NPO法人 夢の宝箱

社会的養護が必要な若者(ユース)の支援を行うNPO法人です。児童養護施設等を退所したあ…

NPO法人 夢の宝箱

社会的養護が必要な若者(ユース)の支援を行うNPO法人です。児童養護施設等を退所したあと、多くのユースが直面する金銭、住居、仕事などの問題に向き合い、継続的なサポートを目指しています!

最近の記事

【活動報告】(一財)こどもたちの財団と夢の宝箱は4月20日、横浜家庭学園を訪問しPC12台を寄贈しました!

NPO法人夢の宝箱の土濃塚達也代表理事は2024年4月20日、横浜市保土ヶ谷区釜台町にある【横浜家庭学園】を訪問し、一般財団法人 こどもたちの財団(東京都港区)と協力してノートパソコン12台を寄贈しました。 取組のきっかけ学園からの声拾う 横浜家庭学園の運営母体である(社福)幼年保護会の有馬光彦理事長と当社の土濃塚理事長は、元々別の団体を通じてつながりがありました。 そのような中、有馬さんから「施設のパソコンが足りない」という話を伺ったことをきっかけに、夢の宝箱として寄

    • 教員や保育士の性犯罪歴をチェックする”子どもを守る”「日本版DBS」とは?いつから導入?

      子どもたちが学校や塾など、教育の現場で性被害にあう事例があとを絶ちません。 日本政府は2024年4月19日、子どもに接する仕事に就く人に性犯罪歴がないか確認する制度「日本版DBS」を導入するための法案を閣議決定し、国会に提出しました。 新たなこの制度を用いて、どのように子どもたちを守ることができるのでしょうか? ここでは、気になる内容や導入時期、対象者などを一問一答形式で紹介していきます! Q1.なぜ「日本版DBS」と呼ぶのか?A.イギリスの英国内務省が管轄する「Dis

      • 2022年度の児童相談所における虐待相談対応件数(速報値)について

        こども家庭庁は2023年9月7日、令和4年度(2022年度)の児童相談所による児童虐待相談対応件数(速報値)を公表しました。 ここでは、発表された児童虐待相談対応件数の内訳や要因について、要点をまとめたものを紹介します。 相談件数の内訳内容別では「心理的虐待」が約6割 2022年度の児童虐待相談対応件数の【相談内容別】の件数を比較すると、多い順に次のようになっています。 子どもへの「心理的虐待」は児童虐待相談対応件数の全体の約60%を占めており、具体的に次のようなもの

        • 児童福祉法が改正!ポイントを簡単解説

          「児童福祉法等の一部を改正する法律」が2022年6月8日に成立し、2024年4月1日が施行期日とされています。 この記事では、 児童福祉法の基本情報や改正の経緯に加え、 2024年の施行に向けた改正のポイントをまとめています。 参考:厚生労働省 児童福祉法とは「児童福祉法」とは、 児童が良好な環境において生まれ 心身ともに健やかに育成されるよう、 保育、母子保護、児童虐待防止対策を含む すべての児童の福祉を支援する法律です。 児童相談所や母子生活支援施設などについて

        【活動報告】(一財)こどもたちの財団と夢の宝箱は4月20日、横浜家庭学園を訪問しPC12台を寄贈しました!

          NPOの活動に協力するメリットは?

          こんにちは!NPO法人夢の宝箱です。 今回は寄付やNPOの活動に参画する利点について 私たちの活動を例に挙げながらご紹介させていただきます。 日本と海外を比較すると…内閣府の統計をみると 日本の寄付額は2010年時点で 個人による寄附額は1,847億円 法人による寄付額は6,975億円となっており、 総額8,822億円が寄付されています。 これらの寄付総額はアメリカ、イギリスに比べて低水準。 特に個人寄付の割合が小さいことが分かります。 また、2022年にイギリスに本

          NPOの活動に協力するメリットは?

          【2023年度を振り返る】「活動報告・感謝の会」を横浜で開催しました

          社会的養護の現状と課題 社会的養護が必要な若者(以下、ユース)は児童福祉法のもと原則として18歳になると自立が求められますが、同時に以下の様な問題に直面します。 ・過去受けた心の傷から人付き合いが苦手 ・保証人がおらず銀行口座や家の賃貸契約が難しい ・頼れる大人がおらず、孤独と不安を抱えてしまう これらの問題からユースが施設を退所したあとに孤立するケースが多く、継続した支援が必要となっています。 法人当ではこうしたユースの支援を実施しています。 多くの企業様に支

          【2023年度を振り返る】「活動報告・感謝の会」を横浜で開催しました

          【活動紹介#4】大人の手と社会の輪で、ひとりにさせない-「社会的養護を考える会」

          社会的養護の現状と課題 社会的養護が必要な若者(以下、ユース)は児童福祉法のもと原則として18歳になると自立が求められますが、同時に以下の様な問題に直面します。 ・過去受けた心の傷から人付き合いが苦手 ・保証人がおらず銀行口座や家の賃貸契約が難しい ・頼れる大人がおらず、孤独と不安を抱えてしまう これらの問題からユースが施設を退所したあとに孤立するケースが多く、継続した支援が必要です。 しかしながら、「社会的養護」という言葉やユース現状についてあまり知られていない

          【活動紹介#4】大人の手と社会の輪で、ひとりにさせない-「社会的養護を考える会」

          【活動紹介#3】社会的養護を知る舞台『みんなの家 ひまわりの家』

          この記事では、NPO法人夢の宝箱の取組の1つである舞台『みんなの家 ひまわりの家』を紹介します。 多くの方に支えられた初の横浜公演 舞台を行ったのは2023年8月。 聖光学院ラムネホールをお借りして横浜での初開催を迎えました。 開催にあたり、以下の企業様よりご協賛をいただきました。 本当にありがとうございました! また、舞台の前後には多くのメディアにも本公演を取り上げていただきました。 タウンニュースさんが運営するご近所情報サイト「RareA」 福祉新聞さん 神

          【活動紹介#3】社会的養護を知る舞台『みんなの家 ひまわりの家』

          【活動紹介#2】居場所×教育の伴走支援-「ふれ愛プロジェクト」

          今回は、当社の取組の1つである「ふれ愛プロジェクト」について紹介します。 原則として18歳になると児童養護施設を退所する社会的養護が必要な子どもたち(以下、ユース)。 彼らが退所後も安心して過ごせる「居場所創り」と、イベント企画・実施の過程を通じて学ぶ「教育」を行う伴走支援プロジェクトです。 横浜駅清掃&中華街ランチ 1回目のふれ愛プロジェクトは2023年1月、横浜駅での開催となりました。 夢の宝箱スタッフのサポートのもと、ユースが主体となり企画の立案、予算調整など

          【活動紹介#2】居場所×教育の伴走支援-「ふれ愛プロジェクト」

          【活動紹介#1】児童養護施設退所後の就労・住まい・心のサポート-「巣立ちの翼プロジェクト」

          今回は、本法人の取組の1つ「巣立ちの翼プロジェクト」について紹介します。 社会的養護が必要な子どもたち(以下、ユース)は原則として18歳になると児童養護施設を退所し自立します。そんな「巣立ち」を迎えたユースを就労、住居、心の3方面からサポートする取組です。 1.就労支援「仕事が続かない、うまくいかない」 ユースの就労ニーズを本法人の関連企業・協力企業様がヒアリングし、希望に沿う求人の紹介、面談サポート、就職後のアフターフォローまでを一貫して行います。ユースに特化したマンツ

          【活動紹介#1】児童養護施設退所後の就労・住まい・心のサポート-「巣立ちの翼プロジェクト」

          社会的養護に向き合うNPO法人「夢の宝箱」ってどんな団体?

          「困ったことがあった時、誰に助けを求めますか?」 皆さんはどんな人を思い浮かべましたか? 家族や友人、仕事の仲間など思い浮かべたのではないかと思います。 「困った時に助けを求められること」ができることは本当に素晴らしいことです。 一方で、それが当たり前ではなく、難しい環境にいる人たちもいます。 家庭、社会の都合によって、大人や社会への不信感を抱き、今も孤独と戦い続けている子どもたちです。 私たちはこのような状況を改善し、彼らをサポートすることを目的に立ち上がった団体で

          社会的養護に向き合うNPO法人「夢の宝箱」ってどんな団体?

          【活動報告】多機能型事業所ビジネスアカデミーさんに訪問しました

          NPO法人夢の宝箱の土濃塚達也代表理事は2024年3月5日、埼玉県にある【多機能型事業所ビジネスアカデミー】さんを訪問し、今後の取組に向けた情報交換を行いました。 きっかけ-ユースを取り巻く「就労」と「自立」の問題 社会的養護を必要とする子どもたち(以下、ユース)は児童福祉法のもと原則として18歳になると自立が求められますが、時間や約束を厳守する意識が薄かったり、不規則な生活になりがちな方もいることから、就職先の早期退職などの就労問題につながってしまうこともあります。

          【活動報告】多機能型事業所ビジネスアカデミーさんに訪問しました

          店舗での注文が支援につながる!「おすそわけするんですよ。ぷろじぇくと」が2024年3月18日から始まりました!

          児童養護施設出身の若者の支援などを行うNPO法人夢の宝箱は2024年3月18日(月)、指定の店舗で対象のドリンクやフードを注文すると売上の一部が児童養護施設などに寄付される「おすそわけするんですよ。ぷろじぇくと」を始動しました。 「おすそわけするんですよ。」とは? 同プロジェクトは、指定の店舗で対象のドリンクやフードを注文すると、1品につき売上から10円~20円が児童養護施設や支援団体に寄付されるプロジェクトです。 つまり、楽しく食事をすることが、助けを必要とする若者た

          店舗での注文が支援につながる!「おすそわけするんですよ。ぷろじぇくと」が2024年3月18日から始まりました!

          【自己紹介】私はこうして社長となった。-壮絶な過去と向き合い今何を思うのか

          こんにちは! NPO法人夢の宝箱代表理事の土濃塚達也です。 いつも当社のnoteをご覧いただき、 ありがとうございます! NPO法人夢の宝箱は、 神奈川県を拠点に社会的養護を必要とする若者の自立を支援する団体です。 児童養護施設を退所後の就労支援をはじめ、 心のケアや社会的養護を考えるセミナーなどを 行っています。 この記事では、私自身の生い立ち――いじめ、両親の離婚、里親との暮らし、病気、独立―― を振り返ると共に、 本法人の代表理事を担うまでの経緯を 紹介させていただ

          【自己紹介】私はこうして社長となった。-壮絶な過去と向き合い今何を思うのか