魔法の扉はいつ開く?
私は、ときどき自分の中に、魔法の扉があるなって思う。
その扉が開いたとき、特別な世界と通じて、「奇跡」と呼べるようなことが起こる。
たぶん、その扉からなんらかのパワーが流れてきて、私を通じて働いて、奇跡を起こしているんじゃないかと思う。
その特別な世界というのは、イメージとしては、宇宙とか、神様とか、自然とか、真理とか呼ばれているような、すべてを包み込んでいる、すべての人に通じているような、普遍的な世界。
問題は、その扉がどういうときに開くかということだ。
例えば、とにかく一生懸命がんばってがんばって、開くまで扉を押しつづけて、最後いよいよバーン!!!っと体当たりしたら開くことがある。
でも、だからといって・・・
「そうか、諦めないで押し続ければ、必ず魔法の扉は開くんだ!どうしてもだめなら体当たりだ!」って思って、また同じようにやっても開かなかったりする。
「え~?どうして?!」って、いろいろやっているうちに、今度は引いたら簡単に開いちゃったりする。
「なあんだ、引けばよかったのか?!」となる。
そしてまた次、今度はいくら引いてもいくら押しても開かない。
「え~?なんだよなんだよ~!前は開いたのに~」となる。
もうそういうときはあきらめて休憩する。そして、そのうちに扉のことは忘れて眠ってしまったりする。
ところが、目を覚ましてみると、なんと扉が開いていた!なんてこともある。(『小人の靴屋』みたい)
「なあんだ、寝てても開くんかい?!」と思って、「もう頑張るのやめた!寝て待とう!」となる。(ん?こんなお話もどこかにあったような・・・)
そして、目が覚めて見ると開いていない。じゃあもうひと眠り・・・と、何度も何度も寝て起きてみるけど、一向に開く様子はない。
いやあ~手ごわいなあ~。
いったい魔法の扉はどんなときに開くの?!
もしかして、扉を開ける方法なんて、探すのをやめたらいいのかな?
それよりも、そんなことは忘れて自分と仲良しになること。
いつもリードしてくれる頼もしい自分にお任せしながらも、それでも「ちょっと無理」とか、「それだけは嫌」って言う自分がいたら、その声にもちゃんと耳を傾けてあげて、そんな自分と仲良く楽しく飛び回ったり、休んだりしているうちに、いつのまにか扉なんてなくなって、もう奇跡がダダ洩れの世界にいたりするのかも?
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