あのころのまぼろしじゃなくて
11月6日、駆けつけたファンに見守られおこなわれたチャンピオンリング贈呈式は、
さながら「ブレックスの安斎竜三」の卒業式だった。
2021-22、チームが勢いづきドラマチックな優勝を遂げることを予期していたかのように、シーズン終盤になるにつれどんどん凜々しい顔になっていった竜三さん。
越谷アルファーズのアドバイザーとして初めてファンの前にあらわれた8月の公開練習、
カジュアルなTシャツ姿ということを差し引いても、かなり肩の力が抜け、やわらかい表情の竜三さんがそこにいた。