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【イベントレポ】天竺鼠川原さんは、人の心を持ってしまった優しい怪獣である~Maenomeri展雑記~

※2019年1月27日のブログ記事より。

ちょっと前の話になるけれど、天竺鼠 川原克己『Maenomeri展〜みなさんの前のめりを卵とじにします〜』に行ってきた。
行ってきた、というか、3回行ってきた。
行き過ぎだ。

Maenomeri展は、2018年12月29日(土)~2019年1月14日(月・祝)という非常に迷惑な時期に、有楽町マルイというセール真っ只中の会場で開催された、展示イベントである。

私が最初にMaenomeri展を訪れたのは、川原さんとピース又吉直樹さんのトークイベントが開催されたときだ。
Maenomeri展のイベントでの変わっていたのは、基本的に“写真撮り放題”という点だ。
しかもイベント会場が100人程度の小さなキャパシティーだったので、おかげで又吉先生が絵本「ららら」を読む姿を、超至近距離から撮影できた。

又吉先生は、絵本を読むときに「ふっ」と笑うようだ。
「ららら」のなかで気に入ったお話は「誰のものでもないエビフライ」とのこと。
※ちなみに筆者・夢子のお気に入りは「素粒子を食べる猫」だ。
又吉先生の貴重な後光を崇められたことに気を取られ、その後の川原さんのサイン会を“ついで”感覚で参加してしまった。
でもちゃんとサインはもらえた。

ちなみに、自称“オシャレなオタク”の夢子は「おでことれちゃったくん」のトレーナーを着て行っていたのだが、周りの人たちはもっとシンプルにオシャレをしていて、普通に恥ずかしかった。
コートで必死に隠しながらサイン会に臨むと、本人から「素敵なトレーナーですね~」と秒速で突っ込まれ、さらに「赤いコートによく似合う」と畳みかけられたが、東京生まれ東京育ちfeat.緊張の夢子に対応できる余裕は一切ない。
「えへへ……」と無意味な笑いだけ返したところ、隣にいた吉本のスタッフさんから(こいつ、わざわざトレーナーまで着てきてるのに、クソおもんないな)的な冷たい視線で送り出され、来世は大阪で生まれることを心に誓った。

2回目は、特にイベントのない日に、友達を連れて遊びに行った。
ちなみにその友達は「正直川原さんの笑いはよくわからない」というスタンスの子だったけれど、「考えるな、感じろ」というアドバイスだけ託して、無理矢理連れて行った。

Maenomeri展には、トーク会場以外にもフォトスペースがたくさんあって、友達を利用して写真を撮りまくった。
1回目に行ったときは1人きりで、なかなか写真を撮りにくかったから、「友達っていいな」と心から思った。

この日、会場内に3か所あった隠れダイアンさんを、ようやくすべて見つけられた。
これについては、何故か私よりも友達がヒートアップしていた。
会場内の椅子の裏を探してみたりと、散々会場を荒らしていた。
結論から言うと、もっと簡単なところに隠れダイアンさんはあったので、隠れダイアンさんを見つけられた喜びよりもその友達の物理的な破壊力の方が印象に残った。

そして3回目にMaenomeri展を訪れたのは、私が今1番ハマっているアキナさんがトークショーに出演したときだ。

大阪でレギュラーを8本抱えるアキナさん、東京での知名度はそこまで……かと思いきや、チケットを取るのは死ぬほど大変だった。
Twitterで告知されてからすぐ申し込んだからよかったものの、告知解禁後2時間でもう定員オーバー。
さらに当日は朝11:00から並んで整理券をゲットして、なんとか前の方の端っこの席をゲット。
これだけアキナさんが好きなのに、懲りずに「おでことれちゃったくん」のトレーナーは着ていった。

この日の川原さんは何だか活き活きしていて、ちょっと面倒くさいだけの小動物のようだった。
同期と一緒だから、純粋に楽しかったのだろう。

トーク内のオリジナルカルタを作るコーナーでは、イラストに対応する文章を当てられた人(あと面白い回答をした人)にMaenomeri展の風船がプレゼントされた。
Maenomeri展には3度目の参加、トークショーだけでも2度目の参加だったので、ちょっと勝手が掴めてきていた夢子。
試しに手を挙げてみた。

とはいえ、東京生まれ東京育ちfeat.緊張だ。
まったく面白いことは考えずに、ストレートに当てにいく。
若干言葉の選び方が違ったようで、「惜しい!もう1回言うてみて」とダブルチャンスをもらうが、2度のチャンスを生かしきれないのが東京育ちの悲しい性。
ただただ1回目の言葉をリピートし、空虚な時間が流れていく中、やっぱり来世は大阪に生まれようと強く心に誓った。

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そんなこんなで、満喫しきったMaenomeri展。
入場料はたった500円だったが、トークもありグッズもあり、最終的には結構な金額を払った気がしないでもない。
……まぁ楽しかったから良しとしよう。

どうでもいいけど、小学校で習った歌のなかに「怪獣のバラード」という合唱曲がある。
この曲の主人公である心優しい怪獣が、どこかすごく川原さん味がある。

海が見たい 人を愛したい
怪獣にも 心はあるのさ

伝わる人がいたら、嬉しいなぁ。


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