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礼節を身につけるための3つの基本原則

礼節における行動において注意すべき事項はたったの3つしかない。と著者は言います。

1.礼節ある人は笑顔を絶やさない
子供は一日に400回笑うと言われます。しかし、大人になると笑う回数が1日に20回を超えるのは全体の30%ほどであり、1日に5回も笑わない大人が14%もいるそうです。
笑顔は周囲にいる全ての人に影響を与え、何も言わなくても笑っているだけで、人を安心させ、親近感も抱かせます。また、寿命が伸びるという調査結果も出ています。
ただし、作り笑いのような不自然なものではただ不誠実さが伝わるだけという結果になってしまうので自然な笑顔を心がけましょう。

2.礼節ある人は相手を尊重する
成功するために最も重要なことは相手を尊重する姿勢です。
特に、自分よりも地位が下の人たちとの人間関係が非常に重要とされています。
CCL(創造的リーダーシップセンター)の調査でも大企業のトップ3の役職に就いている人たちが成功するために最も重要なのは「部下たちとの人間関係」であることが判っています。
そして、タワーズワトソンが実施した世界的調査によれば、社員の仕事のやる気を最も大きく左右するのは、上層部の姿勢だと言います。

3.礼節ある人は人の話に耳を傾ける
人の話を聞くことは人間関係を築き、維持し、深める上で絶対的に必要なことです。また、管理職やリーダーが下の者に「この人、話を聞く気がないな」と思われてしまったら何か良いアイデアや役立つ提案はしなくなります。
では、どうすれば人の話をよく聞くことが出来るのか?これは受け身なだけではいけません。
聞く態勢を完璧に整える準備が必要です。

具体的には音のコンサルタントが重視する「RASA」という手法があります。
1.相手の話をそのまま受けとめる
2.相手の話を尊重する
3.相手の言うことをうまく要約する
4.話が終わった後に質問する
この4つを意識することで人の話を聴くことができます。

正直、「親友」「家族」「職場の上司」などにおいて比較すると相手によって聞き方が変わってしまうことが僕にはあります。しかし、上記の3原則を守り「RASA」を意識するところまでを共通として、細かい雰囲気や振る舞いにおいては相手によって変えることこそ自然であると解釈しました。
今後はこれらのことに気をつけて人と接していきたいです。

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