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俳句 part.99「苺(いちご)の花」

新しい種を蒔いたら、先に植えた苗の花が咲きました。
温暖化で暖かい季節が長くなっても、季節は順番に巡ってくるんだなと思います。

個人的に苺の葉っぱと花の組み合わせが好きです。
梅は葉っぱも少し丸みを帯びていますが、苺は花が一重で丸く萼がしっかりしています。

お子さんに「いちご」と名づける親は、実と花とどちらを想像しているでしょうか。
案外花の咲き方も合わせて可愛らしいイメージを持っている人もいる気がします。

我が家の庭では、今年買った苗と昨年から生き残って野良化したいちご苗と両方順調に育っています。

野良苺花咲きて今年こぞ生き残る

ハーブ棚苺の花の膨らみぬ

優しき日苺の花の蕾む白

面接室に真白の苺の花

這いずってそこここに苺の花のあり

空模様苺の花は知らずおり

苺の花が食べそうな虫おり

庭作業苺の花に風の吹く

子の赤く親は"いちご"と名づけたか

ガザの声喰んだいちごの酸っぱくて


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