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本屋は田舎にもある 「猫様のクチバシ」

 たまには字幕のない何話しているか分からない映画も見てみようと思いました。どうせ大雨で、セリフの声もかき消されるのです。

 以前ネットニュースで田舎の子どもは本屋を見たことがなく本の買い方が分からないという記事を読みました。圧倒的に読書体験が足りないというのです。田舎育ちのわたしはちょっと待ったと思いました。本を買う経験が少ないのと読書量が少ないのは同義ではありませんよね。田舎の方がよく勉強する地域もあるのに、本屋がない塾がないから勉強してない、読書してなくて語彙が少ないに違いないというのは決めつけに過ぎないのではないでしょうか。

 個人的は新橋の地下街や池袋の繁華街よりもっと落ち着いた街並みに本屋が似合うと思います。最近流行りの自己啓発本や漫画ばかりでなく100年前の文学作品が紙媒体で置いてある本屋さん。留守番は一人で壁一面に本が並んでいる。できれば隣に喫茶店なんてあるといいですね。

 例えば、そう。美しい古びたイタリアの街並みに古い建物を利用して営まれている本屋さん。店主は優しげな年配の男性で、見知らぬ少年にも快く話しかけてくれる。それで利益が出るのなら理想の本屋さんだなと思いました。
 わたしならハーブの販売と猫カフェを併設したいです。そして、一週間に2日だけ開けます。

【概要】
「イタリアの最も美しい村」のひとつに数えられるチビテッラ・デル・トロントを舞台に、年齢や国籍の違いを超え、本を通して老人と少年が交流する姿を描いたハートウォーミングストーリー。
イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上にある、小さな古書店。店主のリベロはある日、店の外で本を眺めていた移民の少年エシエンに声を掛ける。好奇心旺盛なエシエンを気に入ったリベロは次々と店の本を貸し与え、エシエンは、リベロが語る読書の素晴らしさに熱心に耳を傾ける。本の感想を語り合ううちに、2人は年齢や国籍を超えた友情を築いていく。
店主リベロ役は「フォードvsフェラーリ」「我が名はヴェンデッタ」のレモ・ジローネ。

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