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なんで定時過ぎてるのに謝らないといけないんでしょうか

「すみません、じゃあお先に失礼します」定時を過ぎると時間を気にしながら、なるべく他の人に仕事を残さないようにやるべきことをこなしてから申し訳なさを抱えて帰宅する。

僕はこの1週間、残業時間の調整の為になるべく早く帰宅していた。皆がまだ自分の仕事をこなすなか、僕自身もやるべき仕事が残っているのにとモヤモヤしながら帰宅する日々。

僕の会社は月に出来る残業時間は35時間までと決まっている。それ以上超える場合には申請を出せば残業出来るが、それが出来るのは年間6回までだ。特に下半期まではトラブルがあった時に残業対応出来るよう、極力超えないように調整しないといけない。別にそこまで残業したい訳でも無いし、今月はなんとしても残業調整をしなければ。

前半忙しくて残業をしすぎていた僕は、残業時間の調整の為にここ最近はなるべく早く帰宅していた。来週も早く帰らないとけっこうやばくて焦っている。

しかしまあ勤勉と言われる日本人の文化のせいなのか、単純に僕の気が小さのか、忙しい部署で職場の雰囲気がそうさせているのか。なぜ定時を過ぎているというのに申し訳なさを感じなければならぬのだろうか。

あくまでも定時は過ぎているのだ。残業なのに。うちの会社は業務内容的に不測の事態が起きやすく、単純に業務も多いので残業するのは当たり前な風潮がある。入社してずっとこれだから何も違和感が無かったが、「いやいや冷静に考えるとおかしいよな」と役職が変わって忙しさが増してからようやく気がついた。

早く帰ると申し訳なさや、仕事が残ってることの焦りや、もっと学びたい、成果を出したいのに出来ていないモヤモヤを抱えてしまう。僕は少しワーカホリックぎみなのかもしれない。それかただの小心者か。まあたぶん後者かな。

ちなみに僕の妻は毎日定時で帰る人間だ。まさに「わたし、定時で帰ります。」を体現したような人。ドラマちゃんと観たことないけど。その考え方が出来るのは正直羨ましい。

実際そういう考え方が出来る人の方が人生幸せなんだと思う。所詮仕事は仕事なんだから、自分のプライベートの時間を優先したいなら定時で帰れた方がいいに決まっている。

そういう意味でも、定時で帰ることは間違いではない。迷惑をかけないよう、共通の仕事でやることはやっているのだから。

僕もそんな気持ちが欲しい。無責任に仕事を放っておくことはもちろん違うけど、やることやって「仕事やり遂げたんで帰りまーす」くらいのサッパリした気持ちが。

どうしたら手に入れられるんだろう。どこかに売ってませんか?その心。もう少し年齢を重ねたら自然に出来るのかな。

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