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臼蓋形成不全症〜X-pによるCE角の評価〜

本日は,前回に引き続き臼蓋形成不全症についての記事を書こうと思います.
今回はX-p(レントゲン画像)におけるCenter-Edge Angle(以下,CE角)に着目して記事を書きます.

◎レントゲンからみる臼蓋形成不全症

CE角は股関節正面像にて計測をします.
大腿骨頭中心を通る垂線と,大腿骨頭中心と寛骨臼蓋外側縁を結ぶ線の成す角度を
指します.

橋本 慎吾: FAIの画像診断-単純X線を中心に-.MB Orthop.2021より引用

☑︎診断基準としては,
20°未満:臼蓋形成不全
20°〜24°:境界型臼蓋形成不全症
25°以上:正常とされています.
(橋本 慎吾:FAIの画像診断-単純X線を中心に-MB Orthop.2021より)

CE角は,臼蓋形成不全症の診断基準のみならず,Femoroacetabular impingement Syndromeの診断基準にもなります.
臨床上、よく使用する画像評価だと思っています.

以上になります.最後までご覧いただきありがとうございました.
記事に対する質問やリクエストをいつでもお待ちしております.
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