いちばんの恐怖!それは・・・
8月にピッタリなテーマ「恐怖体験」。
今月も書くよー!
だれもいないトイレで感じた「気配」
身の毛もよだつ恐怖は、高校2年生のときのアルバイト先にて体験済だ。
当時の私は、国道沿い(大阪府内)のファミレスでウェイトレスをしていた。更衣室で、「この店、"出る"で!」と盛り上がるパートのおばちゃん達。なんでも、交通事故で亡くなった女の子の霊がいるのだとか。
あんたも気をつけたほうがええで!と言われ、「そうなんですね〜」とかわしながら「んなワケないやん。てか、気をつけようがないし」と内心、シラケていた。なんとも生意気な高校生だ。
しかーし!それから間もない日曜日。開店前にトイレ掃除をしているとき、確かに「感じ」た。
モーニングの時間帯はそれほど混まないから(当時は)、店(ホール)には私ともうひとり(親友のMちゃん)、あとはキッチン担当しかいなかったと記憶している。
「私、ホールの窓掃除をするから、〇〇ちゃん(私)はトイレ掃除をお願い」
少し早くバイトを始めていたMちゃんに言われるがまま、私はデッキブラシを引っ張り出してトイレ掃除を始めた。
まずは入口に近い男子トイレから、床掃除をして手洗い場を拭き、トイレットペーパーの補充をしてチェックシートにサインをする。その後、奥の女子トイレに移動して掃除を続けていた。
トイレットペーパーの補充をしていたときだったか。
背中のほうに、「気配」を感じた。生温かい一方で寒さのある、変な感覚。重さはないけれど、背中に乗られているような。
あの気持ち悪い感覚は、後にも先にも経験がない。
にもかかわらず、
「Mちゃん、もう終わったん?早いなー!こっちももうすぐ終わりそう」
Mちゃんが声をかけにきたと思った私は、背中を向けたまま応答する。
「オッケー!ほな開店には十分間に合いそうやな!」
と、予想した声は、いつまで経っても聞こえない。
「あれ?Mちゃん急いでたんかな」
違和感を覚えつつ、あまり深くは考えなかった。
「そいやMちゃん、さっきトイレきたよな。なんか用事あった?」
開店10分前。お客さんを出迎える準備をしながら、レジカウンターに立つMちゃんに話しかけた。
「え?なんのこと?私はずっとホールにおったで」
ホールとトイレは真逆だ。厨房の奥にスタッフ用のトイレがあるから、キッチン担当が出歩くことはない。
そのときやっと、「この店、出るのよ〜」というおばちゃんの声が現実味を帯びてきた。
エ、あの気持ち悪さって、マサカ・・・
私は霊感が強いほうではないので、女子トイレをさっさと立ち去ってコトなきを得た。念のためキッチン担当にも聞いてみたが、だれひとり、トイレには近づいていないとのこと。
あの気持ち悪い「気配」は、やはり女の子の霊だったのか。
信じるか、信じないかは、あなた次第です・・・(パクリ)
日常生活に潜む「恐怖」
う〜ら〜め〜し〜や〜の恐怖に負けないほど、身の毛がよだつ体験をした。
つい先日、家族でドライブをしていたときのこと。あくびをしまくる私に向かって、夫が「駐車券ちょうだい」と左手を差し出す。
え?なんのこと?チュウシャケンって。
そんなもの私、もらったっけ?
「渡したよね?さっき。カバンにでも入れたんちゃう?」
夫に言われるがままバッグを探すと、駐車券が出てくるではあ〜りませんか。謎
我が家では、運転手の夫が駐車券を受け取ると、そのまま助手席の私に手渡す流れ。ルーティーンすぎて、思考停止したまま受け取り、バッグに閉まったのだろう。
無意識って、コワイ。
もうひとり、違う自分がいるような感覚になる。
こんなもんではない、究極の(私にとっては)恐怖がある。
それは、「疲れたときの自分」がやらかす行動だ。疲れがMAXに達した自分は、ま・じ・で何をするか分からない。
例えば、コーヒーをレンジで「ちょっと」温めたつもりが、設定を15分にしていて(なぜや?!)アッツアツを通り越えて蒸発していたことがある。
独身・ひとり暮らしの頃は特にひどく、生ゴミの処理ついでに三角コーナーまで捨てていた。さらには、TSUT◯YAのレンタル袋に、家のリモコン(小ぶり)を入れて返却するのだから驚きだ。
これら全て、記憶にない!だから怖い。
「だれがそんなことしたんや?」と思うけれど、犯人は私しかいない。
「んなやつおらんやろー!(by大木こだま師匠)」とネタにしたいところだが、まぎれもない現実、ノンフィクションの体験談だ。ああ、お恥ずかしい。
恐怖の対象は十人十色
私にとって最大の恐怖は、無意識の自分による「やらかし行動」だ。記憶にございません!では済まぬ、逃げられない恐怖がそこにある。
日常の恐怖体験を防ぐ方法は、しっかりと寝て疲れを溜めないこと。これ以上の「おったまげ〜」に遭遇しないよう、働きすぎには注意したい。
Discord名:サクラ
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