「プレッシャー」はパフォーマンスにどれほど影響するのか。
noteを見にきてくださりありがとうございます。
プレッシャーはどれくらいパフォーマンスに影響するのか
と言うことについて、まとめた後に自分の考えなどもまとめられればと思いますので、よければ最後までご覧ください。
サッカー世界大会を例に
サッカーの世界大会におけるPK戦においての研究から
①決めれば「勝ち」の場面のシュート決定率
②決めれば「負け」の場面のシュート決定率について調査した研究から
①ー92%
②ー62%
と決めれば「勝つ」か「負ける」でシュート決定率に30%もの差が生じるようです。
また、ワールドカップにおいては、
①ー94%
②−28%
と雲泥の差があると言うことが研究により明らかにされています。
特にワールドカップというものは、4年に1度開催される世界大会ということもあり、その分、通常の世界大会に比べてもかかるプレッシャーの度合いというものも強くなるため、このような研究結果が出ているのではないかと考えます。
余談ですが、
ワールドカップにおいて、②群にもかかわらず、PKに成功した日本人選手がいるそうです。
誰かわかりますか?
答え
本田 圭佑 選手
本田選手は、日本人で唯一②の状況においてPKを決めた選手であるそうです。
メディアなどでも度々、強いメンタルであると放映されている裏側には、しっかりとした実績もあったんですね!
野球での研究を例に
上の図では、下のグレーが打者の得意ゾーンとなっています。
白熊実験という界隈では有名な実験
→シロクマのことを考えないでくださいと言われるとそれ以降無意識的にシロクマのことを意識してしまうようになってしまうということが示された実験
から導き出される 皮肉過程理論という理論が存在しているように
人間というものは、意識するなと言われれば言われるほど、無意識で意識してしまい、投げてはいけないコース・やってはいけないミスを引き起こす確率を上げてしまう。
ということが示されています。
最近では、ハンドボール界でも随分と減ったのかなとは思いますが、僕自身がまだ中学生の頃などは、「ミスをするな」と口うるさく怒っている先生方が周りには多くいたような気がします。
もちろんミスが続いている時などに、ミスに対して、何の声かけもないのは、指導者が指導者の責任を放棄していることになるとは思いますが、
そのミスがなぜ起こっているのか。
どのようにすれば改善されうるのか。
などを考えて選手に伝えることが必要ではないのでしょうか。
また、皮肉過程理論でも証明されているように、ネガティブな発言は、選手のパフォーマンスに対しても比較的ネガティブな影響を与えやすくなるということが示されていることからも、指導者は、せめて試合中などはできるかぎりポジティブな言葉掛けをしていくことが大前提として必須なのではないでしょうか。
まとめ
サッカーと野球の例で、少し文章が長くなりましたが、簡単にまとめると
①プレッシャー下では、選手のパフォーマンスは低下する
→大舞台になればなるほど低下?
②「してはいけない」「するな」の声掛けは、かえってミスの確率を上げてしまう
→できうるかぎり、ポジティブな声掛けを行う(ポジティブなことも伝えて話すなど)
の2点になるかと思います。
また、プレッシャー下でもパフォーマンスを低下させないようにするためには、
1、プレッシャー下で日頃から練習を行う
→何か制約をつけて練習を行うなど
2、プレー中の目の使い方を適切にする
3、いいプレーができると思い込む
→自分のいいプレーの映像を見直す・上手い選手の映像を見る
4、ポジティブな振る舞いをする
→セルフトーク(自分で自分にポジティブな声掛けを行う)⇦本田選手?やってる?
5、成功イメージを利用する
→3と似ている
6、好きな色の道具を使う
→僕自身は大事な試合の時は、好きな色のリストバンドをつけていました。
7、音楽を聴く
→1番有名かな
などのようにあげ始めるとキリがないくらいあり、これら全ては、実際に研究を通して、パフォーマンスを維持するということが示されているので、何か1つでもいいので、実践してみてはいかがでしょうか。
ちなみに僕は最近、大学院に入学し人前で発表などを行う機会がますます増え、元から人前で発表するのは苦手な方であったので、
1、を使ってまずは親しい人など聞いてもらって事前準備したり、
6、のように発表の際に緊張した時に何かいつも使っているものを見て落ち着こうかなと思います。(スポーツとは違いますが、)
また長々となってしまいましたが、ここまでお付き合いいただいた方がいらっしゃいましたらありがとうございます。
学ぶことだらけなので、多少雑かもしれませんが、自分自身のアウトプットの場として今後も活用させて頂こうかなと思いますので、よろしければ次回以降もご覧ください!
次回は、
運動時間から見る一流アスリートとは、努力なのか。才能なのか。
について書いていきたいと思います!
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