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「雨の日にしたいこと」第十八回 ビジネス用語「真摯」は、本当にビジネス用語か?

読まれて恥ずかしいと思うものを書いて残すな

ダラダラすることが多い私の日常。
雨の日に何もしたくない日は大いにあります。今日はそんな日のもの思いについて書いてみたいと思います。

読んでもらって構わないと思って、ブログに掲載しているはずなのに、思わぬ反響に戸惑ってしまうと言う事はありませんか?

私はそんなに反響をいただいたと言う事は無いのですが、例えばnoteでは小説が、YouTubeでは、猫の動画が思ってもいない閲覧数になって驚いたことがありました。

その際に、誹謗中傷とはいかないまでも、一体どういう意図で書かれたコメントかわからず、返信が返せないことが何度かありました。

それ以来、コメントが楽しみなような怖いような。

これは趣味だから、批判や注意を素直に受け止められないのでしょうか。これが仕事であれば、批判を受け止めるのも責任だと思うのか。

ご批判は真摯に受け止めさせていただきます

こうした文言をネットが流行る前から見たことがあります。子供の時に習ってなくても、いつの間にか"真摯“と言う言葉は読めるようになっていました。

受け止めるという言葉は、相手の言い分を受け入れるとは言っていないわけです。

フリーランスの人や在宅ワークをする人で使用されることがある「チャットワーク」。

こちらに「真摯」の言葉の意味が、ビジネス用語として掲載されていました

「まじめ」「ひたむきな」という意味がある、"真摯"。

あなたの言葉について、真面目に受け取って一生懸命考えますという意味になるのでしょうか?その上で、相手の意見を受け入れるか受け入れないか決めるとか?

ネットの言葉をどこまで真摯に受け止めるか

見えない場所にいて、知らない人だから、実際に自分の周りにいる人たちよりも、ネットでは大胆な発言をしやすいという事はあるでしょう。

また、面と向かって、相手にからかいの言葉を投げることもあります。しかし、その身内の中だけの冗談半分の言葉がネットで炎上してしまうこともあるわけです。

例えば、noteでは実際に会ってなくても、ありがたい助言をいただける場合もあります。もしかしたら、お互い実際に顔を合わせていたら、そこまで踏み込んだ発言ができないかもしれません。相手の為を思った発言であっても、口に乗せると表現が難しくなる場合があります。

口で発音するときには気軽で、音に出していなければ、文字面では熟考した言葉しか並ばない事はないと思うのです。

相手が気軽に発した言葉をそんなに真面目に受け止める必要がありますか?また、真摯に受け止める必要があるでしょうか?

こちらのことを考えてない失礼な発言に対して、「真摯に受け止めさせていただきます」と答えなければ、いけないシーンが世の中に多く見られる気がします。

誰かがトラブルになったときに、当事者ではない人たちから来るアドバイスでもない潔癖な非難。

「真摯に受け止めます」という言葉は、文法的には何も間違っていないのでしょう。
しかし、ビジネスシーンで使うのは正しいのでしょうか?「真面目に考えさせていただきます」と言い換えたら失礼になるでしょうか?

あるいは、母親に子供が叱られているシーンを想像した時に、
「ごめんなさい。お母さんが言ったことを真面目に考えてみるよ」
なんて言われたら、なんだか違和感を覚えるような。受け止めるだけですからね。受け入れるわけではありませんから。

考えた上で納得しない可能性もあるわけです。「納得してないのに、謝罪はするんか」って突っ込む私がおかしいのか。

3月末から在宅ワークを始めました。これまで副業のようなことを不定期にやった事はありました。しかし、継続的に取り組むことしたのは初めてです。最近、ネットでの言葉の使い方に悩むことがあります。
趣味のSNSとはまた違っています。

詳しい内容は、恥ずかしくて書けませんが、というよりくだらないので書きませんが、私は新卒の頃にビジネスメールで失敗したことがあります。お客様宛のメールで失敗したわけでは無いのです。送り先を間違えた事はあります。
しかし、社内のメールでは、相手に対して重大なミスを犯してしまいました。
今ではあり得る事ですが、10年以上前は趣味でも愛称を名乗ることをよししない風潮がありました。

要するに、通称で呼んでもらうことができなかったんですね。そういった感覚の違いによるミスや簡単な謝罪のメールと言うものの意義がわからずに書いたことがありました。

直接謝罪する必要は無いけれども、あるいは直接謝罪をしたけれども、改めて謝罪のメールを送るという文化が当時はあったんですね。今もあるでしょうか?
簡単な謝罪で済む程度の事(謝罪しなくてもビジネス上の問題は生じない)けれど、直接とメールと両方謝罪が必要だという時はやはり使用するのは謝罪定型文でしょうか。
しかし、そういったも定型文で頻繁に謝罪するとなると、いざと言う時、お詫びの気持ちを表すには定型文以外を使わなければならなくなりそうです。

真剣に謝罪する時って、やっぱり定型文以外の言葉を尽くすべきでしょうか。まだこの事態を恐れています

一方で、私は学生の頃、誰かに声をかけるときには、「すみません」というのが口頭癖でした。すると新卒になって、先輩から簡単に謝るなと言われたんですね。

すぐに謝罪メールを書かなければいけない文化なのに、口癖の「すみません」を言ってはいけないというのは私には納得しがたいものがあったのでしょう。転職して次の会社に移るまで、その口癖は治りませんでした。よって先輩をイライラさせていました。

また、質問のタイミング。在宅ワークでもメールを送るタイミングがあるということを知りました。今は既読か未読か分かりますから、相手に既読を催促してしまうことには気を使います。

新卒の当時、「あんなに忙しいタイミングで、空気を読まずに質問してくるなんてありえない」と言われたことがありました。いつでも質問してくれと言ったじゃないかと当時は戸惑いましたが、言葉の通りに受け取ってはいけなかったのだと今はわかっています。

ただ、私以外にも言葉の通りに受け取る人が多くて、質問がしにくい環境ではあったような気がします。「いつでも質問してください」「わからなかったらすぐ聞いてください」と言われる環境ほど、実は質問がしにくい環境なのではないかと疑ってしまうのです。

仕事を失いたくない。特に、フリーランスであれば、仕事が定期的にあるとは限りませんから、そういったコミュニケーション上の少しの失敗も恐れます。

結局のところ、家にこもってもコミュニケーションをすることから、完全に逃れることはできないのです。例えば芸術家だって、発注者の好みを知っておかなければいけません。それが自分の主義に合わなかったときに、どう折り合いをつけるか。

[人間の文化は言葉を操るようになって、飛躍的に発展したであろうが、よりいっそう不便も生じるようになった]と私は勝手に思っています。

MBTI診断

4月に頻繁に聞いて、この性格診断をやってみました。去年もやったような気がしますが、記事にしたかは忘れました。

わたしの性格は、「建築家」でした。

こういうのって、どんな結果が出ても当たってるような気がしてしまいますよね。病気になるほど内向的な性格なので、内向性は100%かと思ったら、そんな事はありませんでした。

孤独な性格であれば、それはマイペースですよね。周りのペースに合わせないから、孤独なんですから。

一番意外だったのが「成功願望がある」というものでした。

子供の頃からも、社会に出てからも、マイペースで競争心がない人間のように言われてきました。この成功願望は要するに必ず目標に到達したいという気持ちであるようです。

そんなふうに、必ず目標に達成できる人間だったらよかったのですが。案外並行してやらないと、1つのことに集中できなかったんですよね。noteについても、私の場合コンセプトなんてありません。料理について書いてみたり、猫について書いてみたり、庭について書いてみたり。日常をダラダラと垂れ流しています。

私のどこがクリエイティブやねんと突っ込みつつ。
生まれ変わったら建築家がいいなとも思ってしまいました。クリエイティブな職業の中で一番食いっぱぐれがなさそうだからです。
努力して資格を持ったりしていても、お金にならず、世間に認められず、生活できないのは困ると思ってしまうのは、一種の成功願望なのでしょうか。

私は人がいっぱいいる賑やかな場所で暮らすくらいなら、ぜひとも山に引きこもっていたいです。もちろん、通院や買い物に不便しないくらい、生活に困らない億万長者であったならば。

私は慎重ではないですが、臆病者です。
ちなみにADHD診断をやってみたら、傾向アリでした。でしょうね。ASDでADHDなんですから。それにしても、今は常識として子どもや学生さんでも、病院で診断もつかないのにASDやADHDということばを知っているものなのでしょうか。それが社会にとっていいことか悪いことか、ネットの功罪は私には判断できません。
有料アドバイスは購入しませんでした。病院で診断を受けていますからね。

noteが好きなのは、何より穏やかな世界が広がっていることです。
今年、noteは10周年。インターネットでの発信が、もっと安心してできる社会になればうれしいです。
「あなたのつくったものは発信する価値があるものなのですか」
などとあまり厳しいことは思わないでください。
そう思われていないかとたまに不安になります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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