夢日記 日時不明 富士山頂
一番最初に見た夢の話
富士山の山頂にはゴツゴツした岩肌と鳥居
赤い門の前で、青いおくるみを抱えた母
辺りは暗く寒い
門は固く閉まっていてなかなか開かない
ようやく門の向こうから現れた白い服を着た人
何かを語りかけようとしているところで夢から覚めた
あれは一体なんだったんだろう…
不思議に思いながら母に夢の話をすると
「なんで富士山に鳥居があることを知ってるの?」
と聞かれた
テレビで見たこともなく
山頂まで登ったこともない
あ、ほんとにあるんだ…
と思いながら「知らないよ」と答えた
それから5年ほど経って、弟が生まれた
その時ふと母が問いかけた
「そういえば昔、富士山で青いおくるみ抱えた夢見たって言ってたよね、覚えてる?」
今でも眼を閉じると鮮明に思い出す夢の風景
あれからずっと不思議な夢を見る
どこかで起きることや
身の回りで起きること
忘れた頃に現実になる
そんな夢の始まりの話
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?