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部活動顧問の役割と負担

こんにちは

今回からは
まず、前半部分で今回のタイトルでもある

部活動を受け持っている顧問の先生たちの役割や負担
それに伴う問題などについてまとめ、

次回のnoteでは、それらを踏まえたうえで、
外部指導員に着目し、外部指導員の活用法や外部指導員がどのようなモチベーションで外部指導を行いたいと思っているのか

などを実際に全国的に調査されたものがまとめられている論文などを参考にしながら部活動の指導に関わる人たちについて少し考えていきたいなと思います。

まず、そもそもなぜこのテーマなのか

あまり大きな意味はありませんが、
つい最近、外部指導をお願いしたいという依頼を予備校で指導している高校生からいただき、

監督さんなどともお話してからだなと思いながら

今回は、自分の予備校での教え子であった「縁」があり外部指導を行える可能性があり、同様に、大学時代に行っていた外部指導に関しても大学のOBが監督をしているチームであるというある種「縁」があったからこそ外部指導を行うことができていました。

しかし、大学生時代と現在を振り返っても外部指導員を招いている学校というのは非常に少ないように感じます。

そのようなことから、僕自身も外部指導というのは、
僕のように「縁」で始める以外にどのようなスタート方法する方法があるのかということを調べ始めたことから調べていくうちに面白いなと感じた部分などもあるので、noteにて共有できればと思います。

その前に今回は、
外部指導員を雇うよりもまずは部活動指導員の現状把握などを行ってから
外部指導員の話をしたほうが、流れ的にもすっきりするのではと思い、
今一度自分自身も部活動指導員について学びなおしたいと思います。

僕自身は高校の部活動には所属していなかったためになかなか初めて学ぶことなどが多かったような気がしています。

運動部活動顧問の業務内容と時間的負担

まずは、運動部活動顧問の時間的負担をデータから見てみると

日本の中学運動部活動顧問の平均労働時間は53,9H
世界の中学運動部活動顧問の平均労働時間は38,3H
(世界は恐らく部活ではないので、中学生年代への選手への指導)

と日本の部活動顧問は、世界に比べ平均的に約15時間も多くの時間を部活動にかけてしまっているということになります。


部活動顧問の業務内容と時間的負担


負担運動部活動顧問への経済的な手当てと自己負担


運動部活動顧問の経済的負担


遠征や大会への帯同の際に、交通費や宿泊費などは手当としては出るものかなと考えていたものの、一部は自己負担金になってしまっているものもあるそうです。

また、個人としてはこの表に教本やDVD等の教材費が記載されていることがうれしく思いました。

自分の専門外の部活動の顧問になってしまったものの、生徒のために少しでもその競技についての知識を深めようとする部活動顧問の先生方の姿勢が垣間見得るような気がします。

繰り返しにはなりますが、僕自身は高校の部活動に所属していなかったこともあり、部活動に関わる顧問の先生のイメージがわきにくいものになっていましたが

先生方も身体的・時間的・経済的な負担がある中で、学生生活の重要な要素である部活動というものを少しでも学生にとっていいものになるように様々な工夫を行ってくれているのだなと再認識する機会になりました。

部活動運営のコストと運営に関する今後の方向性

現在運動部活動というものは全国にどれくらいあるかわかりますでしょうか。

僕自身は考えたことがなく、相場がわからな過ぎて想像すらできませんでしたが、

運動部活動は全国に

約21万部

もあるそうです。

それら一つ一つの部活動に顧問の先生方が割り当てられており、

それぞれの先生方が、平均的に上記の経済的負担を背負っていることになりますが、

全国に21万部もの部活動があるがゆえに、それぞれの経済的な負担額を削減することは今後も難しいとされています。

負担感の軽減策

今までの事柄を踏まえ
運動部活動顧問の先生方の負担を少しでも軽減させるために

2017年にスポーツ庁から「部活動指導員」が制度化され
外部指導員を活用することで、運動部活動の顧問の先生方の負担を軽減する政策がすすめられています。

また、部活動の地域移行なども徐々に進められていくなど
負担感の軽減策は少しずつ進められてはいるものの

外部指導員を行う指導者の確保や

主に外部指導員になりうるであろう大学生などが
しっかりとスポーツ指導や教育に関する専門的な知識などを有しているのか。

ということが問題ともされており

様々な政策がすすめられていく中にも不安がある現状のようです。

運動部活動顧問の先生方の時間的・経済的負担の軽減と指導・運営力の向上が鍵

であるとされています。

僕自身はここにもっと大学というものが深く関われる
関わっていくべきではないのか。と考えています

僕自身も大学時代に外部指導員として関わらせていただく中で
選手として活動しているだけでは気づけなかった多くのことに気づくことができたと今でも感じています。

僕自身が過去に外部指導を行った経験をまとめた記事です。

久しぶりに自分でも読んでみましたが
今よりもまとまってていい文章なんじゃないかと自画自賛(笑)

大学生が行う外部指導員は大学生にとっても
高校生にとってもいい機会になるのではないかなと感じています。

僕自身が大学生のころ
外部指導を行えるレベルまで育ててくれ、背中を押してくれた監督のように僕自身もその立場になれるように頑張らないとなと…

また、その大学生に指導してもらった高校生がその大学生の大学へ進学し高校生の指導をする。

といった循環ができれば最高だなぁ

まとめ

最後の方は少し違う話になってしまいましたが、

運動部活動には様々な負担や問題付きまといますが
そこに関わる学生も先生方も純粋に競技を楽しみたかったり
生徒に競技を通して学生生活などをより良いものにしてほしいと考えているのではないかと個人的には感じました。

序盤で記載しているように今回は前後編の前編ということで

後編では
終盤に登場した部活動指導員にもう少しフォーカスを当ててまとめていきたいと思います。

具体的には

外部指導をお願いしたいけど、どうやればいいかわからない。

外部指導員を雇う金銭的な問題が…

などといった疑問などを少しすっきりできるような内容にできるのではないかと思います。

良ければ次回もご覧ください!

それでは~


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