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高校1年生の年度初め 担任と体育の先生に電話しました

娘、高校1年生になりました。私立の中高一貫に通っているので、そのまま内部進学。
なのですが、娘の中で何か気持ちが変わったのか、毎日朝から学校に行けるようになりました。

まだ体調が完全に整ったわけではなく、朝の体調が悪かったり、体育では周りと同じように動けなかったりするので、担任の先生と体育の先生に電話をしました。

起立性調節障害になった次の年から、年度初めの電話は毎年恒例です。

4月第2週 担任に電話して起立性調節障害を伝える


担任の先生が
「今日も全員揃っていて、いいですね。毎日朝から学校に来てください」
って、毎日朝礼で言う。
調子悪くて休みたくても、休めないようぅぅぅぅ。

と、娘からのHELPがはいりました。

確かに。
毎日自分の体調と戦っている起立性調節障害の子にはかなりプレッシャーかもしれない。

「そんなの気にせず休んじゃえばいいじゃん」と言ってみたのですが、本当に言いたいことは違ったようです。

娘は「誰かお友達が休めばいいのに、って自分が思っちゃうのが嫌だ」と言うのです

そういうことですか・・・。
それは確かにつらいね、ということで、ご挨拶もかねて、担任の先生に電話をしました。

主に高等部を担当されていて、娘も今まで授業を持ってもらったことがないとのことで「初めまして」の先生です。

【担任の先生に伝えたこと】
・くあが「起立性調節障害」なこと
・中1から中3までの状況
・中3は3時間目から行っていたこと
・大分改善してきて4月から朝から行けるようになっているけどまだ体調がよくないこと
・これから梅雨になるし遅刻する可能性があるということ
・本人にも私から連絡する旨、伝えています

をまずはお話ししました。


先生:
起立性調節障害ですね。
同じような症状のお子さんが毎年何人かいらっしゃるので、わかりました。

私:
重ねてお願いがあります。
先生が
「毎朝みんなが揃っていていいねぇ」
と朝礼でコメントされることについて。
娘が、先生の期待に添うことをとても重要に考えていて、朝かなり無理をしてしまう可能性があります。

今無理をしすぎると、また体調が悪くなってしまう可能性がありますので、大変恐縮なのですが、何卒ご配慮いただけないでしょうか?

先生:
そうですね。
そんなに気にする子がいるんですね。
わかりました。

ということで、配慮してもらえることになりました。

「体育の先生にも別に電話をします」とお伝えして担任の先生への電話は終了です。

4月第3週 体育の先生に電話する


授業が本格的に始まると、課題が多いのが体育です。

起立性調節障害の子が全員なのかは不明ですが、くあは『回転』と『長距離走』に非常に弱く、『回転』と『長距離走』の後は、その日だけでなく数日体調が回復しなくなってしまいます。

本人もずっと気を付けていたのですが、朝から学校に行けるようになったので、体育の回転のあるダンス(体育祭の出し物練習)をやってみたそうです。
それが月曜日。

体育の後、ずっと頭痛。
月曜日の夜は、火曜日までの宿題があったので、頭痛だけど無理して宿題。
火曜日の朝は、気合だけで登校。
火曜日学校から帰ったら、崩れ落ちるように寝てしまいました。


くあ:
頭が痛い。頭が痛い。
薬飲んでも治らないよう。
頭が痛いよう。

と言いながら寝ました。

ぐっすり寝て、さらに夜もぐっすり寝て、水曜日の朝には「頭痛いの治った」と。
2日間引きずるのはちょっと困るので、体育の先生に回転のある部分を何とか違う振付にできないのかを聞いてみることにしました。

【体育の先生に伝えたこと】
・くあが「起立性調節障害」なこと
・くあの病気の特性として「回転」と「長距離走」で体調が悪くなること
・他の動き(球技や単距離走)は全く問題ないこと
・本人はやる気があるが身体がついてこないこと
・中学生の間は「回転」を避けていたが、高校に入って朝から行けるようになったのでチャレンジしたけどダメだったこと
・本人にも私から連絡する旨を伝えていて、本人からも先生に相談に行くこと


先生:
では、別の振り付けをしてもらいます。
二人組で回転するのですが、奇数になった場合や、相手がお休みしたとき用に準備している一人用の振り付けは回転がありません。
くあさんには、そちらの振り付けで参加するように、ご本人が来られた時に説明します。
新しい振りも授業で教えていきます。

今、体調がよくなっている途中であればなおさら無理をしないほうがいいので、本人とも話してみます。

と、対応してくれることになりました。

学校から帰ったくあに聞いてみると 「先生と話した!新しい振り付け教えてくれることになった!」と嬉しそうでした。

先生と話すときに気を付けていること


先生とお話しするときに気を付けていることがあります。

  • 本人のやる気はあるが、体調がついてこないことをはっきり伝える

  • 先生にお願いしたいことを分かりやすく整理しておく

  • クレームに聞こえないように、感謝の気持ちをしっかり伝える

起立性調節障害の特徴として、外見が他の子と変わらないので「サボり」に見られてしまことがあります。
また、娘の学校は比較的理解があるとは思っていますが、先生によっては「朝から学校に来なさい」という方もいらっしゃいます。

少しでも理解をしてもらえるように
「本人のやる気はある」「体がついてこない」「病気」「医師の診断も出ている」「診断書も出せる」ということをしっかり伝えるようにしています。

まとめ

高校に進学しての新学期、担任の先生と体育の先生に電話をしました。

起立性調節障害の診断を受けてから、毎年4月の恒例行事になっています。

親から状況を説明して、子供にストレスがかかりすぎないように配慮をお願いする、ある程度は親が出ていかないといけないのかな、と思っています。


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