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猫の飼い方を学ぶ

猫の飼い方も人間の育て方も正解なんてあるの?
なんて身も蓋もないことを思いつつ。
せっかく猫を飼っているので、猫の飼い方の本を改めて読んでみた。

ページ数を確認すると小1時間もあれば読めそうだった。
せっかくならメモを取ろうと雑な字で殴りメモして読み進め、途中ごはんを食べたりして・・・。
気づいたら8時間くらい経っていた。
やりすぎた。いや、こんな調子だからかえって続かないんだ。
身体が痛い。

内容については、飼い始めてからのネット等の情報収集で知っていることも多かった。改めて確認できて学びなおしできたり、知らなかった点もいくつかあり、また知っていてもそこまでなかなかできないんだよなと思うところや本当に?とちょっと疑ってしまうところまであって面白かった。

せっかくメモを取ったのでその3点について、noteにも覚書を残しておく。
ちなみに2021年1月刊行。

1.猫についての基本知識

猫の殺処分 20年前〉30万匹 →現在3万匹(2020年4月1日~2021年3月31日に殺処分された犬猫は、23,764頭※環境省統計)

猫の平均寿命 15歳 完全室内飼い>16.13歳 外と行き来する猫>13.57歳
※飼い主のいない猫は4~5年といわれている。

動物愛護法で、犬猫などの愛護動物の遺棄は犯罪とされている。
1年以下の懲役または100万円以下の罰金。
2019年改正→ペットショップやブリーダーなどの動物取扱業者にマイクロチップの装着が義務化される。拾った猫は努力義務。
装着にかかる費用は3千円~5千円ほど。

健康管理
【食事】
・青魚、以下、タコ、貝類、海老、カニはビタミンB1を破壊するので生で与えてはいけない。
・玉ねぎ、ネギ、チョコ、ピーナッツは中毒を引き起こす。
・手作りごはんは味付け不要
・食べ残しはすぐ片付ける
・1日2回以上に分けて適量
・人畜共通伝染病の懸念があるため口移しはNG(回虫、かいせん症、猫ひっかき病など)
・いつでも新鮮な水を与える(不足すると、泌尿器系の病気リスクが高まる)→冬場はドライフードにウェットフードをトッピング、おやつにスープ、飲み水を白湯にするなどの工夫を

【運動】
本能を刺激されるハンティング遊びが大好き
一日1回~2回15分程度遊ばせる
ちょっとした段差など上下運動のできる場所を作っておく

【ワクチンで予防できる感染症】
猫汎白血球減少症
猫クラジミア感染症
猫白血病ウィルス感染症
猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ・FIV)

【ワクチンで症状を軽減できる感染症】
猫ウイルス鼻気管炎
猫カリシウイルス感染症

【猫の健康チェック】
月に1回はおなかを撫でまわしてしこりがないか乳癌チェック(死因の3分の1が癌で、がんの最多が乳癌)
水を飲む量が増えた、おしっこの量が増えた
→腎臓機能が低下しているかも。リンやナトリウムを抑えた食事を。
頻繁にトイレに行く、色の薄いおしっこ、血がまじるおしっこ
→泌尿器系の病気の疑い

猫にしつけは必要である。
・トイレの場所、爪とぎの場所、乗ってはいけない場所を根気強く教える
→爪とぎ防止シートをはる、火傷や感電や転落死を防ぐためにガード、テーブルに乗ろうとしたら大きな音を立てる

不妊手術のメリット
病気の予防、発情行動での事故の防止

2.猫について改めて知ったこと

【保護猫1匹にかかるひと月平均支出額 7,252円】
え?高すぎませんかと思ったのですが、よく考えたら平均です。
病気や老化の見られる猫の場合は医療費もかかりますよね。
人間の所得の話と同じで、中央値の層のもらっている額はもっと低いんだけれど、1億円プレイヤーを入れた平均値になるともっと高くなるというあれなのかなと思います。

【生後6か月をすぎたら不妊手術の検討】
うちのセミ猫はは推定で4か月くらいの頃に発情期が来ました。
そのくらいの時期に避妊手術をしました。発情期の早い猫もおり、脱走の危険を考えると6か月過ぎの検討で大丈夫なのだろうかと思うので、悩みどころですね。しかも、その発情期が本当に苦しそうだったのです。
子猫のうちに不妊手術をすると回復も早いそうです。病院に泊まらずに帰ってきました。しかし、そのまま外に置いとけないので、そのあたりでもう飼うしかないんじゃなかろうか・・・という判断になってしまいました。

【飼育数の目安は、「猫が自由に出入りできる部屋数ー1」】
ワンルームなら1匹、2LDKなら3匹まで。
猫は静かに一匹でいられる空間がほしい動物なのだそうです。
そうなんだろうなと2匹になって半年経ったいま感じてはいますが、これはあくまで目安。ケースバイケースでしょうか。

【猫との挨拶】
指1本差し出して匂いを嗅いでもらう。徐々に距離を縮めて慣れさせる。

3.なかなかそこまでできない猫の飼い方

【災害時の備え】
キャリーバッグやケージ、猫用ハーネスに慣らす
→これは知ってはいました。うちは元々病院通いで車好きになり、好奇心旺盛なので、たまに気分転換にお散歩に行きます。宿泊もしました。しかし、完全室内飼いが基本なのに長い時間のキャリーやケージやハーネスに慣れる機会ってどうやって作ればいいのでしょうか。とりあえずケージ、キャリーはやりましたが、ハーネスは新入りのトンボ猫はまだ前途多難です。つけたらある程度は脱がないでいられるのですが、とにかくつけられるのを嫌がります。外への興味はそれほどではないですが、半年経って外の景色を眺めたり、雪の日に外に出たりはしたので、好奇心旺盛ではあるようです。ただ、外でよほど怖い思いをしたことがあるので、うちの庭の外にはほとんど出ないのでしょう。

防災グッズに猫の健康手帳を
いい考えですね。健康状態やワクチンの接種歴や服用している薬など書いておいておけば、自分に万が一のことがあっても手帳を見てもらえば安全に飼ってもらえそうです。
ただ、猫用健康手帳をどう作るかが問題です。ネットで調べたら千円以上して結構お高い。母は2匹で1冊にすればと言いますが、そんなことしたら、ワクチンを接種した時期も違うのにかえって間違いのもとだという気がします。
とりあえず自分で作ってみて、私には難しそうなら考えます。

【猫の爪とぎと歯磨き】
爪を切るとセミ猫はすごくぺろぺろ舐めて気にします。
子猫の頃はそれでも慣れさせようとやっていましたが、いつの間にかおざなりに。元気がなくなり、しょんぼりじっとしているのを見るとどうしていいのかわかりません。基本的に触られることに抵抗がないので、リラックスしている時に爪切りするのは可能で、怪我をさせたこともありません。
でも、動かなくなってずっと爪を舐めることを考えるとどうしてもこちらの腰も重くなります。
歯磨きについては、実行するのが難しいです。猫は虫歯になりにくいそうです。しかし、歯周病になります。
歯磨きシートや歯磨き粉は買ってみており、前の方の歯なら触るのに危険はありません。しかし、シートで奥歯を磨く勇気がありません。セミ猫でそうなのに、この間まで気に入らないと噛みついてこようとしていたトンボ猫にできるわけがありません。
セミ猫は歯磨きおやつは食べません。歯磨き粉が嫌いで、ブラシは噛んでしまうので、やっぱり奥歯は無理です。
昔は人間も歯槽膿漏が死因だったりしたそうです。しかし、そうは知っていてもなかなか難しい。歯磨きふりかけというのを買ってみて、一応体に害がないとネットなどで評判を確認したものの、気が向かず、3日使って放置しています。

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