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京都でお店をやるということ

京都は日本一 商売が難しいといわれてる場所で

私は京都育ちで家も商売の家だったのでなんの疑問もなく京都で商売をはじめたんやけど

ほんとに京都はむつかしかった

京都で行列の出来ているお店はだいたいメディアで紹介さえたお店で京都の人が経営していないお店も多い

地元の人間を相手に商売するのはほんとにむつかしくて、なんでかというと、京都の人間は疑り深いからや。

京都の新しいお店はだいたい全部 本で紹介されるから本に載ってるからと言って美味しいとは限らへん。なら、どうするんかというと、行ったことある人がいるか周りに聞くねん。

それで行った人にどうやったか聞いて美味しいって聞いたらそこから三人くらいが美味しいっていうのを聞くまで行かへんねん。

なんで、行くまでに1年くらいかかる。

反対に美味しい店を見つけても、そうそう人には言いふらさへん。ほんまに親しい人を案内するけど、うっかり普通には教えへん。お店いっぱいになって入れへんようになったら困るから。

そして、日常使いのお店も早々 ネットにはあげへんから、京都の人間の行きつけとお気に入りはそうそう他府県の人には見つけられへんということになる。

ということで、京都の地元に愛される ほんとに美味しい店を探し出すのはかなり難しいし、 お店としても残っていくのがかなり大変になるわけやねん。

そして、毎年すごい数のお店ができては無くなっていくので、埋もれていかないお店になるのもほんとに難しい。

ただ、京都で生き残れたお店はどこに行ってもやっていけるといわれている。

結局 その難しさが 本物を育てる街になってるのかもしれへん。


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