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「晴れの日はヘタの横好き」第十二回 蘇った株は強い

もうダメかもしれないと思ってからが、本番だ。
よくへこたれそうになる人は、植物を育てるとよいかもしれない。

巨大化していくシクラメン。置き場に困り、外に出した。

シクラメンの植え替えに成功した。
花が終わって葉っぱが弱ってきたと思ったところでの見事な復活だ。切っても葉っぱがたくさん伸びてきて、その成長に戸惑うくらいだ。

植物は一度弱って復活したら、強くなるのだろうか。

何という名前の植物か忘れた。葉っぱが
綺麗で虫がつかない。タイム系のようにも見える。

我が家の庭でミツバチが菜の花に群がってぶんぶん羽音を響かせている。花が終わりかけているクサボケにもたくさんいる。
とにかく咲いている花という花にミツバチがいて、今年はより虫が元気そうだと期待と不安が入り混じっている。

ミツバチのおかげでたくさん実をつけているいちご。収穫は5月前になるだろうか。

ミツバチがたくさんいると植物の実付きが良い。しかし、ミツバチが居座るとミツバチを餌に真夏にスズメバチが来るかもしれない。

春時雨の次に花冷えがやってきて、また霜が降りた。そら豆の花が黒く萎んでガッカリした。しかし、茎はまだ元気だ。

我が家の庭は花が満開とはいかない。
一斉に花を咲かせるのは難しい。今年はほぼ花を種から育てているから例年以上に花壇がみっともないことになるかもしれない。

一応、横一列やスパイラルに育った花苗を並べて固まって花が咲いて見えるようにしている。しかし、同じ種類の花すら同じ時期に咲かないのだ。

一斉に横一列に毎日咲くのは水仙くらいだった。

これでは憧れのスパイラルガーデンなど秋に挑戦できない。石を円形にぐるぐるおいて、その間に咲いている花を並べてみたかった。
現実は雨が降ったり草むしりするたびにぼこぼこ出てくる石やゴミを山積みにしていく日々だ。あまりに理想とほど遠い。

冬に切り戻して花が復活した黄色いパンジー。しかし、花がわさわさ咲くところまで行ってない。
昨年秋終わりに楽しんだサフラン。

サフランの葉っぱが一部茶色になってきた。サフランは花が終わっても葉っぱが絵になる。
6月が球根の掘り返し時期で、地上部の葉っぱが枯れ切る頃が良いらしい。8月に再び植える。植えっぱなしでも良いが、球根にカビが生えるとよくないようだ。
深く植え替えると球根が大きく育ち花が咲き、雌蕊を料理や染め物に利用できる。
私はまだパエリアやお茶くらいにしかしてなくて、染めるのはハードルが高い。恐らく雌蕊の数が足りない。
小さい球根は花が咲かないそうだ。昨年は花が咲いたが植え方がよくなかったか、小さい球根が増えてしまった。
今年もDCMに張り込んでサフランの球根を買い足すつもりだ。
サフランは寒さにとても強い。梅雨時期は球根を掘り返せば良いのだし、案外管理も簡単だ。カビが少しくらい生えても洗って擦り落とせば良い。

地上部が枯れても保管して乾かしておいてまた植えれば大きくなってくれる球根系は復活の象徴の植物かもしれない。
今年花が咲かなくても、来年がある。
ネバーギブアップ。
毎年挑戦して雌蕊がどれだけ取れるか一喜一憂するのが楽しい植物だ。

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