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外岩に行きたいあなたへ! -其の0プラスα- 知っておきたい外岩マナー講座

 よくポスティングされていそうなチープな副題で始まりましたが、今回も早速始めていきたいと思います。今回は、外岩に行く前に必ず知っておきたいマナーやモラルのお話をしていきたいと思います。外岩に行くのは簡単だけど、こういうのが分からなくて行かないっていう人は意外と居そうですよね。
今回はそこら辺のお話をしていきます。それでは行ってみよう(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎
 毎度の如く箇条書きで最初にまとめてみましたが、読者側的にはこれは読みやすいのだろうか?もし、読みづらい所やおかしな所があったらコメントしてクレメンス。

・礼は之和を以て貴しと為す
・岩は人類の共有財産
・立つ鳥跡を濁さず

 今回は知的に諺(ことわざ)をメインにまとめてみました。クライミングの知識も知ることができてなおかつ、諺も知ることができるなんてためになる記事だなぁー。えっへんᕦ(ò_óˇ)ᕤ
ただ、2個目だけことわざにできなかったのは許してくれ、、、

礼は之和を以て貴しと為す(レイハコレワヲモッテトウトシトナス)
 この諺の意味は、礼儀とは人と人との関係性をよくしてくれるものだよ。っていうのが大雑把な意味だそうです。何が言いたいかというと、道中で会うであろうクライマーや登山者はたまた観光客の人に会ったら積極的に挨拶をしましょうということです。登山をやっている人は、わりと知っているルール?常識?みたいなもので通りすがりの人とは挨拶をするのが基本となっています。もちろん、岩場にいる全員に挨拶をする必要はありませんが、元気良く近くの人などには挨拶をしましょう。また、すでにマットが引いてあり自分もそのマットを使う可能性がある場合は、「マットお借りします」と一言かけるようにしましょう。
 以上のような挨拶などをすることによって、岩場の状態や何か危険なことがあったりしたら教えてくれるなど、何かと得することがあります。また、クライマーはぬりかべのよ様な姿で歩き回っている不審者なので、自分は怪しくないですよーというアピールにもなります(*゚∀゚*)

岩は人類の共通財産
 ここだけ諺にできなかった、、、何か良さげな文言あったら教えてください。前置きはさておき、ここで1つ問題です。外岩の色は何色なことが多いでしょうか?これはクイズではないので安心して答えてください。どうでしょうか、決まりましたか?

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答えは、白色です
 いやいや、俺が知っている岩は白くないぞという方がいるかもしれませんが、残念なことにボルダーとして扱われている岩はもれなく白くなってしまっています。何故白くなってしまうのでしょうか?それは、クライミングジムのホールドを思い出していただければ簡単に理解できると思います。そう!チョークによって白くなってしまうのです。
今度は、皆さんに対して質問します。皆さんはジムで登り終わった時、ホールドを磨いたりするでしょうか?多くの方は、しないと思います。かという私も格闘中であれば、ぬめりを気にしてある程度のスパンで磨くことはありますが、いざ完登してしまうとホールドを磨かずに次の課題に行ってしまうことが多々あります。そのような積み重ねで、ジムのホールドたちはどんどんと白さを増していきます。ジムであれば、ホールドを取り外して高圧洗浄機でビャーとやれば汚れが簡単に落ちてしまいます。しかし、外岩の場合はそうは問屋が卸さない!その為、格闘中でも磨くことはありますが完登後も感謝と次の方のために必ずチョークがある程度落ちるまで丁寧に磨くのが原則になっています。
岩が白くなってしまうと、自然の景観も悪くなってしまい、クライミング以外の目的で来た人達に迷惑をかけてしまうどころか、折角の思い出が台無しになってしまいます。こういう事をなくす為にも、登り終わった後のブラシがけを必ずするようにしてください。
 上の話とは少し話が変わりますが、岩場とその周辺の待機場所の占領もしないようにしましょう。よくあるのが、レジャーシートをドーンと敷いて通行の邪魔をしたり他のクライマーが登りづらいような環境にしてはいけません。あくまで、岩はクライマーを含めて全ての人の財産です。例え占領している気がなくても、荷物を四方八方に散らかしたりグループ内でひたすら登っているというような状況は作らないように、譲り合いの精神でいましょう!

立つ鳥跡を濁さず
 これは、そこまで難しい言葉ではありませんね。意味としては、立ち去るものは見苦しく無いように綺麗に始末をして去る。という意味です。少しばかりか、これから書く本文の内容と諺の意味が違う気がしますが、そこを気にしたら負けです。
 近年山では、排泄物や残飯を山に残していく人が増加し問題となっています。特にクライマーに、よくみられるのがブラシやござのような敷物を悪気なく忘れてしまうというものです。明らかに忘れ物だと分かるようなものがあったら、周りに落とし主がいないか確認していないようであれば出来るだけ持ち帰りましょう。ブラシとかは、意外と高いし消耗品だからなんならラッキーくらいですね!
 一方で、たまにみるのが割り箸、ペットボトル、包装などを置いていっている人です。どれだけ強かろうとクライマーの風上にも置けない行為です。現行犯で行っている人は見たことがありませんが、岩場にあったりします。こういうものを見たら無視するのではなく極力拾うようにしましょう。もちろん、手元にゴミ袋がなければ無理して拾う必要がありません。
このような地道な活動が、クライマーへの偏見を減少させそれと同時に環境活動にも少しばかりお役に立てます。
皆んなでやろう!クリーンクライミング٩(^‿^)۶

まとめ
 ここ数年でクライマー人口は格段に増え、それ故のモラルやルールの問題が非常に多く見られるようになってきました。外岩に行くのは、危険もあることながら人としての常識、倫理がかなり試される場になっています。知らなかった、教えてもらえなかったということはないように事前の確認を怠らずに行くようにしましょう。
 この記事では、あくまで広い範囲で通用する外岩クライマーのルールなどをお教えしたものです、その場所によって若干の違いがあるかもしれないので周りの人に話を聞いたり、柔軟に対応するなどしましょう。
 今回の記事はこれまでとします。次回は、持ち物編か番外編の1人で行くべきかどうかについてを書く予定です。バイバーイ(*´ω`*)

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