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上手くいかない人間が楽を狙っても失敗する

昨日から描いてしおりを作りました。今回、ラミネートしてみたのですが、思ったよりきれいにならなりませんでした。静電気で白い埃がつくんですね。

それでも、紙が破れる心配はなくなったので、今年中は使えるかなと思っております。

子どもの落書きみたいなものですが、写真を載せるとまた話がいろいろと脱線するので、やめておこうと思います。

母が刺繍糸で編んだ栞もありまして、YouTubeの動画で編み方を調べて作っていました。私は編み物がほとんどできません。母もあまり芸術センスのない方ですが、基本に忠実に作ったらやはりうらやましい出来になるものだと思いました。

1.蓋をしないで作るパエリアと基本のパエリア

以前パエリアを作りました。

基本に忠実に作って、写真の見た目よりはお米もパラパラになりました。お米を洗わずに作ると書いてありましたが、それだけはどうしてもできず、わざわざ無洗米を買うのも余らせるのが嫌だったので、その点を守ればもっと触感も良かったかもしれません。

結論をいえば、今回のパエリアは大失敗でした。

お米がごっちんになって、固かったので、水を何度も足して1時間以上煮込みました。

蓋をしないでパエリアを作れると書いてあったのですが、通常のやり方を外すというのは素人にも簡単だとは限らないようです。

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失敗した理由には以下の点があるかなと推測しています。

①蓋をしないで水分を飛ばすのが難しかった

②トマト缶を入れたので(レシピにトマトを潰していれると書いてあった)浸透圧みたいなものが変わってしまった

③以前は生の殻付きの海老と烏賊を使ったが、今回は凍らせたままのシーフードミックスを使った

④お米1合と書いてあったのに、2合で作ろうとした(前回のレシピは2合だったからいけると思ってしまった

⑤パエリアでスパムお結びを再現しようとしたら、クッキングペーパーが糸できれなかった(私が不器用なせい?)

私がお米の分量を無視したり、生の魚介類を使わなかったことが最大の原因だと思います。特に魚介類はシーフードミックスの方が生よりお金がかからないとかいうこともないので、ただ楽したいだけに走ったということがよくなかったと思います。ただ、言い訳すればちゃんと炒めて事前に水分を飛ばしましたよ。

水を増やしてふたをして温めなおしたら、リゾットみたいになりましたが、どうにか食べられるようになりました。

ただ、トマトとレモンだとトマトの方が酸味が気になります。私はトマトとレモンならトマトが強いので、今後はトマトパエリアは作らないと思いました。失敗した人間の負け惜しみです。

ちなみにおにぎりはこんな感じでぐっちゃりです。


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刻んで中身に入れて三角おにぎりにするのが、精々私ができる調理法だなと思いました。

2.失敗パエリアを食べながら考えるけど、10月4日からの臨時国会は臨時国会をしないための臨時国会だなということ?

①任期満了後の選挙は憲法軽視

衆議院議員総選挙がいつになるのか、私はこれは大問題だと感じています。

任期満了後の選挙は憲法の抜け穴を狙った憲法軽視の行為ではないかという思いがぬぐえません。

2021年度の衆議院議員総選挙は任期満了後の選挙になる公算が高いですが、これはもちろん現憲法下では初めてのことです。

任期満了による選挙自体、過去に三木内閣の時の1回しかないそうで、それも1970年代のことでした。

こんなことを堂々と行ったら、他のアジアの国々まで真似をし始めないでしょうか。どこの国も必ずしも憲法があるわけではありません。慣例や周辺国の例に則って議会運営をしている国も多いはずです。

それをたとえ短期間でも経済大国を自負する日本が行えば、「紛争が起きているから選挙を延期します」「デモが起きているから選挙を延期します」「災害が起こっているから選挙を延期します」なんて理由をよその国も思いつきますよね。憲法を作ったところで、非常事態を理由に抜け穴を作っておくか、いざとなったら無視すればいいじゃないかと思われるわけです。

②非常事態宣言は首相の専権事項拡大や憲法改正の布石ではないか

いくら先にあるからといって総裁選ばかり取りざたされているメディアなどの報道を見ると、立憲民主党などの旧民主党陣営が返り咲いて政権交代の可能性は低く、自民党政権が続くことがほぼ確定路線のようです。

コロナ対応に明け暮れているので、そのような余裕はないかもしれませんが、もし憲法改正(改正というより変更)が再度議案に上がったら、今の自民党政権での変更を安心して受け止められますか?

そもそも安倍内閣で非常事態宣言が出された時も、かなり唐突なものでした。これは内容がどうか以前に非常に重大な問題だと私は感じています。

そんな重大な宣言をするのが国会会期中でなく、その後の国会での内容の審議のほども曖昧あいまいで、解除方針についても国会を開かずに事前に期日を決められ、延長を決めるのにも漫然と行われているように感じます。解除には国会の議決が必要だという声も聞かれていないように思います。上がっているのだとしたら、報道されていないか、報道がすくないので、見逃してしまっているのでしょう。

緊急事態宣言が2013年の自民党の憲法草案で論じられたものであることは、先日石破茂議員の本を買ったという記事で書きました。

前回と繰り返しになりますが、リベラルとか保守とかおいといて、自民党や野党の憲法改正派の人たちは憲法の定める諸々の手続きを簡略化して総理の専権を拡大し、その指揮監督能力を高めるということを目的としているようです。

日本では、「あまり効果がない」「人々の行動を抑制する効果はほとんどない」と言われる緊急事態宣言ですが、これは非常に強力な措置で、石破さんは閣議や国会の議決を経るので決して総理大臣の独断で「緊急事態」が宣言されるわけではないことを強調しておきたいと書かれていました。

しかし、今実際には、緊急事態ってなぜ必要なのかなぜ今なのか、きちんと国民に説明されている上で宣言されていないように感じています。

3回目のワクチン接種や抗体カクテルを外来で行われることも、寝耳に水のような形で報道で聞かされ、正しいかどうか説明もなされないので、SNSなどで流言飛語りゅうげんひごが飛び交い、憶測おくそくが憶測を呼び、その収集に余計な手間と説明を要する事態に陥っている気がしてなりません。

むしろ、「コロナ禍が始まってからは自民党内閣はずっと緊急事態の体裁ていさいを取っていて、そんな中でいろいろな政策を行う時に国会での議論とか承認なんて無駄で煩雑はんざつな行為にすぎない」と考えていらっしゃるのではないでしょうか。

そうであるならば、河野行革大臣や自民党内外の議員が、「日本の大臣は国会に縛られる過ぎる」「答弁がなくても座ってなきゃならない」などと言い、国会の最中にずっと居眠りしたり、果ては読書をしたりスマホをいじったり、ずっと席を外していたりするのも頷けるというものです。

国会という開かれた場で話し合いをすることは、いわば国民の知る機会に資するわけですが、そんなものは無駄だと考えているわけですね。

緊急事態においてはスピードが大事で、役人に情報をあげさせてその情報を開示しないで、密室の中で限られたメンバーで会議して、事務的なことは命じられるまま役人が疑問を挟む余地もなくやらせておけばよいのです。

とあるヤフーのコメントの中には、「自民党のリベラル派と保守派に分けてお互いに監視できるよう別れれば野党なんかいらない」というコメントを書いている人がいて、そのコメントがその記事のグッド数のトップでした。

衆院選が始まれば、またぞろ「参議院はいらない」という話を蒸し返す人がいそうですが、今のように開かれた議論の場である国会を軽視して、なるべく国会で重要政策を話し合わないようにして、首相の専権事項を拡大し、改憲を推し進める人が多い自民党の一党独裁のまま、一院制となれば日本の議会制民主主義は崩壊し、選ばれた世襲議員が独断で日本を動かす国にまっしぐらという気がします。

そもそも国会が機能して開かれた議論が侃々諤々かんかんがくがくに行われていれば、議員の実態に失望してかどうか、1期のみで以後選挙に出ないなんて人も多くはなくなってくるのではないでしょうか。実際に国を動かす人の堂々たる姿を見て、議員に憧れる子どもたちも増え、多少金銭的に無理をしても議員になりたいと思うかもしれません。

第一、石破議員のように強力な改憲論者で国防政策主義一定の保守層にも人気がある人もいるわけですから、いちいち政策の一つ一つをとってこの人はリベラルとか保守とか分けられないでしょう。自民党は自民党、立憲民主党は立憲民主党なんですよ。与党は与党、野党は野党。役割は変わらない。小説だって、この作品は自然派だ、だけど、こっちはロマン主義で、白樺派で、写実主義でとか作品ごとに筆者を何主義に分けたりしないでしょう。白樺派は白樺派、違うと思うなら別に分類するだけです。多分。

コロナ禍になって以降ずっと緊急事態の気持ちであるならば、そもそも緊急事態の解除の期日を決めず、国会で解除の議決くらいはするべきではなかったでしょうか。ずっと緊急事態の最中であったとしても、その中でロックダウンや規制緩和など話し合うことができたかもしれません。未だ協力金の保証は緊急事態宣言や蔓延防止法の出されている地域の飲食店など限られた業種ばかりですが、取り沙汰されているようにコロナ禍になって経済的苦境に陥っているのは一部の観光地を除いて地方も同じなのです。そのような話し合いも、国会を開かずに一部の議員のみで思いつきで出来るものでしょうか。

もし、それが党是とうぜだと自民党政権がお考えになっていて、それを多数派の国民が認めているというのであれば、参議院どころか、与党議員でさえ、一部の閣僚関係者を残せば、後はお飾りなのでいりませんよね。議論がなければ多数決すら取ることができない

総裁選の行方より、漫然と出されている緊急事態宣言や前代未聞の任期満了後の総選挙の投開票の方が問題だとどうしても感じてしまうのです。

「だって、任期満了後の投開票って憲法違反じゃないんでしょ?」って言われれば、確かにそうなので、それなら憲法改正して穴を無くせばという議論に戻ってしまいそうです。でも、憲法の解釈が自由である限り、穴のない憲法というのはない気がします。

私は、憲法は、現実にそっているよりも、国家という理想を実現するために存在するものじゃないかと思うんですよね。

③総選挙とそれにまつわる諸々の日程(推定)

ここで、ちょっと総選挙について調べたので、疑問に思う選挙の日程について書いておきます。

一応調べたんですが、勉強不足で間違ったところがあれば申し訳ありません。これ以後は、話半分に読んでもらっても構いません。

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1.自民党総裁選 9/17公示→9/29投開票

↓(これ以後新内閣)

2.臨時国会 10/4~ ※議題はおそらく緊急事態宣言解除後の行動規制緩和について

3.衆院の任期満了 10/21

↓ (以後30日以内に総選挙、投開票の期日は12日前に公示)

4.総選挙の投開票 11/28?(11月末までに実施すればよく、大抵日曜なので最も遅くてこの日程)

 任期満了前なら遅くとも 10/5公示→10/17投開票

↓(任期が始まる日の30日前までに臨時国会を召集しなければならないが、但し書きに、その期間内に通常国会が召集された場合はこの限りでないとある)

【12/29~1/3官公庁年末年始の休日、自然と国会も休み】

通常国会150日間 1/4~6/1?(近年だと1/20前後が多い)

上記は予測ですが、11月末の総選挙の投開票の日程であれば、例年通りに1月には通常国会が始まるので、常会が30日以内の範囲に入り任期満了に伴う臨時国会を開かなくて良いわけです。

もし菅首相が早めに衆議院を解散していたら、選挙の日から30日以内に国会を開かなくてはなりませんでした。

だから、任期満了の方が選挙を先延ばしにできて、いずれにせよ国会をなるべく開かずにすむというわけです。

もちろん任期満了前に総選挙を開くこともできますが、上記のように10/4~臨時国会の予定が組まれています。満了前なら翌10/5に公示するのは無理があるというか、国会の最中に総選挙は公務に支障が出るという理屈で、史上初の任期満了後の投開票がほとんど現実味を帯びています。

普通に考えたら、任期満了しているのに、1ヶ月も議員生命が延びるというわけですね。

でも、国会重視であれば、どのみち臨時国会が開かれることは良いことだろうと思われるかもしれません。

しかし、ここで疑念が生じるわけです。

何度か述べてきたたように、10月の臨時国会では、緊急事態宣言解除後の行動規制緩和や先んじて議論が行われているワクチンの3回目接種などが議題に上がると思っています。

なぜそう思うかといえば、10月がそれらのことを話し合う最適な最初で最後のタイミングであると思うからです。

NHKや厚生労働省や官邸の資料でコロナの感染者数の推移を見てもらえばわかりますが、コロナの感染者の増加については各国同様のタイミングがあります。

【第1派】4月の頭~5月の頭にかけて拡大して収束傾向

※緊急事態宣言発出

【第2派】7月末~9月の頭にかけて拡大して収束傾向

【第3派】10月末~2月頭にかけて拡大し収束傾向ながら小康状態

※緊急事態宣言発出

【第4派】4月頭~5月末にかけて拡大して収束傾向ながら小康状態

※緊急事態宣言発出

【第5派】7月半ば~9月半ばにかけて拡大して収束傾向

※緊急事態宣言発出

他国や季節が逆転している南半球の国々でもおおむね同じ推移を辿っています。今年は少し早いタイミングで波が来ているという向きもあります。

昨年の傾向で言えば、10月末には第6派が来る見通しです。様々な対策が個々人で取られるようになり、医療体制も拡充されてきましたが、冬の感染者と死亡者が一番多かったことを考えると昨年末や年始以上のコロナ感染者が出る見込みではないでしょうか。

もちろん、ワクチン接種が進んでいますから、死者は少なくなるかもしれません。

しかし、感染者が増えれば増えるほど、ウィルスが変異してワクチンが効かなくなる可能性や医療崩壊の危険性が増すので、必ずしも状況が改善するとは言い切れないのではないでしょうか。

そして、そんな冬を迎える前に臨時国会で話されることがコロナの補正予算の組み換えや追加の経済対策や緊急事態宣言の内容の見直しでなければ、この冬や後数年間の冬を果たして無事に乗り切れるだろうかということを危惧しています。

確かに医療体制は拡充され、日本の医療福祉は素晴らしいと感心させられますが、その医療従事者にすら苛立ちの矛先が向く今、コロナ禍の最も有効な策は医療に関することばかりなのだろうかということです。

ふところ寒く冬を越さなければならず、外にも出るなと言われても、師走は書き入れ時ですし、受験も就職活動もあります。卒業旅行や早めの新居への引っ越しを済ませたい人もいるでしょう。いち早く都会に上京すれば、学生だって早くからアルバイトを始めてお金を稼げるのです。

海外旅行や新年のお参りだってしたいでしょう。それらに対する対策は何か話し合われているのでしょうか。国会が開かれない今、メディアでかいつまんだ情報を聞き及んでも、私にはそれが見えてきません。

国会をなるべく開かずに実のある仕事をしていますと言われて信じられますか?

1月の通常国会で行動規制緩和を話合う予定にしていても、コロナの感染者数が増加していれば、またぞろ、緊急事態宣言の発出を余儀なくされるのです。だから今年の10月に話し合うしかありません。そして、それがまさに自民党は緊急事態宣言を憲法改正を想定して出してみたいだけなんじゃないか?と私に思わせるのです。国会で中身の議論をするならまだしも、解除するのに話し合いもしないなんて、実際地震や戦争が起こった時にも同じように突如宣言して、一部にお金を配り、対策は一部の閣僚で話し合って、忙しいんでございますと疲れた顔をして、まるで他の議員の手足や国民の意見なんて取るに足りないという風にため息をつくのでしょうか。

緊急事態宣言の内容を見直す、他の対策を考えるということはできないでしょうか。じゃあ、他にどんな案があるんだよと言われれば、思い付きで話すといい加減な議論と非難を呼びそうなのでやめておきます。

コロナ対策の要望についても以前にブログに書いております。

年明けの内閣は国会で何を議論に持ってくるんでしょう。河野内閣になると思っていますが、石破議員は大臣になれるのでしょうか。著書で、『「人権擁護」の名の下に国家機関の手足を縛り、その活動を阻害するのは、畢竟より大きな人権侵害に他なりません』と述べられていました。そうであるならば、今の私権の制限をしている!という非難を浴びないようにとばかり配慮された緊急事態宣言は、緊急事態の措置として正しいあり方なんでしょうか。国民への必要な「指示」はどこへ行ったのですか。また、国家機関に国会は含まれないでしょうか。

いついかなる時も、国会が開かれるという安心感があれば、長く総理の顔に頼る必要もなくなるのではないかと私は思います。国会に重みがないから、存在するかもわからない人徳を求めるのです。

3.小学生は勉強しないと”じょうぎ”が書けない

また、前職の話です。塾講師をしていた時に、中学受験クラスで”じょうぎ”を漢字のテストに出していました。見慣れた字のはずなのに書けないことって大人でもよくありますよね。

中学生に「誤りがないか文章を【こうせい】する」という問題を出して、解答が間違っていると疑われました。正解は【校正】です。私は、自慢ですが、小学生で漢検準2級まで獲ったんです。字面の書き間違いや変換ミスはあっても、解説しながらそんな間違いに気づかないわけないんですが、信用がなかったのでしょうね。

読書すれば、スマホで記事を読んでいれば、言葉の読みなんて自然と身につくと考える人がいます。

けれども、ある程度の”書き”の作業はやはり大事だと思います。書かないと覚えられないという人もいるでしょう。書くということは言葉に興味を持つことです。

楽をしようとすれば、かえって遠回りになったり、いつまでも身につかずに弱点が解決しないということがあります。

私も毎日凝った料理をするわけでなし、食べられる材料も限られるので、やはり原点に立ち返って基本の料理手順を覚えようと思います。

そして、議員の方々は国会を開かなければ楽に迅速に政策が進むと考えるのではなく、民主主義の根幹を思い起こして、グッド稼ぎのネット上に飛び交う流言飛語りゅうげんひごに流されることなく国民の正しき内なる声に耳を傾けていただき、正しい手順と見直すべき方向性は何か考えていただきたいと思います。

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