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言葉を大切にしたいのなら言葉に惑わされないこと

人の、心の奥から絞り出したような言葉を聞くと、自然と涙が溢れてしまう。

言いたいけど言えない言葉があって、留めているのは苦しくて、それでもさらけ出すのはもっと苦しくて、誰にも打ち明けられずに、ひとりで大切に大切に自分の中で育て続けて、ようやく口から出せた言葉はその人そのものだと思う。

どんな人のどんな言葉にも背景があるから、もっと丁寧に受け取っていきたい。何も考えてなさそうに見える人こそ、表現の仕方にすごく敏感なのかもしれない。

時には人の言葉で気持ちを害されるかもしれない。心ない言葉を浴びせられることもあるかもしれない。だけど、感情的になってはいけない。独りよがりな解釈は、人に対する見方をねじ曲げてしまう。

だからわたしは、どんな人のどんな言葉でも、その背景にあるものを読み取りたいと思っている。言葉だけでなく、口調や表情の裏に隠された心の奥をしっかり見ていきたいと思っている。

そうすれば、言葉に振り回されることなく、相手を真っ直ぐに見れるようになる。そして、言葉はただの意思疎通の道具ではないことに気づく。

言葉はその人自身を表す。
言葉が好きな人は、言葉を大切にできるようになる。

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