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覚悟〜3ヶ月後に本を出版します〜

次に出す本、決まりました、決めました。

※長くなるので、ここで読みづらい方はストーリーのリンクからnoteに飛んでいただければと思います。

ダイエット。この単語をきくと今でもドキッとすることがあります。
今から半年前の私は、まさにダイエット真っ最中であり、間違ったダイエットにとらわれていました。

知っている方も多いと思いますが、私は元々ダイエット系インスタグラマー、「プー子」として活動していました。自分自身もダイエットしながらその経験談や知識をイラストや漫画を使って発信していました。

最初は楽しくやっていたものの、とにかく痩せることに価値をおいたダイエット本や太ってないのに(と、わたしは感じていた)ひたすら痩せようとするYouTuber、インスタグラマーを日々見ているうちに、いつからか私自身がダイエットにとらわれ、「とにかく痩せなければならない、痩せていることが美しい」そんな思考になっていました。自分が嫌いで、自分のことを醜いと感じ、とにかく自分が嫌でたまりませんでした。そして痩せることを重要視した結果、そのまま深く深く「美しさ」の沼に溺れていってしまいました。その沼は本当に息苦しくて、つらくて、真っ暗で…。とにかくとにかく苦しく悲しかったのを覚えています。
(以前書いたnote↓)

そしてきっと、この沼にはまってしまっている人は、片足を突っ込んでいる人は、私以外にたくさんたくさんいるんだということを、日々のインスタへのコメントやDMから私は知っていました。

そこからなんとか立ち直った今、そして出版社を立ち上げた今、わたしには届けたい思いがあります。
ダイエットをすることは決して悪いことではありません。それによって自分に自信を持てる人もいるでしょう。わたしもそのひとりでした。
ただ伝えたいのは、誤ったダイエットは本当に危険だということ、数字に踊らされないでほしいこと、他人と比べないこと、心までダイエットしないで欲しいこと、そして何より、何より自分をとにかく愛して、大切にしてほしい、ということです。

わたしは、自分の体験談と共に、「自分を愛しながら、自分だけの美しさを求めること」について書いた本を出版したいと思います。


この本で、沼にハマりかけている人を救いたい。
この本で、「痩せること」の本質に気づいてほしい。
この本で、自分だけの美しさに気づいてほしい。
この本で、日本の痩身傾向を少しでも緩和したい。
この本で、自分をもっと愛せるようになってほしい。
この本で、この本で、「わたしに生まれてきてよかった」って思える人を増やしたい。

売れない本

皆さんは書店の健康・美容コーナーに足を運んだことはあるでしょうか?そこにはとにかくたくさんのダイエット本が並べられています。短期間で劇的に体重を落とした体験談や、試行錯誤したコミックエッセイ、たくさんの痩せる方法が詰め込まれたノウハウ本…。ただ、そこにはわたしが伝えたいような内容を書いた本は一冊もありません。どこを見渡してもありません。

それはなぜでしょうか?

答えは簡単です。売れないからです。
「ダイエットしなきゃ、もっと痩せなきゃ」そんな思いで書店に訪れた人にささるのは「短期間で痩せる!」「ウエストマイナス○cm!」「糖質は食べたら太る!!」といった内容です。
「自分をたっぷり愛しながら、ゆっくり身体と向き合って行こうね」
そんな内容はささらないのです。ダイエットの本質はとにかくシンプルで、全く目新しい情報なんてものは必要ありません。きっと「そんなん知ってるよ」ってことばかりです。知ってることが書かれた本が売れるわけありません。そして売れない本をわざわざ作る出版社はどこにもありません。

だけど、だからこそわたしがやる理由があると思ってます。

ダイエットにおいて辛い経験をした人はたくさんいます。けれどそれを「本」という形として世に送り出せるのは、そしてひとり出版社という「売れない」という現実を知りながらも挑戦できる武器を持っているのは、わたししかいないのではないか、そう強く思います。

母からのLINE

刊行は3月末を予定しています。

ちなみにこれは一昨日決めました。わたしは4月から普通に内定を頂いている企業に入社する予定です。もちろんブルーモーメントは続けていきますが、今のように全力で全ての時間を捧げることはもちろんできなくなります。本を出版するペースも遅くなると思います。だからわたしは「自分の体験談を元に出版したい」とは言いながらも、なかなか実現しそうにないなと感じていました。母にも「流石にしばらくは無理だな、作品を書くとなると時間かかるしい…」と話していました。

12月7日に二冊の本を出版し、一息つきながら次の本の企画を考えていた時、母から一通のLINEが届きました。

「夢ちゃん、ママ考えたんだけど、夢ちゃん前に学生時代に本を出したい、って言ってたでしょ?
あのときとは色々変わったと思うけど、入社前に出すべきだと思ったよ。みんなは無理だって言っても、そもそも、ひとり出版社も、そう言われていたわけだし、できると思う。」

え…?今から…???企画も全く考えてないし、原稿なんて当たり前だけど1ミリも書いてない。軽く計算してあと3週間で原稿を仕上げなければならない計算。無理に決まってんじゃああんん。

最初この文を読んだときはそう思いました。

でも…不可能では、ないよな…。

そこでわたしは、当時苦しめられていた時の日記や感情を吐き出したノートを半年ぶりに読み返してみました。
とにかく生々しく、当時を思い出して涙が出てきました。そして同時にこの半年で忘れてしまっている感情が沢山あることに気付きました。
急がなければならない。自分が忘れないうちに、そして苦しんでいる人を一刻でもはやく救いたい。そうした強い気持ちが込み上げてきました。

「わたし、3ヶ月で本作るよ」

そういった時、母は「やっぱりな」という顔をしていました。

3ヶ月で、売れないを売れるに変える

今、全力で取り組んでいます。
本を作るには膨大な作業量が必要なことは、前回でよく分かりました。
だから急いで原稿をしあげ、それぞれの工程を踏まなきゃいけないけれど、期間が短いからってクオリティーが低いものを世に出すのは自分のプライドが許さないので妥協もできない。きっとこれからすごい大変だろうけど、本当に、自分がやるべきことを、自分にしかできないことを見つけた気がしたのです。

素晴らしいクオリティーで、3ヶ月で作って、それも売れる本になったら沢山褒めてください。

もっともっと多くの人が自分を愛せますように。

そんな想いを込めて本を作ります。


出版社ブルーモーメント第3作目の本、3月末に発売予定です。

応援のほど、よろしくお願いいたします。


出版社ブルーモーメント代表 竹井夢子


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