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2023 旅日記 島修行編 10

おはようございます。
島修行日記も、全然仕事しないまま10日目。
今日は、気づいたら残りの滞在期間が1週間になっていることを知って、とりあえず外食でも行っておきたいなと準備。

外に出ようとする瞬間、島内放送がかかった。

〜今日は終戦記念日ですので、正午のチャイムを合図に黙祷にご協力お願いいたします。〜

そういえば今日は、終戦記念日だったんだ。
チャイムがなるまで少し時間があったので、目的地に向かって歩き進める。
途中でお昼のチャイムが鳴ったので、足を止めて海の方を向き、黙祷を捧げた。

戦争で苦しい思いをした人やその家族、大事な人達が、次の人生では幸せになれますように。

一分目を瞑ったあとに海を見ると、眩しくて違った風景に見えた。チカチカしてて緑っぽくみえる。
再び歩き出すと、急に道の脇に車が止まった。女将さん家族。どうやら目的地が同じだったらしく、乗せてってもらうことにした。

食堂では、海鮮丼を食べた。
島に到着して、どこかで一回は食べたいと思っていたので満足。量がかなり多かった。

食べ終わって車に乗り帰ろうとすると、坂の下からなかなかの速度で、キックボードに乗ったやたら顔の濃い男性二人が登ってきた。
一瞬で通り過ぎていく。
運転していた親戚の姉さんは、うわっと声をあげてびっくりしていた。
島でキックボードなんて乗ってる人もいるんだなぁ...。
今日は飛行機が飛んだらしいし、外国人でも来たのかなぁ。

だけどそこで、ふと気づいた。
いや、違う...あの見覚えのある顔の濃さは...

「せ、先輩と社長だ!!!!」

※先輩と社長については、自己紹介記事にて人物紹介があります。

私は思わず声を上げた。姉さんが、

「え、うそ、知り合い?」

と私に聞いた。
私は彼ら二人を簡潔に紹介した。
なんということだ。あの変態お兄さんと変態おじさんが上陸してしまった。
電動キックボードも、あの二人が乗ってるだけで怪しげな乗り物に見える。

それより、先生は...15の便で来ると言っていたが、結局どうなったんだろう。

食事を終えた私達は、とりあえずお宿に帰ることにした。
今日も相変わらず誰もいないので、女将さんに鍵を借りて、ロビーにあったピアノを弾く。
姉さんや子供たちがやってきて、弾き方を簡単に教えた。
私は数曲しか弾けないけれど、このちょっとした特技のおかげで、宿の人たちとまたさらに打ち解けることができた気がする。
お仕事がない日にロビーで家族達と話しながら時間を過ごしたのは、今日が初めてだった。

ほっこりした気持ちで部屋に戻ると、先生から電話が来た。
降りてきて。と言われた。
先生まさか、もう島にいるの?!
建物を出て階段に出ると、下に先生が立っていた。
私はあんまりにも嬉しくて、先生〜!とはしゃぎながら階段を駆け下り、先生とハグした。
島で見知った誰かに会うことが、こんなにも安心するとは。
先生のことだから、お前何風邪ひいてんだよ、とか言われるかと思ってたら、先生は

「頑張ったね」

と笑って言ってくれた。
先生は、カロリーメイトと新品のドライヤーを買ってきてくれた。海外仕様のものなので、カンボジアでも使えそうだ。
18:00からお店で食事をするからおいで、と言ってくれた。楽しみにしていたお店での食事!

18:00少し前くらいに歩いていくと、見覚えのある顔の濃い二人も歩いていた。
社長と先輩。
キックボードに乗っていた時は恐ろしげに見えたけれど、歩いてやってくる二人を見た時、私は嬉しく、安心した気持ちになってしまった。

二人と合流して、お店に入ると先生が既に座っていた。
そして、私はここで気づいた。
今この島には、変態お兄さん(先輩)、変態おじさん(社長)、そして変態おじいちゃん(先生)という三世代が上陸してしまっている...。

この席は案の定怒涛の下ネタだらけで、私も久々ついて行くのに必死だった。
ツッコミきれない。
集中砲火を交わす。交わしきれない。
しょうもない下ネタを言い続ける先輩を引っぱたく。
引っぱたくと、なぜか喜ぶ。怖。

具体的にどんな話をしていたかなどということは、到底書き記せないので、ご想像におまかせします。

先生や社長方は、3泊ほどしていく予定のようだ。
決して下ネタが好きな訳では無いが、この3人はそれぞれちゃんと尊敬出来る点があるし、正直ちゃんと人として好きなので、明日明後日も会いに行きたいと思う。

しかし明日からは船も運航し始め、ようやくお仕事が再開するので、私が会いに行けるのは仕事終わりになるだろう。
既に飲んだくれて完成したところに入っていくのは、やや怖いところもあるけれど、またみんなに会いに行こう。

ちなみに先輩はこの日記を毎回読んでくれていて、ボケが足りないと言われた。
別にボケのために書いてるわけじゃない。

今日も見てくれてありがとう。
それでは皆さん、おやすみなさい。

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