。

「天にい、俺頑張るよ!」の陸の言葉とともに、IDOLiSHの新曲『Viva! Fantastic Life!!!!!!!』と、『Perfection Gimmick』が2曲続く。
増田俊樹さんの演じる和泉一織に対して「かっこよかったぞ!」と陸が声を掛けると、「たまたまそうなっただけですよ…センターはセンターらしくしてください」と言って、一織は陸をステージ中央に連れ戻す。

次の『RESTART POiNTER』は、どこか1st LIVE 「Road To Infinity」を彷彿とさせながらも、さらなる感動を上書いていく演出だ。
曲の終盤では真ん中に丸い階段が登場。陸がメンバー1人1人と絡みながら、最上段から順番に降りていく。

ここで、ダンサーと共に王者らしく登場するのはRe:vale。『SILVER SKY』を歌い上げる。
立花慎之介さんの演じる千、保志総一朗さんの演じる百がくるっと回ると、衣装がふわっと空気を纏う。

MCでは、本日1回目の乾杯が行われる。
この日はあいにくの雨ではあったが、肌寒いときこそ水分補給が大切だ。会場に集ったマネージャーたちも一緒に水を飲む。
マネージャーたちに対して「化粧が落ちても可愛いよ」と投げ掛けるユキに、「今のはユッキーなの?立花さんなの?どっちなの?」と翻弄されるモモ。
新曲の『永遠性理論』は、ホーン隊のダンサーを従えた華やかなパフォーマンスを披露する。

続いては、今回初出演となるŹOOĻがステージに登場。
『Poisonous Gangster』から、イメージ通りの反骨精神あふれるステージングだ。客席を煽る一方で、カメラに向かってちゃっかりウインクする西山宏太朗さんの演じる棗巳波が憎い。

MCでは、「流行らせたい」と話すŹOOĻポーズを4人で披露。またこの日物販で販売されていた「REUNION」のロゴマフラータオルを宣伝したり、同じタオルをシェアして使ったりと、うっかり、和気あいあいとした雰囲気のŹOOĻ。
広瀬裕也さんの演じる亥清悠が「“みんなの声”をもっと聴いてほしいので…」と言い間違えると、すかさず木村昴さんの演じる狗丸トウマが突っ込む。うっかり、息もぴったりだ。
『LOOK AT…』を披露する。

ここで、佐藤拓也さんの演じる十龍之介がステージに登場し、『願いはShine On The Sea』をソロで歌い始める。
4組中4番目という遅い出番、そして十のソロ歌唱。グッとくるものがあったのはマネージャーたちもTRIGGERのメンバーも同じのようで、曲の後半から斉藤壮馬さんの演じる九条天の目にうっすらと涙が浮かぶ。
MC中、天が「ソロがすごくエモーショナルで…」と涙をぬぐうと、十、楽が慌てて駆け寄って、天の泣き顔を隠す。

そんな涙もつかの間。『DIAMOND FUSION』、『In the meantime』はTRIGGERらしいクールなダンスを披露。
1人1人がアップで映し出されると、十が投げキッスをする。

そして水色の衣装を身に纏ったKENNさんの演じる四葉環、阿部敦さんの演じる逢坂壮五が現れ、MEZZO”『miss you…』を歌い上げる。

恒例の「めっぞめぞー!」の挨拶をすると、環から秘密の話が。
リハに1時間早く着いてしまったという環、なんとイヤモニにラインストーンを付ける作業を「やりたい!」と自ら手伝ったというのだ。
さて、誰のイヤモニかというと……?
「十兄貴のは俺がやりました!壮五くんのは……スタッフさんでしたー!」と環がおどける。
壮五は「すごいドキドキしちゃったよ、俺」と、にこやかに笑う。

続く『月明かりイルミネイト』は、サビのハーモニーが美しいバラード曲だ。
2人の安定した歌唱力と、相性の良い声質に、心を奪われる。

ここで暴れん坊のŹOOĻが、衣装を変えて再登場。悠の衣装から溢れ出る左肩がセクシーだ。
そのアイドルを超越したサウンドが話題の『ZONE OF OVERLAP』で、会場が熱く燃え上がる。

そして白井悠介さんの演じる二階堂大和を先頭に、IDOLiSH7が再登場。『GOOD NIGHT AWESOME』を歌い上げる。
曲の最後に、人差し指をそっと口元に近づける大和がアップで映し出されると、会場からは悲鳴に近い歓声が上がる。

そんな大和を意識してか、IDOLiSH7の衣装紹介で、口元に手を寄せる江口拓也さんの演じる六弥ナギ。投げキッスを寸止めする仕草に、会場のマネージャーたちはつい弄ばれてしまう。
大和は、前日の公演でも披露した「良い夢を」の台詞を、出し惜しみせずに繰り返す。

「みんなでタオル回そうぜ!」の言葉とともに始まったのは、『THANK YOU FOR YOUR EVERYTHING!』。
もし周囲の人にタオルが当たった場合には、ハグをして仲直りをして欲しいとのことで、まず手本を見せる陸と、代永翼さんの演じる和泉三月。
次に一織、ナギ、大和が、「3人でもいいんだよ!」と実演。
最後に環、壮五のMEZZO”の2人がハグをする。

『Happy Days Creation』は、Re:valeも加わっての歌唱だ。
肩を組んだりと、一緒に仲良く歌うメンバーたち。テンションが高まってか、綺麗なジャンプを見せる壮五が印象的だ。
間奏では「センターまで競争だ!」と、前方ステージから中央ステージまでの競争が始まる。陸、環が先頭を競い合う中、土壇場で追い抜かして1位になったのはユキであった。

次にRe:valeが送る『星屑マジック』では、新規映像が会場に流れ始める。
映像とリンクするかように、ステージ中央に現れた階段の段差のせいで、ユキまであと一歩手が届かないモモ。
それでも最後はユキとモモが抱き合うシーンが映し出され、やはりRe:valeはこの2人でなければいけないのだと思わされる。

なおRe:valeのマントに施された金色の模様は、刺繍ではなく金属が縫い付けられているという。
いつか衣装展を開く際には、衣装の重さを計ってもらおうとユキが話す。
さらに布ではなくレースでできているという手袋を、カメラの前で甘く噛むユキ。「ユキ、イケメン!」と、モモが声を上げる。
続く『NO DOUBT』では、MVに合わせてハイタッチ。Re:valeの絆を強く感じる。

ここで雨の映像が流れはじめ、あのときのゲリラ路上ライブを彷彿とさせるサプライズぶりで、TRIGGERがスタンド席から登場。
天が「もう涙が乾く暇もあげないよ!最強のTRIGGERが帰ってきました!」と話す通り、『DAYBREAK INTERLUDE』は堂々としたパフォーマンスでマネージャーたちを魅了する。
「チェックメイト」とタイミングで、天がバーンと、カメラ越しに指鉄砲を向ける。

MC中に水を飲む際にも、マイクをしっかりと喉元に近づけて、ファンサービスを忘れないTRIGGER。
十のあまりにセクシーな飲み方に、「声優としての技術が5個くらい入ってた!」と八乙女楽役の羽多野渉さんがポロっと素を出す。

TRIGGERの新曲『Crescent rise』は、新規映像とともに送られる。サビでは、まるで3人が三日月に乗っているかのような演出も。
そして「最後はみんな、めちゃくちゃになってね」との台詞で届けられる『Leopard Eyes』。
「舐めるように」「頷くまで」といった歌詞に合わせて、次々とセクシーな表情を見せる。

一方で、彼らならではの可愛らしいパフォーマンスを見せるIDOLiSH7。
『ナナツイロREALiZE』では、列車ごっこでマネージャーたちの心を鷲掴みにする。

「そういえば」と、昨年開催された1st LIVE 「Road To Infinity」の様子を思い出す環。
IDOLiSH7を初めメンバーに真似されまくっていたナギに対して、「ナギ、真似されてどうー?」と問いかけると、ナギらしい「嬉しいでーす!」という答えが返ってくる。

『MEMORiES MELODiES』では、MVに合わせた噴水の演出も。
噴水で作られたアーチを潜り抜けていくIDOLiSH7。このとき陸は、他の曲のパフォーマンス中にはなかなか見ることのないメンバーの後ろ姿を見て、グッと来ていたかもしれない。
MVに合わせたパフォーマンスが可愛らしい『WiSHVOYAGE』の後には、IDOLiSH7の始まりの歌である『MONSTER GENERATiON』を歌い上げ、ライブ本編は終了した。

鳴りやまないアンコールと、マネージャー1人1人に配られた星空のようなライトに応えて、トロッコに乗ったIDOLiSH7、TRIGGER、Re:valeがステージ横やスタンドから再登場。
ライブTシャツに白ズボンを合わせた爽やかな衣装で、『Wonderful Octave』、『PARTY TIME TOGETHER』を歌い上げる。
『PARTY TIME TOGETHER』の最後には、「はい、チーズ!」の掛け声に合わせて、12人で写真を撮る演出も。
グループを超えた仲の良さを感じる一幕だ。

そして最後の曲を前に、1人1人からコメントが述べられる。

巳波「また一緒に悪い遊びしましょうね?」
虎於「ŹOOĻがここで歌えることができて本当に嬉しいです」
トウマ「みんなに認めてもらえるように頑張るので、もしよかったら応援よろしくお願いします!」
悠「また俺たち4人でライブやってもいいー?」
十「みんなにまた会いたい。会える気がする。きっと会えるよ!」
楽「みんなの中の八乙女楽に喜んでもらえたかなと。これからも傍にいろよ。蕎麦屋じゃねーよ!」
天「みんな、ドキドキしましたか?僕もです。歌やってて良かった!」
ユキ「またライブをやりたいなって、アイドリッシュセブン一家は思っています」
モモ「ユキ、イケメンすぎるよ…!これからもアイドリッシュセブン家族を、よろしくお願いします!」
環「みんなー、俺たちのこと好きー?俺も大好きー!また会おうなー!」
壮五「裏でこっそり偉い人に圧をかけておきますので…また会えるよ、きっと。Maybe!」
一織「この、当たり前じゃない景色を見せてくれて、ありがとうございます」
ナギ「『せーの!』って言ったらお願いしますね…『Are you happy?』」
三月「一緒にステージにたてて良かった。これからもよろしくね!
大和「すごいでしょ?アイドリッシュセブンって。次のステージではもっと引っ張っていけたらと思います。おやすみ」
陸「僕はみんなの後ろ姿が好きで、噴水のアーチのなかを通っていく後ろ姿をみて、あー、このメンバーで良かったな。ずーっとこの16人で続けられたらいいなって思って見てました。皆さんがいると信じてますので、必ずまた会いましょう!」

そして陸の「会場の皆さんと一緒に未来に向かって歌いたいと思います!」との言葉で、ライブのラストを飾るのは『Welcome, Future World!!!』だ。
歌詞がスクリーンに映し出され、最後の「La La La…」では会場中のペンライトが左右にやさしく揺れる。
「本日は、誠にありがとうございました!」との心のこもった声で、アイドリッシュセブン 2nd LIVE「REUNION」は幕を閉じた。

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最後まで読んでくださったマネージャーの皆さんに、ちょっとした暴露話を。

実は本記事、1度すべて書き直した。というのも、基本的に声優が出演するライブレポではキャスト名を基軸に展開することが多いのだが、ナナライについて同様に書き上げてみたところ、どうしても違和感があったのだ。
そこで思いきってキャラクター名を基軸に書き直したところ、執筆している私自身、急に生き生きと現地の様子を思い出してきた。これまで幾度かライブレポを書いてきたなかで、初めての体験であった。アイドリッシュセブンというコンテンツのすごさを改めて感じる。

ゲームやアニメの中ではもちろん、ライブでも1人1人、全員の魅力を引き出してくれるアイドリッシュセブン。
これからも続々と展開されていく新しい魅力に、どこまで引き込まれれば良いのだろうか?


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