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好きなことを仕事にするまでの2つの壁

組織に属すのか、個人で動くのか、会社を立ち上げるのか、いろんな「働く」選択肢が増えてきた今ですが、どんな体制だとしても「好きなこと」「楽しいこと」を仕事にしてみたいと思ってる人は多いんじゃないかと感じます。



そんな好きなことを仕事にするためには、2つの壁があると僕は思います。

1つ目は、好きなことが見つかるまでの壁。
2つ目は、その好きなことを仕事にすべきかの壁。


今日は、この2つの壁を乗り越えて、好きなことを仕事にして生きていくための方法を書いてみたいと思います。


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大前提として、好きなことを仕事にする「必要性」なんてありません。今の仕事はそのままで、好きなことは趣味に留めておくのも最高な生き方なはず。でも「好き」というエネルギーで、他の人には突破できないレベルの仕事を楽しくできる可能性もあるんです。


僕は、大学生の頃に熱中した、大好きなコーヒーを仕事にしようと、お店をつくって今生きています。

よく「好きなコーヒーを仕事にしていていいですね」とか、「好きなことが見つからないけどどうすれば見つかりますか?」といったような声をいただくことがあるんですが、振り返るとこの2つの壁がありました。


1つめの壁: 「好きが見つからない」

好きなことが見つからない。こんな悩みを持っている人も少なくないと思います。

もっと言えば、興味持ってることはあるけど、それが自信を持って好きとは言い切れない状態。


誰しも、どんな小さなことであっても、「これは楽しい」「面白い」「いいかも?」と思うことは絶対にあると思うんです。でもそれを他の人と比べてしまった瞬間「自分よりもっと好きな人はたくさんいて自分なんて好きに入らない方」なんて思ってしまったり、他のスゴい人をみてしまうと「自分は好きと言えるほど何もしてないよ」と感じてしまうことも多いかも。


僕も今でこそ、世界で一番コーヒーを愛している自信があるほどコーヒーに狂っているんですが、最初なんて「よくわからないけど面白そう」っていう程度でした。大学入ってから始めたカフェのアルバイトの時ですらコーヒーは苦くて飲めなかったんです。微かな興味に首を突っ込んでカフェ巡りをしてみて、いろんなコーヒーを飲んでると自分も美味しく淹れてみたくなって、豆を買って、そんなコーヒーをもっと広めたくなって、、と徐々に好きが深まってきただけでした。


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この「好きって言えるほどじゃない」を乗り越えるためには、人と比べずに自分の小さな興味関心に素直に動いてみることが一番だと思います。

その興味を持ったことに「面白そう」って感じて行動したいと思える人は、世界にどれほどいるでしょうか?興味関心こそ、自分の過去がつくってきた、自分にしかない個性なんだと思います。

仕事に繋がりそうか、どんな価値がありそうか、なんて打算は最初はどうだっていいと思います。今の時代、ゲームだって旅行だって食事だって、どんなことであっても楽しんで好きにさえなってしまえば、いかように仕事になっていきます。


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まずは、とりあえずやってみる!やってみてそんなに好きにならなかったらそれで前進。次の面白そうなことをやってみよう。

やってみた先にもっと強い興味があれば、楽しさを糧にどんどん掘ってみると、自分にしか持てない強い「好き」と、好きだからこそ見える世界があるはずです。

まずはやってみないとわからない。どんなことにも言えると思います。


2つめの壁: 「仕事にすべきかどうか」

自分はこれが好き、と言えることがあったとして、それを仕事にすべきかどうかはわからない、と悩むこともあるのではと思います。


僕がコーヒーを仕事にしようと思ったきっかけは、カフェ巡りをして家でも淹れてみてコーヒーが大好きになり、自分が作ったコーヒーを友達に配り始めてからです。飲むだけの立場から、作って提供する立場を経験した瞬間、「あ、自分はコーヒーを作って伝えることが楽しいんだ」と気付きました。特に、「美味しい」「感動した」というようなリアクションをもらえた時が一番嬉しくてビビッときました。


最初は興味関心に素直に、やってみないとわからないの精神で、どんどん首を突っ込んでみるのがいいと思います。その時はあくまで消費者なんですが、その先に一度でも作る側の立場を簡単でも経験してみると、興味の視点が一気に変わる可能性があります。提供側の経験が面白いと思えた瞬間、それを仕事にすべきだと言えるはずです。


消費が楽しいというのと、提供が楽しいというのは、大きく感覚が違います。消費はただお金を払って自由に楽しんでいればいいものが、提供側に立つと相手にお金を払ってもらう価値をつくらないといけなくなります。

その価値を「つくる」ことが面白いと思れば、それは仕事としても大きな力になるんだと思います。

こんな仕事がしたい、これを作りたいといった「好き」という熱は絶対に誰にも負けない力になるはずです。


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人は経験するために生まれてきた。

せっかく興味をもったのなら、衝動や反射で動いたっていいと思います。興味を持つことこそ最大のエネルギーだし、好きに勝るパワーはありません。

自分が楽しいと思えることなんて、世の中にそんなに多くないのであれば、せっかく巡り合ったわくわくのチャンスをもっと覗いてみるのが人生だと思います。


世界に溢れている、「好き」への入り口へ、一歩進んでみませんか?



川野優馬


さいごに

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