チームスポーツにおける集団的効力感と集団凝集性・試合への出場機会、教育段階と将来の勝敗の関連


大学院での学びをさらにより良いものにするためにも、やはり多くの論文を読むことも改めて大事だと感じたので、読める際にはどんどん読み(比較的じぶんがしたい研究にちかいもの)をどんどんアウトプットがてら、noteでまとめさせて頂きたいと思います。

さて初回である今回は、タイトル名にもなっている昨年の大阪体育大学博士後期課程の方が書かれた博士論文を読んでみて、

ということになります。

うまく言葉でまとめられるかどうかは怪しいですが、ご興味おる方は一読いただければと思います。


集団効力感とは

「課題の達成に必要とされる行動を系統立て実行するための能力に対する集団で共有された信念」
(Google先生調べ)

僕の大学時代を例にあげると

インカレベスト4という目標に向けて、
どのようなことを強化していくために、どのような練習を行っていくのか、この時期辺りにどのようなことが出来ていればいいのか
などの目標に対する筋道を
チーム内の選手がどれくらい理解されているか

ということであると思います。

特に中京の場合
最上級生が目標を決め、練習メニューも決めるので、最上級生の信念をどれだけ下級生が共有してくれていたのか
集団効力感が高かったのかは今でもとても気になります🤨


集団凝集性とは

「集団が構成員を引きつけ、その集団の一員であり続けるように動機づける度合い。」
(Google先生調べ)

要は
このチームに所属していること
への満足感であると思います。
→筑波のハンド部なんかはすごく高そう。

結果

1.教育段階に関わらず、出場機会を得ているメンバーの方が高い集団効力感と集団凝集性を有する。

僕の卒業論文でもレギュラー選手とその他に分けて、心理的競技能力の違いをDIPCA.3の質問紙で検討したので、同じ対象でも切り口を変えるという方法もあるんだなと参考になりました。

2.大学生より高校生の方が高い集合的効力感と集団凝集性を有する。また、出場機会を得ている高校生は高い集団効力感を有する

3.出場機会を得ている高校生に限り、集団効力感が次の試合の勝敗と関連する。

カテゴリー別の研究というものは大学時代は出来なかったので、大学院では行いたいと思います。

また研究結果から、高校生は集団効力感が次の試合に影響を与える(集団効力感が高いほど試合に勝利する可能性が高い)ことから
ハンドボールの場合であっても、大会などで勝ち上がっていくには、

できるだけ多くの選手を試合に出場させ、どのタイミングでどのような選手を起用していくのか

ということも勝敗を分けることにつながっていくようです。

→高校生の場合、チームとして勝ち上がっていくためには、うまいメンバーで試合を行っていくというよりは、出場機会を多くの選手に与える。そのための練習を行っていくことが大事ですね!


さていかがだったでしょうか。

細かいデータなどは記載できていませんが、
僕自身もこのような内容の研究を進めていきたいので、とても参考になるものでした。

僕の自己満➕参考になった方がいらっしゃれば、幸いです。

読める時に読み、どんどん吸収し、アウトプットしたいと思います。(音声とかもありかも)

また覗きに来て貰えると嬉しいです!

よろしければコメントなども頂きたいです!

それでは!

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