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2023 旅日記 ベトナム編 2

明くる日の6:30。
ホテルのエレベーターをおりて1階、ロビー前のレストランへ。
まだ誰もいない。

ドリンクコーナーには、ヤクルトも置いてある。一個トレイに乗せた。
しばらくすると、ハナちゃんがおりてきた。
選んだ朝食はサンドウィッチ。
具材がいっぱいだけれど、量がちょうど良いし美味しかった。
このホテルはビジネスマンが多いらしく、朝食のメニューも豊富。

ハナちゃんはブンにしたみたい

今日は少しハノイの街を観光して、カンボジアに移動する。
まず、GRUBというアプリでタクシーを呼んで旧市街地へ。

今回はたまたま祝日だったようで、道がかなり混んでいる。
GRUBのドライヤーさんは二車線の道を無理やり三車線にして走り始めた。
なかなかワイルドなドライバーさんである。

渋滞で混んでてイライラしてるのかな、と思えば、上半身裸のマネキンを指さして微笑みかけてきたり、よくわかんないけれど面白い人だった。

タクシーを降りたら、ベトナムの市街地を少し歩く。
先生おすすめの朝ごはんのお店があるようで、市街地のさらに裏路地へ入っていった。
細くて雰囲気のある路地をしばらく歩くと、先に到着した先生たちを見つけた。
日本人が全然いないから、すぐにわかる。
10人入るかどうかと言うほど、小さなお店だった。

食べ終えた先生たちと入れ替わりで席に座る。
イスが、お風呂に置いてあるやつより低い。
肉団子のたっぷり入った春雨のスープを注文した。
春雨スープは、パクチーがほんのり香ってめちゃくちゃ美味しい。
スープもずっと飲んでいられそう。
外もあつかったけど、気にならないくらい夢中になって食べた。

肉団子の春雨スープ


お腹が脹れたら、旧市街でお土産を買う。
ホテルに戻ってチェックアウトしたら、次は空港へ向かう。

今日はいよいよカンボジアに移動する。
国際線に乗るため、ハノイ空港再来。
なんだかスイカの匂いがするな〜と思っていたら、待合室の床でスイカを切って食べている人がいた。
空港にスイカ1玉持ってきている人は初めて見たかも。

再び乗った国際線、VN837便。
3時間くらいの短いのフライトだったけれど、機内食が出た。
パンだったので、ドリンクは牛乳を選んだ。
甘くて濃厚。おいしい。

窓の外を眺めると、飛行機に並びそうなほど膨らんだ入道雲が見える。
カンボジアはどんな天気だろうか。

しばらくして雲の下へ出ると、窓に雨粒がつき始めた。
空の上からだけど、見た初めてのカンボジアの感想は、「家が水没してて心配」だった。

明らかに雨が降った後の川の濁り具合、田んぼの田舎町は、まるで大きな湖の中に歩道の線だけ引かれているみたい。
私たちのホテル、水没してないよね?

飛行機は丁寧にシェムリアップ空港に着陸した。
飛行機をおりて観光ビザを申請する。
先生と男子二人が先に荷物を持って税関を通りにいった。
上手くいくといいね。

残りの全員が揃ったあと、私たちは税関をぬけて外に出た。
次は荷物を積み替えて、バスで移動する。
雨も降っているせいか、湿度が高くて蒸している。

雨の夜のシェムリアップをドライブ(?)

バスから眺めるカンボジアは、ベトナムに比べて交通量が少なく感じた。
雨だからだろうか?
道もかなり広めで、歩道も整備されており、ベトナムみたいに危険な運転はあんまり見られない。
クラクションも少ないから静かだ。
歩道も整備されているから日本と似ているかも。

暗くなっていく夕方の町を眺めながらしばらくバスに揺られる。
男子たちは後ろでマッサージ屋さんと特別なマッサージ屋さんの違いを必死に調べていた。

シェムリアップは都会。
チェックインを済ませたら、雨の中夕食へ。
少し歩いたところにある綺麗なレストラン。
隣には先生、正面にはハナちゃんが座る。
2人はアンコールビアをあおった。

私はパイナップルジュースとクメールカレーを注文した。
先生が言っていたとおり、カンボジアはフルーツが美味しい。
パイナップルジュースも濃厚で驚くほど甘みがあった。
クメールカレーは全く辛くなくてクリーミー。かぼちゃがいっぱい入っていた。
アジア料理はもちろん、ピザなんかもメニューにあって誰でも何かしら食べることが出来る。

その後、先生に連れられて何人かで賑やかな通りへ。
その名もパブストリート。

私たちが入ったパブストリートのお店

派手で飲み屋さんは多いけれど、カオサンとは全く違った雰囲気。
治安がいいし、小さい子供もいる。
カオサン通りと同じくらい人は多いけれど、ゴミは少ない。
私たちは通りにあるお店のひとつに入って、ショットのテキーラサンライズを飲んだ。

飲んだあとはハナちゃんの買い物について行く。
市場で、甥っ子のための子供服を買いたいらしい。
店員さんはとっても陽気な女性で、日本語の接客をしてくれた。彼女は、

「ワタシ カレシ キライ オカネナイ」

と言っていた。そして先生に対し、

「アナタ スキ」

と言っていた。
見る目があると言えるかはわからないが、ある意味目ざとい。
彼女は子供服を買うはなちゃんをシングルマザーと勘違いして、ショックを受けたような表情をした。

「カワイソー」

と繰り返す。
お会計は10ドルだったが、ハナちゃんはかなりしぶとく値切りしており、8ドルになるまで一歩も引かなかった。
初対面の外国人相手にここまで粘れる日本人はほとんどいないだろう。尊敬する図太さ。店員さんも、

「アカジー」

と絶対に譲らなかったが、最終的に諦めた振りをして8ドルを渡し、ふざけながら逃げるハナちゃんに対して、笑いながら

「アナタ ニホンジン ウソツキ オッパーイ」

と言い、はなちゃんの胸をペッと叩いて見逃してくれた。

帰り道で、道を渡ろうとした先生はトゥクトゥクに優しく轢かれた。
カーブミラーが彼の肩にフニっと当たる。
トゥクトゥク、あえて止まらない。
運転手が笑っている。すでに酔っ払った先生は、

「オー、交通事故」

と言っていた。海外保険降りたらいいね。

パブストリートを少し離れてホテルへの道を歩いていると、ゴキブリがいっぱい居た。
側溝沿いに、何匹も出てくる。
普段はゴキブリなんて悲鳴をあげるほど怖いけれど、今日のゴキブリはなんだか町に馴染んでいるように見えた。

今日のホテルは、今回の滞在で一番日本に似ていて過ごしやすいホテルだからきっと皆よく寝られるだろう。

明日のダンスパフォーマンスの練習をした後、お酒の効果もあって泥のように眠った。
まさに気絶。

明日は一体どんな日になるんだろう。
雨が降ってなかったら、朝食を食べてホテルのプールに行きたい。
いよいよ、ドキドキのカンボジアがスタート。
不安と緊張と楽しみな気持ち。

皆さんおやすみなさい。

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