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俳句 part.99「冬銀河」

大人になって宇宙のことを考えなくなりました。宇宙飛行士に憧れるような勇気のある子どもではありませんでした。
しかし、テレビで宇宙の特集をよくやっている時代だったので、少しは理解できるようになりたいなと思っていたら、子どもの時身につけた知識すら今は忘れてしまいました。

今年は閏年です。今月は29日まであります。
グレゴリオ暦法では、うるう年を次のように決めているそうです。
①西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。
②上記の例外として、西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする。

よくわかりません。
とりあえず今年は1月1日月曜日の一粒万倍日から始まり、12月31日火曜日で終わります。

【パリ五輪】の年です。
7月26日金曜日〜8月11日日曜日までです。

東京2021オリンピックがまだつい昨日の事のようです。
宇宙に対する憧れと共にオリンピックに対する羨望が薄れてきたのは社会情勢のせいでしょうか。私が大人になったんですかね。

【冬銀河】
冬の夜空にかかる天の川のこと。 冴え冴えとした趣がある。 秋の天の川と違っていくらか明るさが弱い。

冬銀河ビーバーの枝運びおり

冬銀河たみは怒党の派を組みす

冬銀河キャンパーの灯の点かずおり

冬銀河真白に足をとられおり

冬銀河民は泣かずに憤怒する

冬銀河野良の見上げて涙せり

展望の見えず佇む冬銀河

帰り途ちらとも気にせず冬銀河

冬銀河花手折り人誰人もなし

ラストメールスマホのほこり冬銀河

甘藍の甘さマシマシ冬銀河

正解の解らぬ世に今冬銀河


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