青い蝶
二日酔いで目覚めた今朝の夢は
青い蝶が、目の前で一旦止まって羽ばたき
沢山の小さな羽のカケラを落としながら飛んで行った。
わたしはその羽のカケラを、まっくろくろすけを掴むメイのように両手で挟み
「掴んだ〜!でも、手放す!」
と言って、
空に両手を広げて、せっかく掴んだ
小さな羽を放った。
ニコニコしてた。
隣には、大阪に引っ越した友達が居て驚いていた。
幸せになれるものを、掴みたい。
頼りたい。
依存して、支えてもらえたい。
でもそれって自分自身にとって、良いことではないと分かってる。
結局、幸せじゃない。
だから、
掴んだけど、すぐに手放したんだろうな。
夢の中のわたし、ちゃんと知ってた。
何かに寄りかかりながら生きる生き方は、終わり。
青い蝶は、
掴むものではなくって、
幸せを思い出させてくれるもの。
ただ、それだけでいい。
それが嬉しい。