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2023 旅日記 島修行編 11

おはようございます。今日も朝はゆっくり。
昨日の夜に色々ありすぎて疲れたのか、かなり眠り込んでしまっていたみたい。

今日は先生から連絡が来て、お昼を一緒に食べることになった。嬉しい。
最近すごく実感するけれど、私は先生にめちゃめちゃ懐いている。
大学生になってからやや人見知りするようになった私だったが、先生は数少ない信頼出来る大人。
先生に会うと、飼い主を見てしっぽをブンブン振り回す犬の気持ちがなんとなくわかるような。

先生は食堂に向かって歩きながら、

「今日はあの悪魔達、海でも言ってるのかなぁ」

と言っていた。悪魔とは、社長と先輩のこと。
正しくな表現に笑ってしまった。
先生はオンラインで集中講義があるので海には行けない。

気になっていた食堂では、大人気の刺身定食が売り切れてしまっていた。
だけど私の目当ては元々漬け丼だったので、それを注文。美味しい。また食べに行きたい。

先生は他にも十数人のインターン生の面倒を見ており、特に下の学年の子達に手を焼いているようだった。

インターン期間中、学生は、毎日先生に日報を提出する。
今日何をしたか。どんな力を発揮したか。
どんな出来事やトラブルがあったのかなど。

私はこの日記とほぼ同じ内容の長文を、毎日先生に叩きつけている。
しかし、どうやら1年生はトラブルがあったせいで、完全にやる気をなくしてしまったみたいだ。先生が見せてくれた日報には

「眠たかった。」

全く、これしか書いていなかった。
まさに、絶賛反抗期...(女子)
これには先生もお手上げという感じで、これからは任意の有料インターンにしようかと頭を悩ませていたのだった。

先生とまた夜に会う約束をして、宿に戻る。
今日は久々の出勤。お仕事は16:00から。
少し休んで、絡まったエプロンを解く。
このエプロンは宿が貸してくれたものなんだけど、肩紐がすぐ ずり落ちる。

客足は今日でかなり戻ってきたようで、明日からは忙しくなりそうだ。
今日も親父さんが、タバコを吸いながら刺身を切っている。
そして時々、腰いてェ....とボヤいている。
大丈夫かな。

料理を運んでいて、私は自分が喜んでいることに気づいた。
私、お宿でお仕事できるのが嬉しかったんだな。
最近ずっと暇だったから、そう思えるのかもしれない。
だけど、残りの期間お宿の人の役に立てるよう精一杯頑張ろう。

お仕事が終わったあと、まかないをいただいてお皿を洗おうとしたら、宿の人が

「やっとくから、行ってきな」

と先生の元へ送り出してくれた。
今日は仕事も早めに終わったし、先生ともたくさんお話できるだろう。

お店に着くと、今日も先生と先輩と、社長がいた。
豊富にある地ビールを飲み比べしたようで、既になかなか仕上がっていた。
先輩なんかは、店を移動する時なんてふらついていて危なかったので、店の近くにあったハンモックに寝かせておいた。

移動したお店で先生や社長、ほかの学生達とゆっくり話をした。
私は明日も仕事があるので少し早めに抜けてきたが、帰る時、先輩はハンモックからいなくなっていた。
あの酔っぱらい、一人で大丈夫かな。

一応連絡すると、返事が返ってきた。
テトラポッドで寝ていたらしい。

お宿でお風呂に入り、先生がくれたドライヤーで髪を乾かす。
明日からはまたいよいよ仕事も本格化。
朝が早いけれど、頑張ります...!

それではみなさん、おやすみなさい。

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