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匂い袋~邪を払い福を招く~





匂い袋を作ろう


みなさんこんにちは(^^)
春真っ盛り!そして間もなく初夏ですね。

ぼんやり庭を眺めていると、チョウチョがたくさん飛んでいる。

私は子供のころチョウチョとよく遊んでいました。

モンシロチョウ、シジミチョウ、アゲハチョウ、、。
アミや手で捕獲しては、かごの中にいれて観察。

そして夕方になると、一斉にかごから飛ばして、
「わーキレー!」って叫んで一日の遊びは終了。

今思えば、遊んでもらっていたんですね。

あの頃は、無我夢中でチョウチョを追いかけて、一日中外で遊んでいた子供でした。


匂い袋のテーマ~初夏の始まり~

子供の頃の自分を懐かしく振り返った今日このごろ。

草花の甘い香りが漂う中、たくさんのチョウチョが舞っている。

いいなぁ。私も混ざりたい笑
そんなイメージで作っていこうと思います。

今回は7種類使います。

香原料たち 


①老山白檀(ろうざんびゃくだん)・・ 白檀科 半寄生常緑樹
・インドマイソール地方で採取される
・甘くて華やかさ満点の香り

②丁子(ちょうじ)・・フトモモ科丁子の木の蕾
・インドネシア、サンジバル産地
・密教系僧侶は、清めとして使用する
・香りを聞いた時点では酸味、後に甘味

③龍脳(りゅうのう)・・フタバガキ科のカプール樹
・インドネシア、マレーシア産地
・超メントール爽やか系
・墨汁の香り&龍角散の香り
・スースーするので、好き嫌いがわかれる
・防虫効果、邪気退散の効果つよつよ

④広南桂皮(かんなんけいひ)・・肉桂属 樟科常緑樹
・中国、ベトナム産地
・シナモンの香り
・紀元前4000年頃にはエジプトで防腐剤として使用されていた

⑤山奈(さんな)・・ショウガ科の多年草植物バンウコン
・中国産地
・香りはショウガ系の香り
・くしゃみ注意
・辛味の裏に甘味がある

⑥吉草香(きっそうこう)・・スカイカズラ科(オミナエシ科)カノコソウ属 鹿の子草
・日本、朝鮮半島産地
・「イソ吉草酸」という悪臭に指定される成分がふくまれている
・香りは足の裏の匂い
・独特の香りだが、隠しコマンド的、香りがグレードアップする

⑦大茴香(だいういきょう)・・シキミ科の常緑樹
・中国、ブータン産地
・柑橘を思わせるような清涼感
・華やかさ満点

自分の好きな香りになるように、量調整&調合。
これはもう自由な世界。

そして①~⑦をシェイカーでふりふりします。
最後に麝香チンキを数滴かけて調整します。



シェイカーと麝香チンキ


麝香・・麝香鹿の雄の香囊(こうのう)から採取するフェロモン
・あま~いフェロモンの香り
・最近は、「合成麝香」が使用される
・華やかさが一気に増す


香料を入れて手芸わたをつめます



鳳凰の柄の匂い袋完成


甘くて華やかな匂い袋が出来上がりました(^^)

みさんもぜひ作ってみてください(^^)


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