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#52「ライター以外の"食いぶち"」
さとゆみさんの連載「今日もコレカラ」を読み、感じたことを書く。引用リプじゃおさまりきらない、グルグル余韻の言語化トレーニング。
近藤先生って、しょうもないマウントを喝破してくれはる。
— サクラ🌸行動派ライター✏️ (@yucky33540784) June 29, 2024
専業がえらい?そんなん思ったことない。むしろ他の仕事しながら書いているって、めちゃすごい。尊敬しかないわ。
今は家庭の事情で叶わんけど、数年後には自分も教職に復帰するつもり。好きなことをするためなら、なんだって楽しむさ。 https://t.co/fpmzZXLaz8
えてして、自分が挑戦したい「特別☆好き」な仕事ほど、身入りが少なかったりする。下手すると、お金になるかどうかもわからなかったりする。
そう考えると、「特別☆好き」を実現するためには、別の場所で収入を確保しておく必要がある。できれば「嫌なことをして稼ぐ」ではなく「好き」の範疇で稼ぎたい。
7年ほど前、長男を出産したばかりの私は、教育の熱にあふれていた。早く復帰したい、早く子どもたちに関わりたい。
「あなたは、家庭におさまるタイプではない」
信頼する校長から指摘された通り、仕事がしたくてウズウズしていた。
やる気マンマンで復帰したけれど・・・
長男が1歳になるとほぼ同時に仕事復帰し、担任を持つ。そこで直面したのは「女性活躍社会」「子育てと仕事、両方やってみせる」なんてきれいごと、ぶっ飛ぶような現実。
まず、私たち夫婦の親は、ともに新幹線・飛行機を使うほどの遠方に住んでいる。急な呼び出しや子どもの熱では親を頼れず、どちらかが対応するしかない。それは大体、職場が近い私の役割だった。
地域のサービスを利用しようにも、面談のハードルが高い。というか平日に、落ち着いて面談をする時間を確保できない。
さらには、保護者の多忙さ。トラブルを起こして来校を依頼すると「仕事だから難しいです」と断られる。「いつだったら大丈夫ですか?」と問うと、夜の8時や9時を指定される。
「私にだって、子がいるのに・・・」と思いながらも、合わせるしかない。だって、そのままにしていたら子どもがつらい思いをする。SOSを見逃され、さらに孤独に追い込まれていくだろう。
子どもたちの成長に関しては、手を抜けない。家庭を持つと、コレが致命傷になる現実に直面した。
頑張れば頑張るほど、家族から離れていく
平日はあらゆる対応に追われるから、土日どちらかは出勤して雑務を片付ける。泣き叫ぶ我が子に「ごめんね」と言って家を出たとき、ふと「私はなぜ、家族との時間をそいで働いているんや?」と思った。
大切なのは、間違いなく家族。なのに、一生懸命になればなるほど、家族と過ごす時間を奪われていく。
夫も激務な我が家。父・母がともに仕事へ没頭したら、子どもはどうなるか。たくさんの子どもたちに関わってきたから、簡単に想像できた。
「今は、家族にかかわるとき」
そう決断して退職したけれど、もともとが仕事体質な私。せっかくなんやからこの機会に、新たなスキルを身につけてやろうと思った。
そうして始めたライターの仕事に、今、魅了されまくっている。
「ライター」ってどんな人?
収入面で考えると、教職のほうがいいだろう。けれど、書くのが楽しいし、生きている限り「ライター」であり続けたい。
先月に参加した「三行塾」の冒頭、近藤先生は「ライター」の定義について語ってくれはった。
「雑誌が上とかWebが下とか。新聞記者はライターではないとか。なんなんですか、それ。じゃあ、ライターって何なんですか?」
ほんまよね。正直なところ、SNSで繰り広げられる「紙媒体では〜」「Webで書いているのは〜」うんちゃらのマウントに嫌気がさしていた。マウントから見えてくるのは「自分は偉い」「こんなに実績あるの!すごいでしょ?」の自己顕示欲。
「ライターは、"書く人"ですよ。毎日、何があっても書く。1日1時間、自分の好きなことを書く。書く人がライターなんですよ」
シンプルだけれど、混沌を超越する"新たな価値観"を見せつけられた気がした。
ほんまそう。媒体なんてどうでもいい。専業・副業のスタイルだって、「書く」には無関係よね。
しょうもないマウントに振り回され、落ち込むなんて無意味。だれに何と言われようが、書き続ければいいんよね。
「書く仕事」ありきで考える
ありがたいことに、ときどき「教職に復帰しないか」と声がかかる。元同僚の紹介で声をかけてくれたという管理職もいた。今は難しいけれど、いずれ教職には復帰するつもり。実はこれ、最初から決めていたことなんよね。
「子どもたちがある程度大きくなったら、復帰する」
そう思って、自分を納得させてきたから。
ただ、退職して4年ほどが経過する今は少し違う。
教職に復帰するとしても、「ライターを続けられる」のが条件。ライターであり続けるために、好きに含まれる「教職」に復帰するのだ。
学校教員に限らず、塾でも家庭教師でも、なんでもやるつもり。小学校以外に、中学校の主要教科、高校も数学・英語ぐらいなら教えられる。これは、ライターを続ける武器になるよね。
ライター以外の「食いぶち」、重要!
食いぶちがあるから、ライターとして思いっきり挑戦できる。前職への復帰を見越して始めたライターに、これほど魅了されるとは。
子育てを機に大好きな仕事を離れ、子育てを機に「生涯をかけたい」仕事に出会った。
人生って、ほんまおもろいなぁ。
▼6月30日の午前7時ごろまで読めます!こちらもぜひ♪
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