あと1分あれば年長組はモッシュした
娘が通う幼稚園で何度か演奏をしているんですが、今回は少し違う。
年長さんの演劇の後にゲストとして演奏、
ギター1本で幼稚園のステージに立つのである。
幼稚園で演奏したここ2年くらいは「ピアノとわたしアコギ」。
「ピアノとカホンとベースとバイオリンとフルートと鉄琴とわたしギター」など、音がたくさんある中でどうやって音を抜き、どう一体化させるか考えながらやる楽しさを見つけた。
そして今回はギター1本で演奏する。
マーシュフィールズでずっとドラムとベースと共に6本ある弦をすべて全力でたくさん音を鳴らすギターとも違う。
いちおとうさんがアコースティックギター1本で歌うことなんて誰も求めていないことくらいはわかってる。
オファーを幼稚園の主任からもらってから、ずっとずっと考えた、園児のパパとママは何を求めているか?
それは、
自分の子が楽しんでいる姿であろう。
そこに「元パンクロッカー、今おとうさん」のパンク魂が一致したのである。クリスマスの曲しばりの中で選曲として「あかはなのトナカイ〜ジングルベル」のメドレーだけは決め、
ひとり家でロックンロールなアレンジを繰り返し弾き続ける。
あなのなかにかくれているロバの「くちだし担当」(おかあさん=わたしの奥様)が一言「だれもあんたの弾き語りなんて聴きたくないからね」。
「わかってる!だから考えてるんだ」と心で叫ぶのが元パンクロッカー、今おとうさんである。
その数日後にマンドリンが弾ける年長ママを思い出し、マンドリンママのやる気話を耳にした。
きたー!
主メロや裏を取れるマンドリン!
そしてマンドリン歴がながーい!
マンドリンうますぎる!
こうやって
「ギターパパとマンドリンママ」
は結成に至った。
リハにて合わせているうちに、
というか合わせる前から、ギターとマンドリンにプラスして、鈴の音と打楽器の音が欲しかった。そこで新たなメンバーとして「わたしの右脚」くんが加わった、担当は「鈴とバスドラム」(要はわたしの脚に鈴を付けて思いっきり足ふみをして裏と決め決めな低音のリズムとクリスマスムードな鈴)。
アコースティック・マンドリンに対してアコギという選択肢もあったが、ギターの役割とベースラインとリズム隊とスライドする高音のギターを聴かせたかったため、あえてエレキギターにした。
主メロのマンドリンを支えるギター、
そこにはビレリラグレーンのサイドギターのような楽しさがあった。
「きよしこの夜」→「もろびとこぞりて」→
「(メドレー)あかはなのトナカイ→ジングルベル」。
マンドリンのトレモロの音色のすばらしさ。
徐々に盛り上げていく曲順も幼稚園児にはストライクだった
あと1分あれば、モッシュやダイブが起こりそうなくらいみんな盛り上がってくれました。
実は1曲目の前に楽器紹介としてギターとマンドリンの話をしたんですが、年長さんたちのレスポンスのノリが悪ければ、こうしてみようああしてみようと事前に考えていたんですが、みんな純粋で吸収力が高く反応がすばらしいこどもたちだった。
3曲目が終わった瞬間、こどもたちから大きな拍手をもらったと同時に
わたしは子どもたちにむけて拍手をしていました。
わたしの右脚を含めた急造なトリオ編成だった為、こどもたちのアンコールに応えられなかったのは本当に残念。
こうなると来年の出演時のより良いアレンジが思いつくんですが、来年の12月では娘は小学校1年生の為、残念ながらわたしの出演はおそらくないだろう。
本当は動画をリンクして、この日の話をしたかったんですが、
カメラの横で熱唱している小学2年生
の息子がいまして、カメラの音を聴くかぎり完全に「ボーカルかずい(小2)、ギターパパ、マンドリンママ、コーラス年長さん」こうなっている。ちょっとイコライザーいじったり編集に時間がかかるため後回しになる。ですが、
彼はわたしたちの曲のアレンジを完全に覚えていて誰よりも熱唱しているなんて本当にすばらしい少年だ。
これが自分の子が楽しんでいる姿。
まぁ、おかげさまで映像が使えません笑。
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そんな「小学2年生の男の子」と「幼稚園年長組の女の子が唄う」
ポストパンク・バンド
「あなのなかにかくれているロバ」。
2月下旬ごろCDをリリースします。
twitter:ユウマあなのなかにかくれていろロバ@anaRobaYUMA
facebook:あなのなかにかくれているロバ
note:元パンクロッカー、今ギターを弾くおとうさん。
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