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エレガントな生き方を選ぶ理由〜美しい振る舞いは、周囲への愛の表現

ひろ子と杏奈がお互いに質問を送り合う東大女子の往復書簡、 今回はひろ子から杏奈への質問です。

(ひろ子)
学生の頃からずっと変わらず、いつもおっとりとしてエレガントな杏奈ちゃん。エレガンスを意識するようになったきっかけは? 


(杏奈)
「エレガント」…

魅力をあらわす形容詞のなかでも、とくに私の大好きな言葉です。ありがとうございます。

「エレガントであろう」と意識してきたわけではないのですが、たまに人からそう言っていただくこともあり、今回あらためて、今の私を形作ってきたものはなんだろう?
と考えてみました。 



今の私に一番大きく影響しているのは、間違いなく母校だろうと思います。 

私は思春期の6年間を、都内のとある中高一貫の女子校で過ごしました。 
生徒も先生もおっとりした人が多く、殺伐とした雰囲気は皆無。 


いわゆる進学校でしたけれど、テストの順位を貼り出して生徒の競争心や危機感を煽ることもなければ、大学受験期に追い立てられた記憶もなく、のんびりとした学校でした。 


もちろん中にはやんちゃな子もいたけれど渋谷にいるような本気ギャル?に比べるとかなり可愛いものだったと思います^^ 


中1〜高3の女の子からなる集団なのでもちろんかしましいのですが、今思えば、みんな品がありました。 


「品」と言っても気取っているという意味ではなく、
大事な場面でうるさくしないとか、人の善意を信じてそれに感謝するとか、裏表なく振る舞うとか、そういうことができるという意味です。 


校長様が(校長先生を「校長様」と呼ぶのが習わしでした。)
よく「裏表のない、爽やかな品性を兼ね備えましょう」とおっしゃっていたことを覚えています。


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そんなわけで、おっとりした雰囲気は環境から培われた部分が大きいように思いますが、私自身も優雅な雰囲気が好きだから、自然とますますそちら寄りになったのだと思います。

エレガントな雰囲気が私の「好み」なんですよね。 
 

人って結局、好みのものばかりが目に入るようにできています。 
憧れの人も、手に取る本も、真似したいと思う人も…。

そしてその世界に触れれば触れるほど、自分自身もそちらへ近づいていく。


その過程で、私にとって「エレガントな女性として生きていこう」と静かに決意をさせた(?)決定的な1冊の本があります。

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これは中高の親友が貸してくれて読みました。
(いまは絶版になっているようです)


人の「品」とは、自分をよく見せるアクセサリーのようなものではなく、他者や命あるものすべてへの敬意と感謝の表現である、と知って感激したことを覚えています。

美しい振る舞いや言葉遣いは、自らを高級な人間だと知らしめるものでなく、周りへの愛の表現であると。


いろんな生き方が選べるし、それ次第で纏う雰囲気も自由にチョイスできると思います。

そんななかで私が「エレガントである」ことを選んだ理由について、今日はお話してみました。^^

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