買い占め? 転売? こんな時代だからこそ分かち合う喜びを
こんにちは、チバヒロユキです。
新型コロナウイルスが、相変わらず猛威をふるっている。
自粛、自粛、自粛の雨あられ
イベントはたちまち根絶やしにされ、消費の頼みにされたはずの外国人観光客もろとも、繁華街からは活気がすっかりと消えた。
「科学的な裏付け」は何処まであるのかないのかは知らないが、
「不要不急」など、勝手にカテゴライズされたエンターテインメントが、確実に消えつつある
それが今の日本かもしれない。
この社会の同調圧力はえげつない。
周囲から外れた行いを、「浮いている」と称して白い目で見る人達。
白い目で見るだけならいざしらず、気に食わないと社会の空気を盾に叩き潰す事に、なんらタブーを持たない人間。
そのくせ、商売には人一倍熱心な輩もいるようで、そういう人間の購買活動は大層熱心なようで。
店からは、マスクが消え、トイレットペーパーが消え、衛生用品は尽く品薄状態。
ネットにはここぞとばかりに人の弱みにつけ込む転売屋。
正直、反吐が出る
「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」
相田みつをの詩が脚光を浴びたのは、奇しくも9年前の春の季節だった。
「人間は同じ過ちを繰り返す」
というより、
「人間は学ばない」
こっちの方が、しっくりくる気がする。
ただ、理解できない点が、全くないわけではない。
それは、「頼るものがなければ、奪い合うしかないよね」っていうこと。
誰かに頼ることが出来ない時
誰も救えず、誰にも救われないような境遇に苦しむ時。
自分以外に信じるものなど持てないと悟った時。
周りの事など一顧だに出来ないような奈落の底で、のたうち回る瞬間。
人は正気で居られるだろうか。
そんな時、人間は周囲への配慮などまるで考えず、暴走を始める。そんな気がする。
人の飯より、自分の飯の方が、大事だからね
そんな時だからこそ、声を大にして叫びたい
エンターテインメントの価値って、なんだ
「人間の文化は遊びにおいて、遊びとして、発展し、展開した。」
オランダの哲学者 ヨハン・ホイジンガが1938年に書き残した著書「ホモ・ルーデンス」、
彼が書き残したこの概念は、一時パチンコ店のCMにも使われたりなんかして、ちょっとだけその界隈をザワつかせたりもした。
パチンコがエンターテインメントなのかどうかはともかくとして、間違いなく人間は、飽きること無く自分達のエンターテインメントの向上に全力を挙げてきた。
当然といえば当然だと思う。
だって楽しくなかったら、なんで生きてるのか分からないもの。
だからこそ、分かち合いたい。
人が生きていて、良かったと思える瞬間は、誰かと楽しい時間を分かちあっている時だもの。
きっとそんな思いが、世界の幸せに繋がっている。
幸せは、確実に連鎖する。
そう思う。
誰かと、分かち合う幸せを。
幸せをなかなか噛み締められないこんな時代だからこそ。
最後にこの1曲を。
「一人じゃない 一人じゃない
一人じゃないから
未来へかける」
つづく
テキスト:チバヒロユキ
編集:ぼっけもん
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