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神様の世界史46 アダムの最初の子供達

これまで、アダムとハワ(イブ)について色々と書いてきました。
今回からは、アダムとハワの”子供達”に焦点を当てていこうと思います。

こんにちは、ファーティマ松本です。

アダムとハワ(イブ)のお話は、クルアーンの中で何回も出てきます。
それだけ、重要な教えがいっぱいなのでしょうね。
しかし、今回から始まるアダムの子供達についての記述は、
そんなに多くはありません。
だからと言って、決して重要な教えがないかといえばそうではなさそうです。

アダムの子供達のお話は、旧約聖書にも書かれてあるので、
詳しい方も多いかと思いますが、イスラム版のお話は、とっても興味深い内容であります。

では、どんなお話だか、ゆっくり覗いていきましょう!
はじまり、はじまり!

アダムとハワ(イブ)は、たくさんの子供に恵まれたそうですが、
一番面白い(じゃあなくて、興味深い)のは、最初の四人の子供達です。
まず、最初に産まれたのが、男の子と女の子の組み合わせの双子ちゃん。
男の子の方の名前をカビール(英名:ケイン)といいました。
次に生まれたのが、これまた同じく
男の子と女の子の双子ちゃん。
こちらの男の子の名前をハビル(英名:アベル)といいます。

そして、どうでもいいような情報に見えるかもしれませんが、
最初に産まれたカビールの女姉妹は、結構な美人さんで、
二番目の双子の女の子は、そうではなかったそうです。
この情報、後のち大事になってきますので、頭の片隅にぶち込んでおいてください。

さて、4人は、すくすくと大きくなっていきました。
長男であるカビール君は、畑を耕すようになりました。
農業担当ですね。
次男のハビル君は、動物の面倒を見るようになりました。
飼育担当です。

そうして、四人とも適齢期になったため、お父さんであるアダムは、
彼らを結婚させようとしました。
させようとしたと言っても、これは神様からの御命令であったので、
アダムは、ただ単に、神様の言うことに従っただけ、という感じです。

さて、結婚と言っても
地上に存在するのは、アダムとハワ、そして四人の子供達だけです。
一体どう結婚するというのでしょう?

アダムは、こう言いました。
「長男カビールは次女と、
 そして次男であるハビルは、長女と結婚するように。」

これって、
現代人の感覚では、??やばくない?って思ってしまうかもしれませんが、
彼らの状況は現在とは全く違います。
現在であっては、それはかなりやばい事ではありますが、その時には、
それしか方法がなかったわけですね。
プラス、神様のゴーサインも出ているので、特に
”問題ではなかった”そうです。
でも、もちろん、これはアダムの子供達だけに与えられたものでありますので、
その後は、いとこ同士の結婚となっていきます。

ただ、
問題が、全くなかったかと言うと、そんなことはありません。
覚えていますか?
長女が美人で、次女がそうでなかったという、一見どうでもよさそうな情報を?

カビール君は、自分が美人でない次女と結婚し、
弟が、美人の長女と結婚するというのが、悔しくてたまらなかったのです。
そう、これが問題点の一つ目。

私達現代人だって、この気持ち分かりますよねえ。
憎たらしい、ずるい、ふざけんなあといったモヤーとした感情です。
(特に兄弟間には、多くあるかもしれませんね。)
長男のカビール君は、このモヤーっとした感情に支配されてしまうんです。

うーん、この後どうなってしまうのでしょうか。
続きが気になる所ではありますが、
それはまた次回、という事で。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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