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本で「わたし」の仕事を変えられるのか。読書会をはじめた理由。

それでは、時間になりましたのでディスカヴァー読書会をはじめさせていただきたいと思います。
こんばんは。ディスカヴァーのデジタル事業部、入社5年目の伊東と申します。
今日は、第○回ディスカヴァーの読書会に参加くださりありがとうございます。

毎回、ぼくの緊張で上ずった声ではじまる。
月1回ペースではじめた、ディスカヴァーの読書会も次回で、5回目だ。
このnoteでは、読書会をはじめた理由と、どんなことをしているのか、課題感をまとめてみたい。

読書会をはじめた理由

この読書会は、本を通して、これからの「わたし」の働き方や仕事を考える場をつくりたいと企画したものだ。
本を通して、参加者どうしで対話して、じぶんなりに考えて、学びを深める。
まわりの人の話を聞いて、じぶんにはない視点や考え方を発見する。
そういった体験を通して、より本を理解し、じぶんを理解し、行動に移す。
そういう場にできるよう、毎回企画をしている。

この読書会は、おもにディスカヴァーから刊行されているビジネス書をテーマに実施している。
本の販促につなげることも、ひとつの目的だ。
だけど、実際は、ぼくの個人的動機ではじめたところが大きい。
ぼくは、学びたいことがある。克服したいことがある。

ぼくは、ぶれている。
作業的な仕事をしているときに、「自分はこの仕事をしたかったのだろうか?」と思う。
他の会社で働く友人や、社内の似た年代の同僚が、いろんな仕事にチャレンジし、任されている姿をみて、「このままでいいのだろうか?」と不安になる。
「はたして、自分はどうなりたいのだろう」「なにをしたいのだろう」と、そんなことをぼんやり考えながら、でも言葉にできず、いまの仕事に集中できないこともある。

そんな自分をすこしでも、変えたいと思った。
漠然とした不安や悩みを、すこしでも言葉にしたい。
そして、なにか自分の軸をつくりたい。仕事をもっと楽しみたい。

ぼくは、行動できていない。
ビジネス書に書いてあることを頭でわかったつもりになっているが、行動にどれくらい反映されたのだろうか。
本の価値を否定しているのではない。
ぼく自身が、思考を具体的な行動に移すことがとても苦手なのだ。

そんな自分をすこしでも、変えたいと思った。
ぼくは、学んだことを自分の言葉にしたい。行動に変えたい。仕事をもっと楽しくしたい。

ぼくは、ぼく自身が変わるきっかけをつかみたくて、読書会をはじめた。
そして、この読書会が、参加した人の仕事に、少しでも良い影響を与えられるのであれば、とてもうれしく思う。


読書会ではどんなことをしているのか?

そう思って始めた読書会も、最初は、手探り状態だった。
ただどう思ったかと感想を共有するだけでは、盛り上がらない。そもそも、どんな感想を言えばいいのかわからなくなる。不安になる。
それに、本から学んで、自分の仕事を考えるにはどういう構成だといいのだろうか。んなファシリテーションをするといいのか。

試行錯誤の中、だんだんと行動につながる読書会の形が見えてきた。

たとえば、「感想を共有しよう」ではなく、答えやすい問いを用意したり、読んできた人も読んでこなかった人も楽しめるように速読を導入してみたり、本の内容を自分の言葉でまとめて発表したり、
仮説を立てて、読書会の企画を考え、実施してきた。

はじめ参加者4人からはじまった読書会も、すこしずつ人が集まり始めた。

▲オフィスの本棚の前に、机といすを並べて、こんな感じでやっています。


読書会を続けて感じていること

ただ現状は、独りよがりの自己満足に陥っているとも感じている。

動機のひとつは、じぶんの学びたいという思いだったけれど、たくさんの人に関心を持ってもらいたい。
よい本をもっと届けたいし、一緒におもしろさや学びを享受したい。
一緒に「Discover(発見)」する場にしたい。

まだまだ、アップデートすることがたくさんある。


【宣伝】次回は10月4日19:00~読書会するよ

そんな第5回目の読書会のテーマは「『怒りが消える心のトレーニング』でアンガーマネジメントを実践しよう」だ。

テーマの本は、アンガーマネジメントの第一人者による集大成&入門書決定版のこの本。

正直な話をすると、ぼくは怒りっぽい性格ではないので、「自分は関係のない本だ」と思っているところがあった。仕事をしている中で、イライラして誰かを怒鳴りつけたり、怒りにまかせてなにかを言ったりしたことは、今までない。
ただ、この本を読み始めていて、感情にとらわれた出来事をたくさん思い出した。

通勤中に電車が遅延してイライラしたこと、文句を言いながら仕事をはじめたこと。
同僚の一言にイラッとしたこと。あのときの反論は、「感情」が動かしていたものだったこと。

日々の業務の中で、ぼくは、感情によって何度も動かされていた。

それが、仕事の能率に影響していることに気がついた。そして、まわりの人にも影響を与えていることにも気がついた。
自分に必要な本だと思った。
自分の感情を見直し、自分のため、そして、まわりにいい影響を与えるためにも、学びたい、そう思って今回この本で読書会をしたい。

この読書会で、本の内容を少しでも仕事に取り入れたいし、参加した人にも仕事のヒントを持って帰ってもらいたい。

職場でもなく、家庭でもなく、よく会う友人でもない、あたらしい場で、一緒に読書を楽しみませんか?

読んでいただき、ありがとうございます!とっても嬉しいです。 いただいたサポートは、読書と映画に使いたいと思います。