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和泉ゆり Izumi yuri
2022年10月13日 14:51
秋の静けさに包まれた山のなか夜の帳が下り 動物は眠るわたしはひとり、ただそれを感じる灯りの安らぎとからだにまとう、温泉の深いぬくもりだけがこの瞬間の、この星の体温みたいふと立ち上がり、深呼吸夜風が草木をくぐり抜けるすーっとした清涼感のある香りを忍ばせわたしのからだを撫でていくさらふわさらなやみや焦燥感なんてなんてことはないそのままで大丈夫、って