AI時代の働き方と人間の集中力
今の時代ではAIが単純な作業をしてくれるようになった。
特にプログラミングの世界ではそれが顕著で、簡単な繰り返し作業であればAIにのるコード補完機能がだいたいやってくれる。
キーボードのひとつのキーを押すだけで次々にコードを入力変更してくれるのだ。
これで、もう飽き飽きするような単調な作業はしなくて良い。無益な単純作業から解放されて、本当に意味のある仕事に集中できるようきなる。喜ばしいことだ。
だが本当にそうだろうか?
AIが単純作業を引き受けてくれるようになると、人間に残るのは高い集中力を使う仕事だけだ。
しかし人間はフルタイムの間中、高い集中力を維持できるようには出来ていない。
たとえぼ今までは1日の仕事の内訳が、集中力を使う仕事が5割、単純作業が5割だったのが、これからは集中力を使う仕事だけで10割になるかもしれない。
これではとても集中力がもたない。
AIによって空き時間ができる分、人間は遊んだり休息したら良いかというと、社会構造はそれを許さない、ということは歴史が証明している。
つまりAI時代の到来によって、人間は仕事にさらに高い要求をされるようになり、集中力とエネルギーが枯渇しててしまうのではないか?
このようなパラドックスは、今まで人間社会に起こり続けているのだから。
いつだって良いものの全てが良いとは限らない。
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